記録映画『東京オリンピック』。はだしのアベベと円谷幸吉。裸足のランナー考

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記録映画『東京オリンピック』。アマゾンプライムで視聴

先日、アマゾンプライムを見ていたら『東京オリンピック』という映画をやっていました。有名な市川崑さんが総監督している1964年東京オリンピックの記録映画です。詩人の谷川俊太郎さんが脚本に協力しています。アスリートの映像にナレーションがかぶさるのでそれを書かれたのでしょう。

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雑誌『ランナーズ』のライターが語るマラソンの新メソッド。ランニングフォームをつくるための脳内イメージ・言葉によって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。

(本文より)

【入力ワード】写真からランニングフォームを学ぼうとする人が多いので注意喚起したいと思います。写真からフォームを学ぶのはお勧めできません。写真というのは瞬間を切り取ったものなので、間違った解釈をする可能性があるからです。「振り上げた脚」(往路)なのか「戻ってきた脚」(復路)なのか、写真ではわかりません。大地を蹴ったように見えている脚が本当に大地を蹴っているのか、大地を蹴ったように見えているだけなのか、写真からはよくわからないからです。写真で振り上げた膝の高さを見て「ふむふむ、膝はここまで上げるのか」と思い込んでマネするのもよくありません。慣性の法則で結果として脚がそこまで上がっているだけで、実際のランナーの意識としてはそこまで上げようとしていないかもしれません。「結果としてのフォーム」と「ランナー本人の走るときのフォーム意識(入力ワード)」は、必ずしも同じではないのです。

【腹圧をかける走法】そもそも息をするのは、酸素を吸うためです。吐くことよりも、吸うことに意識をおくほうが自然な発想です。肺の中に残っている空気(残気量)は、どうせゼロにはできないのです。吐き切るという努力は、動かない壁を押すような無駄な努力です。そこに力を割くべきではありません。持ち上がらないバーベルを無理やり持ち上げようと喘ぐと、余計に息が苦しくなってしまいます。楽に息するのとは真逆のことです。それよりも思いっきり吸うことです。そのための走法が腹圧をかける走法です。肺を絞って痩せた人のように走るのではなく、腹はたるんたるんと力を抜いてだらしなく腹が太った人のように走ります。そもそも重力は下向きなのだから、横隔膜を下げることは理にかなったことです。それに対して、吐き切ることを意識すると、重力に逆らって横隔膜を持ち上げながら肺を絞らなければなりません。どちらが楽にできると思いますか?

【ストライド走法】ピッチ走法には大問題があります。実は、苦しくなった時、ピッチを維持する最も効果的な方法はストライドを狭めることです。高速ピッチを刻むというのは、時としてストライドを犠牲にして成立しているのです。

【踵落としを効果的に決める走法】私はカラテ素人ですが、サブスリーランナーとして、すくなくとも「踵落とし」を無力化する方法をすぐに思いつくことができます。答えはカンタン。攻撃側が踵を振り上げて止まったポイント(これを上死点といいます)に、自ら打撃ポイント(脳天など)を近づけていくことです。上死点では運動エネルギーがゼロになっているために、破壊力もゼロです。上死点から距離をとらないことで「踵落とし」というキックを無力化できます。
ストライドを稼ぎたいあまりに、未熟ランナーほど振り出した前足が最も伸びきったところで着地してしまうのです。つまり「膝が伸びきったまま」「踵から着地」してしまうのです。これは「踵落とし」の運動エネルギーがゼロになっている上死点で着地してしまっているのと同じことです。これでは速く走ることはできません。

言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化して速く走れるようになる新理論の書。言葉による走法革命。とくに走法が未熟な市民ランナーであればあるほど効果的です。本書はあなたのランニングを進化させ、市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」「ハサミは両方に開かれる走法」「腹圧をかける走法」
マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」
究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
●【肉体宣言】生きていることのよろこびは身体をつかうことにこそある。

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レニ・リーフェンシュタール監督がベルリンオリンピックを撮影した『民族の祭典』『オリンピア』に触発された作品だと思います。

映画は1964年の東京オリンピックの記録としてつくられたものですが、それ以外にも、面白いシーンがたくさんありました。

まず東京のスモッグが凄いことに驚きました。いちおう背景として当時の東京の世相も記録されているのです。私はPM2.5で視界が曇る北京を訪問したことがありますが、あれを思い出しました。東京って1964年にくらべると、だいぶ空気がきれいになったんですね。文明が進むほど空気は汚れていくものかと思い込んでいたけれど、どうやらそうでもないようです。

川などにゴミをポイ捨てするのも昔の日本人にはあたりまえだったみたいです。隅田川などはごみが大量に浮かぶ汚い川だったようです。アジアだなあ、と思いますね。チャオプラヤー川とか、トンレサップ湖とか、水辺には必ずゴミが浮いています。あれを思い出しました。

上海万博ではごみをそこら中に捨てる中国人たちに辟易しました(パビリオン前の行列で野ぐそした少女がいました)が、昔の日本も同じだったようです。北朝鮮が「将軍様マンセー」とやっていますが、戦時中の日本も「天皇陛下バンザーイ」と同じことをやっていたのです。

それをオリンピック開催で世界中から人が来るから、笑われないようにしようと官民一体で民度を上げる運動をした結果、今の日本人の姿ができあがったというわけでした。

そう考えるとアジアの人たちも、やがては今の日本のようにキッチリした感じになっていくのでしょうか。

私はそれでは面白くないと考えて、逆に日本がアジアのようなゆるい感じになるように運動しているのですが……

ストリートがステージ・世界の路上生活者・オンザロード写真集

※※※YouTube動画はじめました※※※

書籍『市民ランナーという走り方(マラソンサブスリー・グランドスラム養成講座)』の内容をYouTubeにて公開しています。言葉のイメージ喚起力でランニングフォームを最適化して、同じ練習量でも速く走れるようになるランニング新メソッドについて解説しています。気に入っていただけましたら、チャンネル登録をお願いします。

世界名作文学紹介チャンネル
オピニオン系ブログ『ドラクエ的な人生』のYouTube出張局です。背景動画は姉妹サイト『車泊でGO!!』の動画を使っています。興味をもたれた方はそちらもご覧ください。※当チャンネルは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサ...
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はだしのアベベ・ビキラ。マラソンの神様

ヘルシンキのランナーといえばエミール・ザトペック

記録映画『東京オリンピック』には、いろいろな選手が登場しました。回転レシーブで有名な東洋の魔女と大松監督も、もちろん登場します。

しかし私としてはもっとも興味があるのはバレーボールではなくマラソンです。

1964年の東京マラソン、優勝したのはアベベ・ビキラ。いわゆる「裸足のアベベ」です。

4年前のローマオリンピックのマラソンを裸足で走って優勝。裸足の王者として知られていました。

サッカーにおける神がペレなら、野球における神がベーブルースなら、マラソンにおける神はエチオピアのアベベ・ビキラではないでしょうか。

ローマオリンピックは9月にあったそうです。ローマの夏がどれだけ暑いか知っていますか?

汗がだくだく出ます。メチャクチャ暑いですよ。

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アスファルトを裸足で走ることの問題点。夏は焼けた鉄板の上を走るようなもの

ところでアスファルトの上を裸足で走ったことありますか?

私はあります。『BORN TO RUN』の影響でときどき裸足で走ります。

裸足で走ることにはいくつか問題があります。

足の裏には繊細な感覚器官があります。それが痛いと感じなくなるまで走る刺激に慣れ切っている必要があります。足の裏の皮が厚くなければなりません。柔らかい皮では足裏の皮膚がボロボロになってしまいます。

まだあります。ガラスの破片のような危険物がないか、よく路面を確認しながら走らなければなりません。いくら足裏の皮が厚くなっても、ガラスの破片を踏んだら、レース続行は不可能です。

裸足のランニング。注意点はまだあります。

真夏のランニングでは、アスファルトが焼けた鉄板のようになっています。真夏のアスファルトの裸足ランニングでは、痛みではなく、路面の熱さで走れなくなるのです。

痛いのではありません。熱いのです。温度を感じる神経と、痛みを感じる神経はどうやら別のようです。

このように裸足で走ることは靴を履いて走ることにくらべて圧倒的に不利なのですが、その条件でオリンピックで勝ってしまうところがアベベの偉大なところです。

集中して走る姿から、走る哲学者とも呼ばれました。

偉大なマラソンの神様です。

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走る哲学者アベベの勇姿。円谷幸吉の勇姿。君原健二

偉大なアベベが走る姿が記録映画『東京オリンピック』では見ることができます。残念ながら東京では靴を履いて走っていますが、圧倒的な存在感で首位を独走して、優勝しました。

もうひとり。日本のマラソンランナーにとって忘れられない人が『東京オリンピック』には登場します。

もちろん円谷幸吉です。食べ物のことばかり書いた遺書を残して剃刀で頸動脈を切って自殺したことで今では有名です。死して英雄となった円谷ですが、映画の公開は1964年。まだ彼の運命を知る者は誰もいません。

それでも競技場に入るまでは銀メダルで、円谷の前にはマラソンの神様アベベしかいないという状況に、日本人は英雄を見て、熱狂しました。

競技場で白人選手に抜かれて銀メダルが銅メダルになってしまったところも、判官贔屓の日本人から激励が集まったことでしょう。

「次はアベベに勝つ」

円谷は国民の前でそう言わされてしまいました。

しかし4年後の1968年。メキシコオリンピックの年、円谷は「疲れ切ってしまってもう走れません」と自殺するのです。

そのメキシコオリンピックで円谷の遺志を継いだように銀メダルを獲得する君原健二も東京オリンピックでは8位でゴールに駆けこんでいます。

円谷は、ゴッホのように死して永遠になった人だと思っていました。

記録映画『東京オリンピック』では、円谷はまだ本当の意味でヒーローになる前でしたが、競技場で抜かれるというセンセーショナルな負け方をしたため、その後の展開を知っている私たちにとっては、ひじょうに見ごたえがあるシーンになっています。

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(本文より)

【入力ワード】写真からランニングフォームを学ぼうとする人が多いので注意喚起したいと思います。写真からフォームを学ぶのはお勧めできません。写真というのは瞬間を切り取ったものなので、間違った解釈をする可能性があるからです。「振り上げた脚」(往路)なのか「戻ってきた脚」(復路)なのか、写真ではわかりません。大地を蹴ったように見えている脚が本当に大地を蹴っているのか、大地を蹴ったように見えているだけなのか、写真からはよくわからないからです。写真で振り上げた膝の高さを見て「ふむふむ、膝はここまで上げるのか」と思い込んでマネするのもよくありません。慣性の法則で結果として脚がそこまで上がっているだけで、実際のランナーの意識としてはそこまで上げようとしていないかもしれません。「結果としてのフォーム」と「ランナー本人の走るときのフォーム意識(入力ワード)」は、必ずしも同じではないのです。

【腹圧をかける走法】そもそも息をするのは、酸素を吸うためです。吐くことよりも、吸うことに意識をおくほうが自然な発想です。肺の中に残っている空気(残気量)は、どうせゼロにはできないのです。吐き切るという努力は、動かない壁を押すような無駄な努力です。そこに力を割くべきではありません。持ち上がらないバーベルを無理やり持ち上げようと喘ぐと、余計に息が苦しくなってしまいます。楽に息するのとは真逆のことです。それよりも思いっきり吸うことです。そのための走法が腹圧をかける走法です。肺を絞って痩せた人のように走るのではなく、腹はたるんたるんと力を抜いてだらしなく腹が太った人のように走ります。そもそも重力は下向きなのだから、横隔膜を下げることは理にかなったことです。それに対して、吐き切ることを意識すると、重力に逆らって横隔膜を持ち上げながら肺を絞らなければなりません。どちらが楽にできると思いますか?

【ストライド走法】ピッチ走法には大問題があります。実は、苦しくなった時、ピッチを維持する最も効果的な方法はストライドを狭めることです。高速ピッチを刻むというのは、時としてストライドを犠牲にして成立しているのです。

【踵落としを効果的に決める走法】私はカラテ素人ですが、サブスリーランナーとして、すくなくとも「踵落とし」を無力化する方法をすぐに思いつくことができます。答えはカンタン。攻撃側が踵を振り上げて止まったポイント(これを上死点といいます)に、自ら打撃ポイント(脳天など)を近づけていくことです。上死点では運動エネルギーがゼロになっているために、破壊力もゼロです。上死点から距離をとらないことで「踵落とし」というキックを無力化できます。
ストライドを稼ぎたいあまりに、未熟ランナーほど振り出した前足が最も伸びきったところで着地してしまうのです。つまり「膝が伸びきったまま」「踵から着地」してしまうのです。これは「踵落とし」の運動エネルギーがゼロになっている上死点で着地してしまっているのと同じことです。これでは速く走ることはできません。

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