このページでは堀江貴文『多動力』という書籍を通じて、複数の仕事を同時に回していく方法をみなさんと一緒に学んでいきたいと思っています。
仕事が忙しい、というのが口癖の人はいませんか?
そのあなたよりも何十倍も多くの仕事を同時並行でこなしているホリエモンから、多動力を学びましょう。
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このブログの著者が執筆した「なぜ生きるのか? 何のために生きるのか?」を追求した純文学小説です。
「きみが望むならあげるよ。海の底の珊瑚の白い花束を。ぼくのからだの一部だけど、きみが欲しいならあげる。」
「金色の波をすべるあなたは、まるで海に浮かぶ星のよう。夕日を背に浴び、きれいな軌跡をえがいて還ってくるの。夢みるように何度も何度も、波を泳いでわたしのもとへ。」
※本作は小説『ツバサ』の前編部分に相当するものです。
アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。
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【書評ホリエモン】堀江貴文『多動力』ってどんな本?
肩書をもたないホリエモンこと堀江貴文さんの著書です。
ご自身の体験を通じて、たくさんのプロジェクトを同時に展開する方法を教えてくれる本です。
越境者
「テレビとインターネットがつながると、テレビはスマホのアプリのひとつになります。
するとフジテレビのライバルは日本テレビではなく、恋人からのlineメールになる。」
消費者の時間の奪い合いになるというわけですね。消費者が消費するのはお金というよりはむしろ時間でしょう。
はっきりいいますが、恋人からの電話に勝てるコンテンツなんてこの世に存在しないと私は思います。
オープンイノベーション
「車輪の再発明に意味なし」
業界が閉鎖構造だと弟子入りして技術を学ばなければならなかったが、オープンイノベーションの時代になれば社外秘の知的所有権とかノウハウはたちまち時代遅れのものになってしまう。
「もはや情報それ自体に意味はない。行動力とアイディアを進化させる力こそが重要なのだ。」
たちまち外に漏れ、たちまち時代遅れになる情報だったら、たしかに意味はありません。
仕事を選ぶ勇気
「ブラックバイト防止ユニオンなんていらない。強制労働させられているわけじゃないんだから、いやだと思ったらやめればいい。ほかに仕事なんていらくでもあるのだから、自ら望んでブラックな現場にとどまらなければいいだけだ。むしろブラックバイトを辞めない人間がいるからブラックバイトがなくならないのだ」
おっしゃるとおりでございます。全員がブラックバイトをやめれば、雇いたい側は時給を上げざるを得ないはず。待遇を改善せざるをえないはず。
必要なのは(団体交渉により)制度が整うのを待つことではなく、あなたが辞めること。
このあたり、私の人生を変えた本『旅に出ろ! ヴァガボンディング・ガイド』にそっくりです。
有給休暇の法整備が整うのを待つことではなく、辞めて旅立てばいいと書いてあります。
強制労働させているわけではないのだから、気に入らないのならやめればいいだけのことです。
ここで「ホリエモンだから言えるんだ」とか「独身だから言えるんだ」と言ってはいけません。
辞められないのは、仕事を辞めたら妻や子が何ていうだろうかという感情(他者の問題)が邪魔をしているからです。しかし世の中にはおもしろいことがあふれている。嫌ならやめることができるようになるだけで人生は一気に動き出すのです。
好きなことができないのは、感情がブレーキをかけているから
人間、自分のことですらちゃんと覚えていないのに、他人のことなんていちいち覚えていないに決まっている。
まわりの人は君のことなんてまったく気にしていない。外野の雑音なんて気にせず、君はひょうひょうと我が道を進めばいいのだ。
どんな知識や仕事術を身につけるより、感情のフィルターを外すことが先決だ。
今、この瞬間から周りの人の目を気にするのをやめよう。
恥をかく勇気。失敗する勇気。好きなことをやるには勇気が必要だ。
「恥ずかしい」「失敗したらどうしよう」
そんなくだらない羞恥心なんて捨てて、最初からバカをやってしまった方がいい。
他人はどう思うだろうかという感情があなたにブレーキを踏ませているのだ。
誰もあなたには興味がない。好きなように生きて、思いっきり恥をかこう。恥をかいた分だけ自由になれる。
トリアージとは。仕事に優先順位をつけること
トリアージが必要。トリアージとは緊急救命医療に際し、命の危険がある患者を最優先にすべく取捨選択を行うこと。
「自分がやりたい仕事に」「今すぐ手を付けるべきこと」を最優先するべきだ。
そしてやりたいことはやりたいときに全部やり倒す。
あらゆる流れてくるものに興味を持ち、片っ端から手を伸ばして味見してみる。
永遠の三歳児たれ。
今を生きるための快楽三原則
充実した生活のためには、じゅうぶんな睡眠とストレスのない生活が大切。そのためには言いたいことを言って、食べたいものを食べて、寝たいだけ寝よう。周りの目など気にせず、生きたいように生きればいい。
食欲、性欲、睡眠欲は、誰でも簡単に利用できる快楽のツールだと、ホリエモンはいいます。
私だったら、ここにランニングも入れたいところです。
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※雑誌『ランナーズ』の元ライターである本ブログの筆者の書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。
「コーチのひとことで私のランニングは劇的に進化しました」エリートランナーがこう言っているのを聞くことがあります。市民ランナーはこのような奇跡を体験することはできないのでしょうか?
いいえ。できます。そのために書かれた本が本書『市民ランナーという走り方』。ランニングフォームをつくるための脳内イメージワードによって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。「言葉の力によって速くなる」という本書の新理論によって、あなたのランニングを進化させ、現状を打破し、自己ベスト更新、そして市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」
●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム?
●ピッチ走法よりもストライド走法! ハサミは両方に開かれる走法。
●スピードで遊ぶ。スピードを楽しむ。オオカミランニングのすすめ。
●腹圧をかける走法。呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
本書を読めば、言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く走ることができるようになります。
あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
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どんなレースに出ても自分よりも速くて強いランナーがいます。それが市民ランナーの現実です。勝てないのになお走るのはなぜでしょうか? どうせいつか死んでしまうからといって、今すぐに生きることを諦めるわけにはいきません。未完成で勝負して、未完成で引退して、未完成のまま死んでいくのが人生ではありませんか? あなたはどうして走るのですか?
星月夜を舞台に、宇宙を翔けるように、街灯に輝く夜の街を駆け抜けましょう。あなたが走れば、夜の街はイルミネーションを灯したように輝くのです。そして生きるよろこびに満ち溢れたあなたの走りを見て、自分もそんな風に生きたいと、あなたから勇気をもらって、どこかの誰かがあなたの足跡を追いかけて走り出すのです。歓喜を魔法のようにまき散らしながら、この世界を走りましょう。それが市民ランナーという走り方です。
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今すぐやってみよう。見たこともない景色を見よう
「人生に目的なんてない。今を楽しむことだけがすべてなのだ。面白い人たちと面白い時間を過ごす。一日をワクワクすることだけで埋める。今を楽しむことだけがすべて。ものことにハマり、忘我の境地になり、無我夢中で熱狂する。今生きている時間、この瞬間を楽しむ。
すり傷だらけになっても、子どものように毎日を夢中で過ごす。あれこれ考える暇があったら、今すぐ、やってみよう!見たこともない景色を見よう」
ホリエモンはいいます。
「カルピスの原液のような仕事をして、薄める仕事は他の人にやらせる」といった多動力のテクニックも教えてくれますが、やはり基本的には心の持ちようを説いた書です。
すごい仕事体力を持つ人。多動力のおかげ
仕事体力、土木体力というものがあるというコラムを書いたことがあります。
堀江貴文さんはマラソンやトライアスロンをやる人です。
正直、マラソンで勝負したら私の圧勝なんですが、彼と同じ飛び回る日常(人に会いまくる日常)を1週間も続けられない気がしました。
堀江さんの多動力は、私の主張する土木体力、仕事体力を証明したものとなっています。
好きだから、体力が続くのだと思います。脳内モルヒネがドバドバ分泌して。
堀江さんがエスタブリッシュメントに潰されたときにガッカリしましたが、復活してくれて本当に良かったと思っています。
ライブドアの社長をやっているよりも、今の方がずっといいね。
いち投資会社(ライブドア)の社長でいるよりも、みんなの意識を開く今の活動の方がずっと有意義だと思います。
及ばずながら私もそれをしたいと思っています。
私は『多動力』を『オデュッセイア』『幸せになる勇気』『失楽園』と同時並行的に読んでいったのですが、本を同時並行で読むことも多動力だなあ、と思いました。
一冊の本を続けて読むよりも、越境者として本を飛んで、浮気しながら読むと、通読したのとは別の発見があったりします。
たとえばこのような。
こちらのコラムは、『幸せになる勇気』という本と、ドラマ『ROOKIES』を多動力で同時進行的に視聴したからこそできたコラムとなっています。
私以外の他の誰も書いていない内容になっていると自負しています。多動力を発揮すると、このようなことが可能になるのです。
脳内がひとりブレインストーミングされますからね!!
オーディオブック『Audible』版も出ています。
耳で聞く読書は、文章力を上達させる最良の方法ですよ。
子ども向けに漫画版も出ています。未来のホリエモンにプレゼントしてあげてください。