このページでは平成が令和に変わる平成31年4月26日から令和元年5月6日にかけてのゴールデンウィークに桜前線を追いかけて東北地方桜旅を車中泊大遠征10泊11日した時の記録をまとめたものです。
(結論)「桜前線なんてものはテレビの中にしか存在しない」
みなさんもこの記事で同じ体感をしてもらえたらと思い、たくさんの桜写真をアップしています。また、車中泊の長期遠征というものがどういうものなのか。参考になればと思っています。
読んでいただきたいネタは、
・ゴールデンウィークの大渋滞に巻き込まれない方法
・上杉謙信の関東遠征に雑兵が従ったのは豪雪・避寒のため(新説)
・五能線ミステリー。お岩木山は二度あらわれる。
・三内丸山縄文遺跡は世界遺産間違いなし。
・玉川温泉はもっと世界的に有名な場所になることができる。
などでございます。
さあ、出発しましょう。忘れ物はありませんか?
趣味は地方空港めぐり(観光)
いろんな人がいて、いろんな趣味がある。
でも人間なんて似通っていて、同じ趣味を持っている人は結構いる。
たとえば囲碁が趣味で身近に誰もそんな人はいなくても、全国探せばそれなりの同好の士がいるはずだ。
私の趣味のランニングは今や空前の大ブームだし、海外放浪バックパック旅行も同好の士はいくらでもいる。
実際、「同好の士」はほとんどいないと思う、という趣味を持っている人はあまりいないのではないだろうか。
私の場合はひとつそれがある。それは「地方空港めぐり」である。
飛び立つ用がなくても地方空港があったらぜひ立ち寄りたい。
山形空港のそばを通ったので、寄ることにした。
旅の前半、庄内空港は全日空ANA発着であった。
法令を詳しく調べたことはないが、地方空港は明らかに二大巨頭が棲み分けして生息している。
最高に幸せなことに残念ながら私の最寄りの空港は成田空港なので、そう簡単に寄ることが出来ないのだ。
セキュリティは厳しいし、駐車場は有料だ。
地方空港の何が好きなのか? なんといっても空港の持つ旅情が好きなのだ。
地方空港の駐車場は無料で止められるし、ノーチェックで入れるし、地元の名産を売る売店がある。
トイレもあるし、観光案内パンフレットもあるし、Wi-Fiも入る。そして旅客がいる。
旅情を誘う空港が大好きだ。
気軽に立ち寄れる地方空港が大好きだ。
自分がいつも外国でやっていることをホストカントリーの側から眺めるのも面白い。
旅人は空港で寝れるようになって一人前だと思う。
将棋の天童。写真不可なのは何でだろう?
天童市は伝統工芸品として将棋の駒の生産が日本の9割を超えるという将棋の町である。
町のいたるところに将棋っぽいものがある。
人間が将棋の駒に扮した「人間将棋」が行われることで有名であるが、4月下旬に桜まつりと同時期開催であり、残念ながらもう終わっていた。
千葉を出発し、青森で満開だった桜前線を下北半島で追い越して蕾を眺め、再び桜前線をくぐりぬけて「桜は終わり」地帯に戻ってきたというわけである。
超大型ゴールデンウィークの真っ最中だというのに観光客はほとんどいない。
将棋で町おこしなんて無理なんじゃないか? そこに天童市将棋資料館というところがあった。
中に入ってみると、わずかに観光客がいる。
将棋会館の中の展示は面白かったのだが「写真撮影禁止」。
どうして写真撮影禁止なんだろう。
著名な絵画がストロボで痛むから写真禁止というのなら理解できるが、木製の将棋盤の撮影がどうしてダメなのかさっぱりわからない。
特定のマスコミにだけ許可して撮影料を取るためか?
たいへんな混雑のため写真撮影が観覧の邪魔になるというから禁止というのなら理解できるが、超大型ゴールデンウィーク10連休の真っ盛りだというのに、観光客なんてほとんどいないのだ。
おれのようなブログやインスタグラムに写真を投稿してもらって情報が拡散してこそ観光客が集まるというのにどうして写真撮影禁止なのだろうか。さっぱりその意図がわからない。
私の興味をそそったのは、泰将棋という駒の種類93種類というスケールを大きくした将棋である。
駒に「猛鷲」とか「鳳凰」とか「毒蛇」とか「白象」とか、ゲーマーのファンタジー心をくすぐる駒の名前がついている。
現行将棋でも、強い駒は「龍王」とか「龍馬」などいかにも強そうな名前がついているが、この泰将棋の「臥龍」とか「麒麟」とか「金鹿」とか「古猿」はどんな動きをするのであろうか?
三国志のゲームみたいなもんだ。たとえれば呂布や関羽は凄く動き回れる強い駒だけれど、華雄や夏侯淵は動き回れない弱い駒。そんな気がして面白い。
「鳳凰」なんてチェスのクイーンぐらいの動きをしそうな名前だもんな。
ほら、写真がないから拡散力が弱いでしょうが。写真撮ってブログにアップしてもらった方が絶対集客できるんだから。写真禁止なんて何かおかしい。禁止にする理由がわからん。
台湾の太魯閣渓谷で、中国人、韓国人、日本人の混成現地ツアーとなり、それぞれの国の将棋での駒の動かし方を語り合ったことを思い出しました。もとは将棋はインドが起源のゲームらしい。
将棋会館では、坂田三吉よりも羽生善治の事績が大きく書かれていましたし、特異な才能を発揮し一時代を築いたはずの林葉直子など完全に黒歴史にされています。何かの意図を感じてしまうのですが、天童に他に行く場所はありません。
誰も観光客がいない現状を認識して、インスタグラムなんかを活用すればいいのでは天童市?
それには写真許可!
※※桜前線を追いかけて! 車中泊GW東北地方大遠征の旅はこちらから※※