どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?
旅行にトラブルはつきものです。トラベルはトラブル。
私もたくさんの旅行トラブル・ピンチを経験しています。
今回は二人で上海から日本に帰国する飛行機に乗り遅れてしまったトラブルのお話しです。
イロハ「飛行機、遅れることあるよね」
ハルト「うん。よくある」
イロハ「上海万博に行った時、成田発・往路の飛行機が1時間ぐらい遅れたんだよね。中国の航空会社だったよね」
ハルト「中国の航空会社は時間を守らないんだな、とあれで思った。アジア諸国を放浪すると日本ほど時間に正確な国は珍しいということがわかってくるから、バスや電車が時間通りに来なくてもそれが普通だと思うようになるんだ。インドのガンディー空港で、仲間と吐くほどビールを飲んだのも、もとはと言えば飛行機が7時間も遅れたことが原因だもの(笑)」
イロハ「だから復路もどうせ遅れるんだろうと思っていたら……」
ハルト「定刻に出発して、飛行機に乗り遅れちゃった。あれは今までで一番ヤバいと思ったトラブルのひとつだったな。今まで乗り遅れそうになったことはあったけど、本当に乗り遅れたのははじめてだったから」
イロハ「出発2時間前に空港に着いていたのに、航空会社のカウンターは機械の故障とかで一か所しか開いてなくて、ものすごい長蛇の列だったんだよね」
ハルト「上海万博が長蛇の列だったから、中国というのはこういう世界なんだと勝手に思い込んで、渋滞に並ぶのが普通のことだと思っちゃったんだよ」
イロハ「サウジアラビア館、すごい列だったよね」
ハルト「東京ディズニーランドの比じゃないね」
イロハ「飛行機が飛ぶ時間が来てもみんなおとなしく並んでいるから、機械の故障が原因のこの列が解消するまで飛行機は飛ばないのかと思ってそのまま並んでいたら、飛行機が定刻に出ちゃってた」
ハルト「あの時のショックは忘れないよ。2時間以上前に空港に到着しているのに、まさか飛行機に乗り遅れるだなんて」
イロハ「日本だったらあんなことなかったかもね。言葉がわからないから、どういう状況なのか聞けなかったっていうことがあるよね」
ハルト「英語じゃなくて中国語だから」
イロハ「英語だって喋れないじゃん」
ハルト「ハハハ。往路が遅れたから、復路もどうせ遅れると思い込んじゃったんだよね。機会が故障して大渋滞しているという航空会社側に起因する原因があったから、そこはケアするだろうと思ったんだよね。いやあ、本当にマイッタ」
イロハ「そのあと、同じ目に遭った白人さんに便乗して、航空会社のスタッフに猛抗議してたよね」
ハルト「そりゃそうだ。チケット正規料金で買ったらどれだけ高いか知ってる? マラソンの川内優輝がエジプトのマラソンに招待された時、パスポート忘れて飛行機に乗れず、正規料金で行ったら自腹で80万円かかったんだよ」
イロハ「高っ! あの時、どういう抗議をしてたの?」
ハルト「2時間前には空港にいたのに、飛行機に乗れなかったのは、チケットカウンターが機械の故障で1か所しか開いていなかったせいだ。貴社のミステイクだって」
イロハ「すごい交渉力だね」
ハルト「白人が抗議するのを聞いて、同意を示しただけだよ。I think so,too.って」
イロハ「それだけか! でも無料で次の便に振り替えてくれたんだよね」
ハルト「買いなおしにならなくて本当によかったよ。普通、安チケットは便の振り替えがきかないと聞いていたからね。ああいうときはダメ元で大騒ぎすべきだね。勝手に飛行機がチケットカウンターの都合に合わせてくれるなんて思っちゃだめだ。『騒いで誰かに助けてもらえ』『列を無視してでも飛行機に乗り込め』ってことを学んだよね」
イロハ「ときどき『ごめんなさい。私たち、時間がないの』と謝りながら、荷物検査やイミグレの列を無視してグイグイ割り込んでいく人がいるけれど、あれができたらいいのに。私、小心者だから無理。日本人にはキツイよ!」
ハルト「そうならないように準備するけれど、いざとなったらやるしかないだろう。
中国の空港には気をつけなきゃ。人民の数は多いのに、チェックインカウンターの数は他の空港並みだからね。
お行儀よく並んでいちゃダメなこともある。アピールすれば誰かが助けてくれるからアピールしまくろう!」