このページでは平成が令和に変わる平成31年4月26日から令和元年5月6日にかけてのゴールデンウィークに桜前線を追いかけて東北地方桜旅を車中泊大遠征10泊11日した時の記録をまとめたものです。
(結論)「桜前線なんてものはテレビの中にしか存在しない」
みなさんもこの記事で同じ体感をしてもらえたらと思い、たくさんの桜写真をアップしています。また、車中泊の長期遠征というものがどういうものなのか。参考になればと思っています。
読んでいただきたいネタは、
・ゴールデンウィークの大渋滞に巻き込まれない方法
・上杉謙信の関東遠征に雑兵が従ったのは豪雪・避寒のため(新説)
・五能線ミステリー。お岩木山は二度あらわれる。
・三内丸山縄文遺跡は世界遺産間違いなし。
・玉川温泉はもっと世界的に有名な場所になることができる。
などでございます。
さあ、出発しましょう。忘れ物はありませんか?
ドライブ旅行にJAFカードのすすめ
秋田市では、ドーミーイン秋田がホテルに併設している温泉「中通温泉こまちの湯」に入りました。
ここでもJAFカードの割引が使えました。
おそるべしJAFカード。
この旅、何度目の割引であろうか。
「白瀬南極探検隊記念館」でも使えた。
この車中泊ドライブ旅行の間、美術館や博物館など至る所で、JAFカード割引が使えた。
JAFカードは車中泊の旅にものすごく使えるカードである。
車中泊賊にはいざという時に対応も含めてJAF加入をオススメしたい。
2人で200円の割引でも、施設利用の度に200円のお得となれば、年会費などあっという間に回収できてしまう。
われら車中泊賊ならば、確実に元が取れるカードです。
さて、本日も日本海そばの道の駅「道の駅あきた港」の駐車場にて宿泊です。
おやすみなさい。
桜を追いかけて車中泊大遠征4日目。平成31年4月29日(月)
道の駅あきた港はポートタワーもあり、なんとなく千葉港に似ていて安心して眠ることができました。
早朝5時半には一切の痕跡を残さずに次の目的地へと出発します。
男鹿半島。赤神神社・五社堂。
男鹿半島に向かいます。
鳥海山あたりの国道7号から島に見えたのが男鹿半島でした。
半島っていうのは海岸道路から見るとリアルに「島」に見えるものなのですね。
地図で島の名前を探してしまった(汗)
さて本日の朝散歩は「赤神神社・五社堂」です。慈覚大師・円仁さんが創建した寺社だということである。
円仁さんというのはこの「桜を追いかけてゴールデンウィーク車中泊東北大遠征」にたびたび登場してくる人物である。
恐山も、山寺・立石寺も、薬研温泉かっぱの湯も、この赤神神社・五社堂も、創建の逸話に出てくるのは円仁さんである。
大師というからには仏者のはずだが、神社を創建して違和感ないのがいかにも日本だよね。
「赤神神社・五社堂」が修験道の霊山だったのは出羽三山と同じである。もともとは修験道なのだ。五社堂はそのシンボルである。
五社堂へと向かう階段には伝説がある。
「なまはげ」の原型である鬼がこの山から里に降りてきて村人たちに乱暴狼藉を働いていたというのだ。
「一晩に千段の石段を作れたら娘を差し出す、できなければ去れ」という賭けをしたところ鬼神の力で階段が完成しそうになったので、村人の一人がニワトリの鳴きまねをして騙して去らせたという鬼伝説である。
五社堂への階段は鬼が作ったというのである。そんな伝説を知りながら歩くと階段を登るのも楽しい。空気は澄んでいて、まだ誰もいない。
朝の散歩は最高である。
日本昔ばなし『赤神と黒神』。大切なのは勝つことではなく心を掴むこと
また日本昔ばなし「赤神と黒神」の赤神は当地の神様だという。
私が幼い頃に聞いたたくさんの日本昔話しの中でも忘れられない物語のひとつである。その物語と偶然、再会することになろうとは。
知らない人のために「赤神と黒神」のお話のあらすじです。
「美しい女神」に惚れた「赤神」と「黒神」が女神の愛をめぐって決闘する。
「赤神は笛を吹きならす痩せた美青年」。「黒神は髭面マッチョ&ワイルドな大男」である。
正々堂々の男の決闘は、黒神が勝利して雄たけびをあげる。
しかし女神は傷つき敗れた赤髪を選ぶのだ。
男の勝負に勝ったはずの黒神は恋に破れ、敗者のように去っていく……。
そんな話であった。もちろん私は自分の気持ちを黒神に投影して同情したのである。
だから『赤神と黒神』が忘れられない昔ばなしとして記憶されているのだ。
世の中、モテる奴が最強なんだな、と子供の私は思ったものである。
その後、生きていく中で「赤神と黒神」のような話しには、たくさん出会った。
勉強ができるよりも、出世するよりも、女にモテる方がいい。ひらたく言えばそういうことである。
みなさんもそういう経験があるんじゃないかと思う。
一流大学を出て女にフラれるよりも、三流大学出でもいいから好きな女に好かれた方がいい。
これが世の中の真理だと思う。しかし決してこういうことは学校では教えてくれない。
その幼い私の心を釘付けにした物語「赤神と黒神」の赤神が男鹿の赤神神社の神だというのである。
なんという再会。ちなみに黒神は竜飛崎の神、女神は十和田湖の女神なのだという。
私のこの「桜を追いかけて車中泊・東北大遠征」では今後、竜飛崎に行った後、大間崎から十和田湖へと戻ってくる予定なのだ。
「桜を追いかけて車中泊・東北大遠征」は別名「赤神と黒神」をたどる旅になりそうである。
※※桜前線を追いかけて! 車中泊GW東北地方大遠征の旅はこちらから※※