このページでは平成が令和に変わる平成31年4月26日から令和元年5月6日にかけてのゴールデンウィークに桜前線を追いかけて東北地方桜旅を車中泊大遠征10泊11日した時の記録をまとめたものです。
(結論)「桜前線なんてものはテレビの中にしか存在しない」
みなさんもこの記事で同じ体感をしてもらえたらと思い、たくさんの桜写真をアップしています。また、車中泊の長期遠征というものがどういうものなのか。参考になればと思っています。
読んでいただきたいネタは、
・ゴールデンウィークの大渋滞に巻き込まれない方法
・上杉謙信の関東遠征に雑兵が従ったのは豪雪・避寒のため(新説)
・五能線ミステリー。お岩木山は二度あらわれる。
・三内丸山縄文遺跡は世界遺産間違いなし。
・玉川温泉はもっと世界的に有名な場所になることができる。
などでございます。
さあ、出発しましょう。忘れ物はありませんか?
五所川原。立佞武多の館
五能線に沿って101号を北上し、五所川原に向かいます。
五所川原といえば立佞武多が有名です。
かつて私はお祭りを一回、立佞武多の館を一回見ていますが、もう3年以上前になります。
私が見たお祭りには、鹿島神宮ゆかりのタケミカヅチの神が大鯰を抑え込んでいる山車でした。
もちろん東北大震災の地震を封じるという祈りが込められたものです。
山車は3年ごとに解体してしまうので、現在の山車はすべてはじめて見るものになります。
でかい!!
ひさしぶりに見ましたが、とにかくでかい。大迫力です。
美女は歌舞伎の始祖、出雲阿国だということです。
昨年のGW車中泊の旅では出雲地方に遠征して出雲阿国のお墓参りをしてきたところです。
阿国さんとは1年ぶりの再会です。
歴史に名前を残した人です。
お墓は多くの芸能人が舞台などの成功を祈願して参拝していました。
なにせ世界に冠たる歌舞伎の始祖ですから。
歌舞伎と芸能は切っても切れない関係にあります。
青森のねぶたも同様ですが、このような山車や浮世絵には『神功皇后の三韓征伐』みたいなテーマが平気な顔して登場してきます。
お化けの浮世絵なども児雷也とか佐倉宗吾とかお岩さんが何の説明もなく描かれているのです。
神武天皇の金鵄とか、坂田の金太郎のお化け鯉退治とか、山車を楽しむためには能や歌舞伎や浮世絵や日本神話の知識が必要です。
とくに日本人にとって歌舞伎、能というのは一種の教養として知っておいた方がいい。
でないとお祭りが楽しめません。
展示館の裏には、今年の夏に出陣する予定の立佞武多が鋭意製作中でした。
作業しているのは五所川原市の職員とのこと。
といっても山車職人を市が雇ったという意味だと思います。
職人も生活が安定するし、五所川原市にとっても立佞武多は市の最大の売りなのだから、とてもいい採用システムだと思います。
ナイロンが多く含まれていて破れにくい特殊な立佞武多用の和紙は、体験で貼ることができます。
私たちも貼らせていただきました。
立佞武多は大きすぎて、部品を張っているときには全体像がわかり難いのですが、職員の方が和紙を貼った場所は「ここです」と教えてくれます。
「紙貼り証明書」なるものをいただきました。2019年新作立佞武多「かぐや」のすそを貼ったのは私たちです。この山車が出陣する2019~2021年の間に立佞武多祭りを見に来ないわけにはいかなくなりました。そのときもまた車中泊で来ます。
ヤッテマレー! ヤッテマレー!
※※桜前線を追いかけて! 車中泊GW東北地方大遠征の旅はこちらから※※