ヒッピー文化は滅んだが、断捨離、アウトドア、バックパッカーのルーツ・ご先祖さまなのだ

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ヒッピー文化は断捨離、アウトドアのご先祖様

わたしは「ヒッピー」という言葉に反応する人間です。

ヒッピー文化というものは1960年代後半にアメリカで興隆したラブ&ピースな文化です。

このヒッピー文化について調べるほど、いろいろな事柄にぶち当たります。

今でいう断捨離、アウトドアのご先祖様もこのピッピー文化だといえるでしょう。

ヒッピー・バイク映画の最高傑作『イージー・ライダー』ワイルドにトリップする映画

ウォールデン・森の生活

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国家、戦争、管理社会、伝統……スクエアへのカウンターカルチャーとして誕生した。フラワームーブメント。ビートニク。

またヒッピー文化を研究すると「フラワームーブメント」とか「ビート文学(ビートニク)」といった言葉に突き当たります。

荒野のおおかみ。ステッペン・ウルフ

ヒッピーの誕生にはベトナム戦争が大きく関係しています。

なんでベトナムはアメリカにジャングルで勝って、日本軍は南太平洋の密林で負けたのか?

いわゆるラブ&ピースというピースというのはベトナム戦争に対するアンチテーゼであり、国家の行う戦争へのカウンターカルチャーであったのです。「武器ではなく花を」をスローガンとしたことから、ヒッピーはフラワーチルドレンとも呼ばれました。だからヒッピー文化のことをフラワームーブメントと呼ぶことがあります。どちらも同じものなんですね。ヒッピーたちは自分たちのことをフリークと呼んでいたそうです。対岸の人たちのことはスクエアと呼んでしました。四角四面な奴らということでしょう。

ロバート・ハリス『エグザイルス』

また、ビートニクというのは、ビート・ジェネレーションのことです。ビート・ジェネレーションはヒッピーたちより一世代前になりますが、掲げた理想・主義は物質主義の否定、東洋哲学、性の解放、マインドドラッグによる覚醒など、ヒッピーたちとほぼ同じものです。「ほぼ同じもの」と考えてもいいでしょう。ビートニクのアイコンが文学(たとえばジャック・ケルアック)だったのに対して、ヒッピーは音楽(たとえばボブ・ディラン)だったという違いがあります。

ザ・ダルマ・バムズ(禅ヒッピー)。生きる意味をもとめてさまよう

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ビートたけしのビートはビートニクと関係あるのか?

さて、ビートといえば「ビートたけし」ですね?

『あの夏いちばん静かな海』キタノブルーの原点

たけしのビートはビートニクと関係あるのでしょうか? あるとすれば彼もまたヒッピーに郷愁があるということになりそうです。

調べてみるとビートたけしのビートはジャズ(音楽)のビートから来ているようです。

ときどき映画などで「オフビートな魅力」と言ったりするオフビートのビートもジャズのビートが由来です。「オフビートな映画」ってどんな映画でしょうか? 確立された側に立って戦ってもおもしろくないぜ。叛逆のアウトロー側に立って戦おうぜ。でも最後にはスクエアに負けてしまう、というような映画のことです。このスタイルは最後は負けざるを得ません。勝ってしまったら、自分がメインストリームとなり、The other side のカウンター文化ではなくなってしまうからです。

ビートニクのビートもジャズのビートが由来。とすると、ジャズ文化が大きく背後にあるともいえるでしょう。

書評『青年は荒野をめざす』

白人文化に対する黒人文化のスピリットの発露という意味でジャズは、やはりアンチテーゼ、カウンターカルチャーでした。

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放浪の旅人、バックパッカー、路上文化もヒッピー文化の遺産のひとつ

さて、放浪の旅人、バックパッカーもヒッピー文化の遺産のひとつです。デタム、カオサン、ガトマンズ、ゴア、カブールなどの伝統的なバックパッカーの聖地というのは、たいてい昔ヒッピーたちの聖地だったところです。ヒッピーたちがインドなどをめざしたヒッピートレイルにそって安宿街が誕生しました。そこはドルが流通し、お金がなくても路上で楽しめる場所であり、ドラッグが手に入る場所でした。

またジャック・ケルアックの象徴的な小説のタイトルが『路上』だったことから、今でいうレイヴ・パーティーのような夜通しアウトドアで踊り狂うイベントのようなものもヒッピー文化の末裔だといっていいでしょう。

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ヒッピー文化は負けたが、すべてが無駄だったわけではない。

ヒッピー文化は敗北しました。でもわたしの人生を変える力はありました。

『イージー・ライダー』でキャプテン・アメリカが猟銃に吹っ飛ばされたように、スクエアにヒッピーたちは負けてしまったのですが、すべてが消え去ったわけではありませんでした。

その魂は今でも世界の各地に残っています。

わたしのように影響を受けたものが、そのスピリッツを次世代につたえていけばいいのです。

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サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

アリクラハルト。物書き。新狩猟採集民族、遊民主義の提唱者。心の放浪者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。

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アリクラハルト。物書き。新狩猟採集民族、遊民主義の提唱者。心の放浪者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。
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このブログ著者の小説『ツバサ』
小説『ツバサ』
主人公ツバサは劇団の役者です。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」
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