タイ写真集
ここではわたしたちが海外移住するとしたら、第一候補に上がってくるタイのリタイアメントビザについて解説しています
映画「ピクセル」みたいな謎のビルを撮影。謎だったメナム川の正体が実はチャオプラヤー川だった、という記事はこちらをご覧ください。知らんかったよ。
【ヒアリングミス】メコン川は見たことあるが、メナム川を見たことないのはなぜだ?
タイってものすごく船が身近な乗り物なんだよな。日本にいるとほとんど船に乗ることなんてないのに。
三島由紀夫『暁の寺』で有名なワット・アルン。
タイランド「リタイアメントビザ」「ロングステイビザ」の取得条件
日本国籍ビザの場合、ビザなしでタイにステイすることができるのは30日間だけです。しかし「リタイアメントビザ(90日)」「ロングステイビザ(1年)」というものを取得すれば1年間滞在できます。(この記事の内容は2021年末の情報です)
- 満50歳以上
- タイ王国の入国禁止者リストに載っていない
- 過去、日本でタイの治安を脅かすような犯罪歴がない
- タイ王国の特定疾患(ハンセン病・結核・麻薬中毒・象皮病・第三期梅毒)ではない
- 日本国籍もしくは日本に永住権を持つ外国籍の方
- 80万バーツ以上の貯金、または月65,000バーツ以上の年金収入、または貯金及び収入の合計が80万バーツ以上ある方
1バーツが、3.4円として、80万バーツというのは、272万円です。余裕で条件クリアできますね。
申請料金は2000バーツ(約6,800円)。手数料みたいなものです。こちらは支払う必要があります。
タイといえばタイ式マッサージ。暑い中を歩き回って、歩き疲れた足を、冷房の効いた部屋でマッサージしてもらうことほどの快楽がほかにあるでしょうか?
『マッサージ』足裏のプチプチ。ゴリゴリ。クリスタル・デポジット
タイランドエリート(ビザ)の取得条件
リタイアメントビザに対して「タイランドエリート」と呼ばれるビザがあります。ビジネス用です。
タイランドエリート・ビザ取得には、80万バーツ(約272万円)の費用がかかります(こちらは支払う必要があります)。
リタイアメントビザの取得が預貯金額証明書の添付だけで、ビザを買う必要がないのは(手数料のみ)、リタイアビザでは労働することができないからでしょう。リタイア者は、タイという国に対して一方的にお金を払うだけのお客様なので、条件がゆるいわけです。1年間の生活費が担保されていれば「払う一方の生活」ができるから、それを証明するだけでいいというわけですね。非常に良心的です。
タイランドエリートは、タイの銀行に口座を開いて事業が展開できるビザです。最長20年まで長期滞在が可能というものです。タイで起業したい人向けのビザですね。ご隠居組が必要とするビザではありません。
現地の人と結婚という最強のウルトラビザはタイランドでも健在
現地人と結婚するという世界最強のビザは、もちろんタイでも通用します。未婚の方は、タイ人と結婚するというウルトラ技があることは、いちおう知っておきましょう。ジモティと結婚するという技は常に最強ですが……金でどうにかできるものではないのが難点です。誰にでもできることではありません。タイランドエリートよりももっと「選ばれた人」にしか使えないウルトラ・ビザです。とうぜん私も使えません。
ロングステイビザ10年タイプの取得条件
就業できないリタイアメントビザで合計10年のタイ滞在を可能にするノンイミグラントo-xビザ(ロングステイビザ10年)というものがあります。
50歳以上で、タイの銀行口座に300万バーツ(約1020万円)以上の預金がある人が対象です。およそ海外移住を考えているような人で、貯金額が1020万円ない人なんて無謀だと思います。(お金のない人は生活が保護されている日本で暮らすべきです。)
こちらも条件としては厳しくありません。300万バーツを支払ってビザを買うのではなく、あくまでも預貯金があることを証明するだけです。
最初に44,000円を支払って5年間ビザを取得し、その後、10,000バーツ(約34,000円)を払ってさらに5年延長します。合計10年ですね。
ただ……10年住むとなると、もうほとんどタイに骨をうずめるぐらい惚れこんだ人、家を買っちゃうレベルの人たちしか使わないビザではないでしょうか。
放浪の旅人としては、10年も一カ国に暮らすというのはどうなんでしょうか。(尊敬するロバート・ハリスさんディスってすいません。)
わたしだったら、いくらタイが好きでも1年も滞在すればじゅうぶんかな。いわゆる現地駐在員のように平日は仕事をしながらの滞在ではなく、リタイア後の完全フリーな状態での滞在ですから、10年もの歳月は長すぎる気がします。
それだったら、さらに2カ国ぐらい別の国に住んだ方が楽しそう。
タイではまだ仏教が庶民の間に生きている気がします。わたしはワビサビの日本の仏教よりも、ドハデ極彩色のタイの仏教の方が好きですね。どっちみち仏教信者ではありませんが。
水上マーケット。買い物しているのは観光客ばかり。長期滞在者が買い物するところではありません。リタイアビザの滞在者はこういうところには「いかない」ってことです。京都市民が、有料拝観の寺院には基本的に行かないのと同じことです。住むというのは観光客目線とは違うところで生きていくということです。
ブロガー、ユーチューバーは、リタイアメントビザの就業禁止規定に抵触するか?
さきほど、リタイアメントビザの条件があまいのは、就業が禁止されているからだといいました。タイ人の就業機会を奪うことがない、お金を落とす一方のお客様だから、ビザを取得しやすいわけですが、このビザの就業禁止の中に、ブロガー、ユーチューバー、アフィリエイトなどは含まれるのでしょうか?
結論を言うと、べつに現地の人の就業機会を奪うわけではないので、やっても問題ありません。給与をもらう労働というのは、契約を結び、労務を提供をし、その対価として金銭を受け取るという行為です。
ユーチューバーなどは、タイの社会と雇用労働契約を結んでいませんし、対価が入るかどうかも閲覧数しだいで確実なものではないので、労働といえるか微妙なところですし、ビザの就業禁止規定には該当しません。
基本的にアメリカの会社(AmazonやAlphabet=google,YouTube)から日本の口座に入金されるのでタイは経由しないはずですから。
ときどき「タイ専門のユーチューバー」という人がいますが、リタイアメントビザで「タイの情報発信ユーチューバー」になることは可能です。
同様の理由から「投資家」が、ネット証券から投資による配当金を日本の口座から受け取ることも、リタイアメントビザの就業禁止規定には該当しません。不労所得であり、タイ人の仕事を奪うような就業ではないからです。
韓国人がビザなしでタイに滞在できる期間が90日である理由
韓国人がビザなしでタイに滞在できる期間は、90日って知っていますか? なんだかうらやましい気がしますよね。90日もあれば、ビザなしでも十分すぎる滞在を楽しむことができるでしょう。タイはそれほど日本人よりも韓国人にウェルカムなのでしょうか?
ビザなしの滞在期間というのは、国と国との力関係、その国の国民の信頼性などから決まってきます。
それで逆の滞在日数を調べてみました。タイ人がビザなしで日本に滞在できる期間は15日間。タイ人がビザなしで韓国に滞在できる期間は90日間です。
日本人よりも韓国人がビザなしで長期滞在できる理由は、どうやらここに理由がありそうです。
韓国とタイは、お互いに90日間のビザなし滞在を許している「対等」な関係です。それに対してタイは日本に対して「対等」な15日の2倍の30日というビザなし滞在日数をくれています。
不平等な条件を受けいれてもらっているわけですから。30日でもありがたいことだと満足しなければならないでしょう。
もしも韓国のように90日のビザなし滞在期間を日本人がタイに望むのならば、タイ人の日本へのビザなし滞在期間を日本国が延長しなければなりますまい。それが外交ってものです。
海外義務教育。ソウル日本人学校の偏差値、進路。教員になる方法と給料体系
バンコクにもある巨大な中華街
このねっちょりしたもち米がおいしくて、滞在中、ずっと食べてました。
ずっと日本にいる人は「お米=日本」と思っていますが、決してそんなことはありません。
ゾウに乗る。エレファント・ライド
ウチのヨメは、乗り物にはぜんぜん興味を示しません。わたしは飛行機そのものが大好きですが、ヨメは海外旅行は好きでも飛行機は別に好きではないようです。「男の子は乗り物が大好き」だからかなあ、と思っていました。
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飛行機でファーストクラス、ビジネスクラスを選ぶべきでない理由
しかしなぜか動物には乗りたがるから不思議です。
チェンマイでゾウに乗って満足したかと思ったら、今はウマに乗りたいとわめいています。
なんでそんなに動物に乗りたいのよ? マシンな乗り物には興味ないくせに!?
「金くれ」と鼻をのばすゾウ。目的はそれか!!
入浴するゾウ。ギボヂイイ!!
アジアゾウはアフリカゾウと違って飼い慣らすことができる。ラクダは股が避けるかと思いましたが、ゾウは椅子がしっかりしていて快適でした。
何を祈る? 死後の冥福?
イケメン過ぎて修行できなかったお坊様。みずから太って女を遠ざける
イケメンすぎて女が放っておかず、修行のさまたけになったため、わざと太ってブザイクになって修行にまい進したという僧侶です。Tan Pra Maha Kajjanaさん。日本では聞いたことのないタイプのお坊様ですね。
リタイアメントビザは自分で取得することができるか? その方法
ここでは1年間のリタイアメントビザを自力で取得できるか考えます。
①タイ資本の銀行に80万バーツ以上を預金する。
②さいしょに三カ月のビザをもらう。
③三カ月経過後、1年分のビザを発給してもらう。
②のビザをもらうために、申請書と経歴書を英語で書く必要があります。申請書を見ましたが、出入国カードレベルのものでしたから、旅慣れた人ならば自力で申請できるでしょう。
日本タイ大使館・領事館が近くにある人は、そこで聞くという手がもっとも確実です。
お金を払えば、代理店に頼むという手もあります。
カオニャオ・マムアン(マンゴーともち米) 。マンゴーが手に入らないので日本では食べられませんが、タイでは屋台レベルで日常的に食べられます。
安宿。30日ぐらいなら安宿で過ごす手もギリギリ使えます。
日本でアパート暮らしの人が1年間外国で暮らすならば、日本の家具はレンタル倉庫にあずけてアパートは引き払ってしまった方が安く上がるでしょう。
宿も長期滞在用アパートを借りた方がいいと思います。三セットのパンツやシャツを毎晩手洗いする生活を1年続けるのは辛いのでは?
さあ。リタイアメントビザを取得して旅立ちましょう。
南国タイがあなたを待っている!!