映画『君の膵臓をたべたい』

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どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅をしていますか?

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メメント・モリ系『君の膵臓をたべたい』

イロハ「ダーッ」

ハルト「猪木か? どうしたの?」

イロハ「映画『君の膵臓をたべたい』見たら、泣けたーっ。明日、仕事なのに、こんなに泣いたら、目が腫れ上がっちゃう。やばいよ」

ハルト「おれも見たけど、いい映画だったよね。死を忘れるな。メメント・モリ系のおれの好きな映画だったな

イロハ「あれ。よみがえり系の作品には否定的だったハルトにしては珍しい」

ハルト「だっていくらフィクションだからって、死んだ人と再会させて泣かせようなんて魂胆がずるくない? そんなのみんな泣くに決まってるじゃん。『残した思い』と『二度目の別れ』で二回泣かせようって魂胆が見え見えで、作り話すぎてどうも受け入れがたいんだよな」

イロハ「『君の膵臓をたべたい』は、現実にありえそうな話しだから許せるのね」

ハルト「ありえる設定だよね。高校生ってところがまた切ない」

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女の子が口説くとうまくいく

イロハ「オタクというより文学少年みたいな男の子と、病気の彼女が急接近するよね」

ハルト「アメリカでは女が男を口説く文化みたいだけど、日本では男が女を口説くのが一般的だよね。人と関わりをもつのが苦手な文学少年は、普通は高校時代に恋なんかできないんだけどなあ。モテないから本を読んでるわけだから」

イロハ「病気の彼女が先がないから捨て身だったんじゃないの?」

ハルト「サクラだろ? いのち短し、恋せよ乙女?」

イロハ「そうそう。統計的には、同じ時代を結婚適齢期で生きて、好きな人と出会える確率は30億分の1とか言うけれど、それって分母を大きくとりすぎじゃない?」

ハルト「言葉の通じないアフリカ人や、物理的に会えないアラスカ人も、恋人候補に入っちゃってるからなあ。実際の分母は、せいぜい学校や会社や趣味のサークルで出会った人ぐらいだろうに」

イロハ「自分から口説かない人は、告白してきた人の中から相手を選ばなきゃいけないから、そんなに選択肢がない気がする」

ハルト「1人からせいぜい3人ぐらいの中から相手を選ばなきゃいけないんだから、恋愛って厳しいゲームだよな」

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本当のことが知りたければ、本を読むか、旅をするしかない

イロハ「スガシカオ君はラッキーだったね」

ハルト「シガハルキだろ? 志賀直哉と村上春樹から名前をもらったんじゃないの? おれ、住野よるの小説も読んだけど、非常に村上春樹へのオマージュを感じたよ」

イロハ「Webの「小説家になろう」という投稿サイトから書籍化されたらしいよ。それが映画にまでなるなんて。そういう時代なんだね。恋人だってWebで探せるかも。どんな手段であっても見出されることが大事よね」

ハルト「ハルキはサクラに見出されていたんだね。人間、反対のものに惹かれるから、ハルキは明るくて人付き合いの上手なサクラに憧れていたし、サクラは人に影響されないハルキに憧れていたんだよね」

イロハ「サクラみたいな明るくて社交的な子が、ハルキみたいな対人関係失調症みたいなオタクに憧れるってことは非現実的なのでは?」

ハルト「人は、本当のことが知りたいと思ったら、本を読むか旅をするしかないんだ。小説っていうのは作者の気持ちがストレートに反映されるから、村上春樹の小説の主人公はものすごく読書家だし、小説家・住野よるの描く女主人公が小説家気質の男に憧れるのは当然だと思うよ」

イロハ「人によるってことか。確かに、お互いに憧れていて、最後のメールの内容はお互いほとんど同じで、恋する気持ちの表現が全く同じで、大切な人の心に生きたい、彼女の思いは叶ったんだね」

ハルト「小説では死んだ側が最後のメールを見てくれていたのか、というところで読者を惹きつけたけれども、映画版を見ると、生きている側さえそれを知れば十分だね」

イロハ「気持ちが『君の膵臓をたべたい』で重なったってこと?」

ハルト「そう。気持ちが結ばれたうえで「死」に引き裂かれるところが『ノルウェイの森』とは違うところだね。でももう失ったものは取り戻せないという切なさは同じだ」

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「君の膵臓をたべたい」が書く核だった

イロハ「独特で、切ない気持ちの伝え方よね。君の膵臓をたべたいって」

ハルト「好きだと言っても読者に伝わらないから、作者は表現を工夫するわけさ。「体をくっつけあい、すりよせあい、お互いの体の輪郭がわからなくなってしまうほどに、互いの体の一部になってしまいたい」「僕は君になりたい」「君(の一部)を食べちゃいたい」みたいな表現をとったんだろう。君の膵臓をたべたいという気持ちの伝え方、作品のタイトルは作者の中では一番最初に出来上がったものだと思うよ。書く核のようなものだ。もしかしたら病気であるという設定よりも前に出来たものかもしれない」

イロハ「同時かもね。二つがそろえばストーリーが見えてくるもの。後は味付け次第かな」

ハルト「主演の浜辺美波さんが、サクラを明るく演じたから、余計に泣けたんじゃない」

イロハ「北村匠海さんが、共病文庫を読んでこらえきれず泣き出すところもよかった」

ハルト「病気は私の一部だから、病気とともに生きていくっていう日記だよね。人はいつか死ぬ。あなたの一日と私の一日の重みは変わらないっていうのが印象に残ったよ」

イロハ「覚悟していた病気以外のことで死んでしまったからなおさらに」

普段の暮らしの中でそうそう感動することってありませんよね?

そんな中で、感動をくれる「作品」は人生の宝物です。

そういう「作品」をこれからも紹介していきます。

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プロフィール


温人ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のある物書き。サブスリーランナー。グランドスラム達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。台湾・玉山。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。西天取経の旅人

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はたして放浪のバックパッカーは社会復帰できるのか!? 自由と社会との折り合いを模索するブログです。

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