ドラクエ的な人生

ひろゆき『働き方完全無双』

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経営者、ユーチューバー、論破王、2ちゃんねる管理人。ニコニコ動画。西村博之ひろゆきの本を読んでみた

ここではユーチューバー、論破王、2ちゃんねる管理人として有名な西村博之ひろゆきの『無敵の思考』『働き方完全無双』『1%の努力』三冊を通読したのでその書評をしています。

物語のあらすじを述べることについての私の考えはこちらをご覧ください。

物語のあらすじを紹介することについて
あらすじを読んで面白そうと思ったら、実際に照会している作品を手に取って読んでみてください。ガイドブックを読むだけでなく、実際の、本当の旅をしてください。そのためのイントロダクション・ガイダンスが、私の書評にできたらいいな、と思っています。

私は反あらすじ派です。作品のあらすじ、主題はあんがい単純なものです。要約すればたった数行で作者の言いたかった趣旨は尽きてしまいます。世の中にはたくさんの物語がありますが、主役のキャラクター、ストーリーは違っても、要約した趣旨は同じようなものだったりします。

たいていの物語は、主人公が何かを追いかけるか、何かから逃げる話しですよね? 生まれ、よろこび、苦しみ、死んでいく話のはずです。あらすじは短くすればするほど、どの物語も同じものになってしまいます。だったら何のためにたくさんの物語があるのでしょうか。

あらすじや要約した主題からは何も生まれません。観念的な言葉で語らず、血の通った物語にしたことで、作品は生命を得て、主題以上のものになるのです。

作品のあらすじを知って、それで読んだ気にならないでください。作品の命はそこにはないのです。

人間描写のおもしろさ、つまり小説力があれば、どんなあらすじだって面白く書けるし、それがなければ、どんなあらすじだってつまらない作品にしかなりません。

しかしあらすじ(全体地図)を知った上で、自分がどのあたりにいるのか(現在位置)を確認しつつ読書することを私はオススメしています。

作品のあらすじや主題の紹介は、そのように活用してください。

偉そうに? どうして無名の一般市民が世界史に残る文豪・偉人を上から目線で批評・批判できるのか?
認識とか、発想とかで、人生はそう変わりません。だから相手が世界的文豪でも、しょせんは年下の小僧の書いた認識に対して、おまえはわかってないなあ、と言えてしまうのです。それが年上だということです。涅槃(死。悟りの境地)に近いということなのです。

ひろゆき『無敵の思考』日本にいるだけでイージーモード

ひろゆき『働き方完全無双』

ひろゆき『1%の努力』ゲーム感覚で生きる。ドラクエ的な人生

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ひろゆきは両津勘吉。日本にふたりいたらたいへんだ

「2ちゃんねる訴訟」ひろゆき「賠償金額は払わない」

こちらの記事でひろゆきについて調べたとき、どこかの評論家が「ひろゆきは両津勘吉みたいな男だ。両津勘吉が二人いたらたいへんなように、日本にひろゆきが二人いたらたいへんなことになる」というニュアンスで評していました。これはたいへんな誉め言葉だと思います。おそらくこれ以上の誉め言葉ってなかなかないんじゃないでしょうか。

さて、そんな男がどんな本を書いているのかな?

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このブログの著者が執筆した「なぜ生きるのか? 何のために生きるのか?」を追求した純文学小説です。

「きみが望むならあげるよ。海の底の珊瑚の白い花束を。ぼくのからだの一部だけど、きみが欲しいならあげる。」

「金色の波をすべるあなたは、まるで海に浮かぶ星のよう。夕日を背に浴び、きれいな軌跡をえがいて還ってくるの。夢みるように何度も何度も、波を泳いでわたしのもとへ。」

※本作は小説『ツバサ』の前編部分に相当するものです。

アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。

https://amzn.to/44Marfe

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『働き方 完全無双』を読んでみた。

「個人としてワンチャンを狙いながら幸せを目指す」という戦略の本です。集団の中でうまく立ち回って生きていくというサバイブ本ではありません。だからこの本では「友だち」とか「孤独」というワードは登場しません。それはひろゆきが映画やゲーム好きで基本的に独りで楽しめる人間だからでしょう。

わたしだったら「人は人から意欲をもらうもの。元気がないなら外に出て人からエナジーをもらおう」と書くところですが、本書はむしろ元気のない集団にスポイルされるぐらいなら、そこからはみ出したアウトローになれ、と書いてあります。まあアウトローというかホームレスというかビンボー主義ですが。「コミュニティーからはたくさんの利益を得られる」と書いてありますが、これはプラットフォームビジネスのことであり、人との交流そのものを差していった言葉ではありません。

個人と社会を分けて考えろ。そして個人の幸せをめざせ、という本です。

社会のことは政治家とかもっと別の人が考えることです。社会に抑圧されるぐらいなら「社会のことなんか知ったこっちゃねえ」と自分の権利を主張して個人の幸福な時間を増やせ、とひろゆきは主張しています。「世の中のありよう」を追求するのは政治家など別の人の仕事です。あなたはあなたのことだけ考えていいんですよ。

プライマル・スクリーム(原初からの叫び)

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個人で原子炉がつくれちゃう時代

ひろゆきは人類はあと1000年もたないだろうと予想しています。わたしもウクライナ戦争で同じことを感じました。人類はそのうち滅ぶと思います。

ウクライナ戦争。ロシアがNATOに加入すればいいんだよ

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ベーシックインカム主張の第一人者

ひろゆきはベーシックインカムを主張する論客として知られています。本書にもそのことが書いてあります。「これから停滞します」宣言をして「働かないでだらだら暮らしていく」選択をアリだと考えているためです。ベーシックインカムの代わりに生活保護も老齢年金もなくなります。そして「やりたくない労働」もなくなります。あるのは「やりたい労働」だけになります。個人は好きなことに100%注力できるようになります。

これはこれで幸せなことではありませんか?

わたしは「食欲」のあくなきパワーに注目した「衣食住保証」を提唱しています。ベーシックインカムだと「おいしいもの」が買えてしまいます。そこを改良したものです。

【フードロス】ベーシックインカムに代わる衣食住保証

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著述家が最強説

成功の秘訣は「たまたまそこにいた」ことだそうです。バブル時代の成功者は、経営能力が高かったからではなく、たまたま時代がバブルだったから、という人がほとんどでした。でも「成功哲学」を語っちゃいましたね。バブルがはじけて没落し、恥をかいた人たちです。村西とおるなんかも今考えると完全にバブルの子だったんだなあと思いますね。

本橋信宏『全裸監督』の魅力、あらすじ、評価、感想。アダルトビデオの歴史

新しいことには首をつっこんでおけ。無料ツールはやらなきゃ損だとひろゆきはいいます。そのためには片手を開けておくぐらいの仕事と時間の余裕がないとだめだといいます。

会社を持っていればなんでも経費にできます。著述業をしていれば、経費でおちないものはほとんどありません。海外に旅行したことも、イベントで話したり、ブログや書籍に書いたりするので、旅行代も経費(取材費)になります。すると税金を払う必要がなくなります。……だそうです。

このブログの作者も著述家のはしくれです。ブログや書籍から収入を得ています。それだけで食えてはいませんが、別に食えたら著述家を名乗っていいけれど食えないと著述家と名乗ってはいけないというルールはありません。売れてなくてそれだけで食えなくてもお笑いタレントはお笑いタレントです。

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このブログの著者が執筆した「なぜ生きるのか? 何のために生きるのか?」を追求した純文学小説です。

「きみが望むならあげるよ。海の底の珊瑚の白い花束を。ぼくのからだの一部だけど、きみが欲しいならあげる。」

「金色の波をすべるあなたは、まるで海に浮かぶ星のよう。夕日を背に浴び、きれいな軌跡をえがいて還ってくるの。夢みるように何度も何度も、波を泳いでわたしのもとへ。」

※本作は小説『ツバサ』の前編部分に相当するものです。

アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。

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このブログの著者が執筆した純文学小説です。

「かけがえがないなんてことが、どうして言えるだろう。むしろ、こういうべきだった。その人がどんな生き方をしたかで、まわりの人間の人生が変わる、だから人は替えがきかない、と」

「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」

本作は小説『ツバサ』の後半部分にあたるものです。アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。

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わたくしも、これからは節税対策したいなと思いました。

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このブログの著者が執筆した純文学小説です。

「かけがえがないなんてことが、どうして言えるだろう。むしろ、こういうべきだった。その人がどんな生き方をしたかで、まわりの人間の人生が変わる、だから人は替えがきかない、と」

「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」

本作は小説『ツバサ』の後半部分にあたるものです。アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。

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人間、何かをやり始めることは苦手だが、一度やってしまえば継続するようにできている。

わたしは会社に行くのが苦手でしたが、とにかく必死に行くようにしていました。会社に行くことだけを考えました。行けば何とかなるからです。

●仕事と部活の差はない。

「嫌われる人には嫌われるもんだ」と割り切っていた方が精神的に楽。期待値は下げられるだけ下げておく方が絶対に人生トク。

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放浪哲学。小学生に戻って再び人生を生きなおすことができる。

●海外旅行が好きなのはそこで何者にでもない状態になれるから。

ひろゆきはこういいます。わたしも放浪の旅人としてこの気持ちがよくわかります。言葉がわからず、ものごとのシステムがわからないと、バスに乗るのすら緊張します。現金が使えないシステムだったら支払いに困ってしまいます。イージーモードだった人生が、急にハードモードになります。まるで自分が小学生ぐらいに戻ってしまったかのようです。そしてドラクエ的な冒険がはじまるのです。

ヘルマン・ヘッセ『クヌルプ』放浪の魂の真髄

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笑顔の人は損しない。終始「ニコニコする」ことにしている。

●笑顔の人は損しない。ことばが通じなくても終始「ニコニコする」ことにしている。

とりあえず笑顔でいると何とかなることが多い。

→ わたしはヒッチハイクしたことありませんが、クルマに泊ってもらうためには笑顔が大事だとよく聞きますね。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』ラストシーンの笑顔の謎を解説

●初対面の見た目や態度で損をするのはできれば避けたい。

→ きたない人は車に乗せたくありませんからね。そう考えるとヒッチハイクは人生を鍛えてくれますね。堀江貴文さんがヒッチハイクで修行したことが知られています。

堀江貴文『刑務所なう。』最も自由な奴は、最も不自由な場所にいる!

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日本人は貧しくなっている。

●日本の貯蓄額が0円の世帯は約30% 今すぐ2000万円をもらうか、死ぬ直前にもらうか?

→ ベーシックインカムをひろゆきが主張する論拠の柱に、老齢年金よりも、あたまの柔らかい若いうちから生活支援してくれたほうが、何かを発明したりする人が助かりますよ、ということがあります。

【日本はオワコン】大平洋戦争は、今生きている人の幸せよりも、国の未来を優先して行われた

→GDPではまだ世界三位の日本ですが、ひとりあたりのGDPでは30位前後です。失われた30年によって日本人はそれほどリッチな人たちではなくなっています。海外で王様のように豪遊できた時代は今は昔です。

【富裕層の陰謀論】貧富の差、格差拡大を解消するのは財産税しかない。所得ではなく、財産に課税してはじめて貧富が是正される

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ひろゆきもまたビンボー主義者

●太っていて得することは何もない。一日一食あるいは食べない日もある。無理して食べない方が得をする。

→ お金がなくて食べられないと「お涙頂戴」の悲惨物語ですが、みずから食わないと誰も泣きませんね。見た目は同じなのに。つまりは心の持ちようだということです。

登山ダイエットはありえない。下山するとデブになる謎現象を解説します。

「合法ドーピング」ダイエットサプリメント

ひろゆきは「生活の質をあげない」ことを提唱していて、お金持ちになっても「お金がなくても楽しめること」を工夫して探しているそうです。ひろゆきもまたビンボー主義者です。

太陽とともに起き、日の入りとともに眠る生活

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鼻づまりを脳を騙して解決する方法

鼻をつまんで息を止めて首を前後左右に動かしながら1分以上我慢すると鼻詰まりは治るそうです。酸素不足で鼻を詰まらせている場合じゃないと体を騙すのだそうです。今度、鼻が詰まったら試してみたいと思います。

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ネットでワンチャン当てることを狙う時代

大きな野望は持たずに地方でダラダラ好きなことをやって暮らしながら、ネットでワンチャン当てることを狙う時代だとひろゆきはいいます。

たとえばユーチューバーみたいな人たちのことですね。

ひろゆき「やりたくないことをやらされているという状況が人生において不幸である

ひろゆきは本当に弱者の味方だと思います。おもしろい本ですのでご一読ください。

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