ドラマ『ROOKIES』とアドラー心理学『幸せになる勇気』は完全に一致(併記してみた)

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川藤先生が不良生徒たちに対するスタンスは、アドラー心理学式の教育法だった

このページでは、アドラー心理学を対話形式で描いた『幸せになる勇気』という書物に絡めて、大人気だったドラマ『ROOKIES』について語っています。

ドラマ『ROOKIES』の川藤先生が不良生徒たちに対するスタンスは、アドラー心理学が『幸せになる勇気』という本で主張している教育のスタンスと完全に一致しています。ドラマ『ROOKIES』を視聴すれば、難解なアドラー心理学がサクサクと頭に入ってきます。

『ROOKIES』を視聴したことがある人ならば、アドラー心理学式の教育法について、簡単に理解できるのではないかと思います。

このページを読めば、アドラー心理学と、ドラマ『ROOKIES』の両方の真髄を知ることができます。

こちらが『幸せになる勇気』

そしてこちらが『ROOKIES』です。

このブログの著者が執筆した「なぜ生きるのか? 何のために生きるのか?」を追求した純文学小説です。

「きみが望むならあげるよ。海の底の珊瑚の白い花束を。ぼくのからだの一部だけど、きみが欲しいならあげる。」

「金色の波をすべるあなたは、まるで海に浮かぶ星のよう。夕日を背に浴び、きれいな軌跡をえがいて還ってくるの。夢みるように何度も何度も、波を泳いでわたしのもとへ。」

※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。

アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。

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【書評】『幸せになる勇気』とは?

アドラー心理学を対話形式で描いた『嫌われる勇気』の続編が『幸せになる勇気』です。

前作の深掘りをして、実戦形式でどのように進んでいけばいいのかをしめすコンパス、行動指針との位置づけです。

哲人と青年の対話形式なのは前作と同じです。

青年は就職し教師になっていますが、教育に悩みを持っています。

アドラー心理学式の教育を提案する哲人と、他の人と同じように従来の教育法をしたい青年が、対話の中で対決するドラマチックな展開をとっています。

いくら哲人に説明されてもなかなか青年が理解できない「アドラー式教育」が、私にはドラマ『ROOKIES』の中の川藤先生と生徒たちの姿とダブって見えました。

ドラマ『ROOKIES』とアドラー心理学『幸せになる勇気』は同じ内容である、というのが本稿の骨子です。

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テレビドラマ『ルーキーズ』とは?

GReeeeNの主題歌『キセキ』とともに大人気ドラマだったので、このページを読んでいるほどのクリエイティブな人で知らない人はいないと思いますが、いちおう書いておきます。

暴力が横行する不良高校に転任してきた教師・川藤がアツいハートで生徒の夢を応援し、生徒と一緒に殴ったり殴られたりしていく中で、ひとりひとりの心を溶かして、荒れた野球部を復活させて甲子園を目指すというストーリーです。

ひと昔前のスクールウォーズ』の野球バージョンともいえますし、ひとりひとりと心を通じて仲間にしていくところはワンピース』でルフィーが仲間をひとりひとりを船の仲間に集めていくところを彷彿とさせます。

漫画原作ですね。

ROOKIES
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『ROOKIES』川藤式教育は、アドラー式教育だった!?

ひとつひとつ見ていきましょう。

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まずは自分であることを受け入れる

●アドラーは言います。

「教師が生徒に対して尊敬の念を持つ。尊敬なくして良好な対人関係は生まれない。尊敬とはありのままに見て唯一無二の存在として、その人らしく成長発展していけるよう気づかうこと。ありのままを認めても相手が変わってくれるとは限らないがそれはコントロールできない他人の問題。それでも生徒のひとりひとりが自分であることを受け入れて自立に向けた勇気を取り戻してくれるはず。取り戻した勇気を使うか使わないかは生徒次第」

「水辺まで連れていくことはできても、水を飲ませることはできない。最初の一歩を踏み出すのはあなたです」

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

川藤先生が不良たちに対したスタンスは、教師の上から目線ではなく、まさに尊敬と応援でした。
川藤が、認めてくれたことから、信じてくれたことから、数人の生徒が心を開いてくれますが、9人全員が野球をしてくれるかどうかははじめはわかりませんでした。試合できないと教職のクビがかかっていたのですが。。。最初の一歩を勇気をもって先生は踏み出したのです。

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尊敬から相互理解がはじまる

●アドラーは言います。

「尊敬が存在しないなら、人間としての関係も存在しない。たとえ恐怖や権力で一時的に服従させても、あなたとの関係は築かれない。あなたのことを理解しようとは生徒はみじんも思っていない。尊敬のボールはそれを投げた人にだけ返ってくる

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

川藤先生は尊敬によって生徒たちと人間関係をつくり、やがて生徒たちは川藤を仲間と認識し、理解しようとするようになります。信じてほしいから、先に信じた。そのボールは返ってきました。

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他者への関心をよせる

●アドラーは言います。

「社会を形成する他者への関心。共同体感覚。まずは他者の関心に関心を寄せる。」

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

また野球を知らなかった川藤は、御子柴の関心に関心を寄せるところから門外漢なのに野球部監督になったのでした。「叱って、やめさせる」という一般教師の手段を使わなかったのです。

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教育とは自立に向けた手助け

●アドラーは言います。

「教育とは、介入ではなく、自立に向けた援助。人はみな自由を求め、無力で不自由な状態からの自立を求めている。自立して社会と調和して暮らせることをめざす」

「教育とは仕事ではなく交友」

「対等な存在として接する。子どもたちの決断を尊重し、その決断を援助する。」

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

川藤は不良たちの自立に向けた援助(応援)をしたのでした。同じ目線だったから、ため口で、時にからかわれ、殴られもしました。不良たちとは認め合った友だちのような関係でした。

不良たちも自立して、そして学校のつまはじきものから、高校球児として社会と調和したかたちでまっとうに夢を叶えようとしていました。

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承認欲求を否定する

●アドラーは言います。

「承認を求めた苛烈な競争社会では、あの人の期待を満たす生き方を選び、他者の人生を生きることになる。自由を希求しようと思うなら、承認を求めてはいけない。承認は依存性がある。承認には終わりがない。
しょせん外部から与えられた承認由来だと、他者にねじを巻いてもらわなければ動けず、ぜんまい仕掛けの人形と変わらない。
永遠に満たされることのない生を送ることになる」

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

不良ほど、外部から与えられた承認と無縁のやつらはいません。
自分の目で見て、自分の心で世界を感じているやつらです。
彼らは自由でしたが、それゆえに周囲から白い目で見られ、敬遠され、承認されていませんでした。

だからこそ夢への道を見せたときに、大きな力を発揮したのです。

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自信=自分の価値を自分で決める

●アドラーは言います。

「他者からの承認を求めるのではなく、自らの意思で、自らを承認するしかない。私の価値を自らが決定することを自立という。人と違うことに価値を置くのではなく、わたしであることに価値をおく。平凡な、その他大勢としての自分を受け入れないと私であることに価値を置けない」

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

不良から立ち直っても周囲はそうは見てくれませんでした。高校野球の恥といわれても、人から何と言われようとも、仲間とともに自信と勇気で夢をつかもうとするのです。

特別じゃないただの高校球児として、他の球児たちと同じ汗を流すという努力をして。

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すべての悩みもよろこびも対人関係から生じる

●アドラーは言います。

「人間の根源的な欲求は所属感だ。アドラー心理学では人間のあらゆる行動を対人関係の中で考えます。すべての悩みもよろこびも対人関係の中から生じる

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

とくに新庄が再び野球部に戻ってくるシーンがそうでしたね。野球がやりたいというよりは仲間のところに戻りたいというのが、彼がグラウンドに戻った最大の動機でした。

再び野球で甲子園を目指すという夢への道が目の前に示された時、不良としてのチームワークを、野球のチームワークにして、彼らはタバコを止め、暴力をふるうこともなくなりました。そしてチームのためにひとりひとりが頑張っていくのです。

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所属感と特別意識

●アドラーは言います。

「ワルで特別感を示そうとするのも、共同体の中に特別な地位を確保するという対人関係が目的。
人間にとって所属感が幸せ。
集団の中に確固たる居場所が欲しい。
そのために特権的な地位を得たい。
それが正当にかなわないなら、反逆や不従順でもいいから自らの力を証明したい。注目されたい

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

不良の心理というのは、まさにこういうことなのだと思います。

「そんなに不良、不良というなら、本当に不良になってやらあ」という心ですね。
特別な注目を浴びたくてワルになったのです。
しかし自分で自分を認め、わき目もふらず野球に邁進しているとき、もう彼らに不良をやっているヒマはありませんでした。

何にでも暴力をふるっていた不良たちは、夢を目指す決意をした後は、選手交代にも、不本意な決定にも、大人たちのルールに従うことをよしとしたのです。

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問題行動の5段階。賞賛の要求。注目喚起。権力争い。復讐。無能の証明。

●アドラーは言います。

「問題行動の5段階は、①賞賛の要求。②注目喚起。③権力争い。④復讐。⑤無能の証明」

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

賞賛を得るという第①段階に失敗した野球部員たちは、褒められなくてもいいからとにかく目立ってやろう、できない子としてふるまうことで注目を集めようという注目喚起の第②段階にいました。
あるいは喫煙やケンカ、不従順など権力争いの第③段階に、あるいは愛されないなら憎悪という感情の中で私に注目してくれ、という復讐の第④段階に、あるいは最初からできないと諦めた方が楽だという無能の証明の第⑤段階に不良たちはいたのです。

そのようにぐれて、みんなから嫌われていたのです。

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勇気は伝染する。あなたから始めろ

●アドラーは言います。

「臆病は伝染する。勇気は伝染する。まずあなたから始めろ

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

御子柴という最初のひとりがもう一度野球をはじめようとした勇気がみんなに伝わって、やがてチームが再建されたのでした。

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可能性にとどまる人

●アドラーは言います。

「人間は目的に沿って主観の世界観をつくり、自らの生を決定している。今を肯定するために、不幸だった過去をも肯定する。いろいろあったけど、これでよかったのだ、と総括するようになる。
おれは本当はできたはずだと可能性の中に生きて、人生の嘘をつく。今を正当化するため過去を書き換えている。
現状維持して可能性に生きる目的に関係ない出来事はなかったことにしてしまう」

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

不良たちは本当は甲子園に行けたかもしれないと思いながらも暴行により出場停止になったことを理由に可能性の中に生きていました。
そして常に自分たちを否定的な見方をしてくる世間を恨み、自分の境遇を嘆いていました。

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貢献感

●アドラーは言います。

私は誰かの役になっていると思えたときにだけ自らの価値を実感することができる。
でも本当に役に立っているかはわからない。主観的な感覚があれば、貢献感があれば、それで満足するべきだ。私の幸せを突きつめていくと結果として誰かの幸せに繋がっていく。
生き残るために協力し、貢献するのが分業だ

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

不良たちのチームワークというのは、結局、こういうことなのではないでしょうか。
分業っていうのはチームワークのことです。勝ち残るためにチームに協力し、それぞれが貢献しました。
個人的な満足のいくプレイが、結果としてチームの役に立っているという貢献感に彼らは満足して、甲子園という夢を諦められなくなりました。

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信じる勇気。さきに信頼を与える

●アドラーは言います。

「交友の関係は、ひたすら信頼をあたえること。自立とは自己中心性からの脱却。」

「何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか。どんな相手であっても尊敬を寄せ信じることはできる。それはあなたの決心一つによる。信じる勇気の問題だ。」

「私を信じてほしいと思っているから先にあなたのことを信じる。あなたが私を信じようと信じまいと。」

ひたすら信じ、ひたすら与える利他的な態度によって、交友の関係は生まれます。与えよ。されば与えられん。

「その人を信じる自分を信じる。自己信頼あっての他者信頼。承認欲求は依存のままで終わりがない。今のままで絶対感、それしか幸せはない。」

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

野球部から仲間外れにされ居場所がなくなっていた新庄に川藤先生が言った言葉です。

「自分が心を開くのが苦手だから相手も心を開いてくれない」
「でも友だちは欲しい。だから力で手に入れたんだ」
「人に好かれたいなら、人を好きになれ」
「信じてほしいなら、まず自分の方から信じてみろ」
「オレは、オレを信じてほしいから、お前を信じるよ」
「勇気を出せば変われるんだぞ」

どうです? アドラー心理学『幸せになる勇気』と完全に一致!!

自己中心的だった不良たちのオレ物語が、いつしかオレたち物語になっていきました。

「与えよ。されば与えられん」の言葉通りに、先生は先に信頼を与え、生徒たちから信頼を与えられたのでした。

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愛とは人生の主語を切り替えること

●アドラーは言います。愛されるライフスタイル

愛は主語を「わたし」から「わたしたち」に変える。
愛は「わたし」からの解放。
いつまでも世界の中心に君臨することはできない。世界と和解し、自分は世界の一部なのだと自己中心性から脱却しなければならない。

子ども時代の生き残り戦略=愛されるライフスタイルから、長じてもわれわれはみんな愛されるためのライフスタイルを選択しがち。しかしそれはどこまでも自己中心的なスタイルである。「わたし」ではなく「わたしたち」のライフスタイルを選べ。

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

不良たちは傍若無人で世界の中心にいましたが、甲子園という夢に真摯に向き合う中で、意のままにならないことを我慢することを覚え、自分は世界の一部なのだと自己中心性から脱却していったのです。

(安仁屋や若菜の)野球の試合での交代のシーンなどは、まさに自己中心的な「わたし」から主語を「わたしたち」にした展開でした。

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自分の問題=最終的に引き受けるのは自分

●アドラーは言います。

「その選択によってもたらされる結果を、最終的に引き受けるのは誰なのか?」

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

ピッチャー安仁屋が肋骨が折れているのに投げようとしたのは、仲間のためというよりは、むしろ自分の問題としてまた夢を諦めた自分を見たくないということが最大の動機でした。

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共同体感覚。能力と仲間意識

●アドラーは言います。

「わたしには能力があるという意識。人々は私の仲間であるという意識が大切。共同体感覚とは、他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じること」

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

川藤先生は、信じることで不良たちにやる気をあたえました。
努力することで勝てる能力があると自信をもたせました。
不良たちは、仲間の目で見て、仲間の耳で聞き、仲間の心で感じる中で、自分たちだけでなく、川藤も、教頭も、そして同じ野球をやる相手も、たくさんの人を認めるようになっていきました。

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目的論。今によって色を塗られた解釈で過去に意味をあたえている

●アドラーは言います。

「目的論。われわれは過去の出来事によって決定される存在ではなく、その出来事に対してどのような意味をあたえるかによって自らの生を決定している。

人間は何時でも自己を決定できる存在である。
ほんとうの意味での過去など存在しない。今によって色を塗られたそれぞれの解釈があるだけ(=目的論)です。変えられないものに執着するのではなく、眼前の変えられるものを直視するのです。」

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

暴力によって出場停止になっていた過去に縛られていた不良たちは、その暴力をいまだに引きずっている江夏との戦いを「過去の亡霊との決別戦」と位置づけることで乗り越えていったのです。

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暴力という名のコミュニケーション

●アドラーは言います。

暴力という名のコミュニケーションがある。それはどこまでもコストの低い、安直なコミュニケーション手段。

「悪いことをしているのではなく、知らなかっただけかもしれない」

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

不良の話しですからね。殴ることを会話のマクラのように殴り合っていました。同じ目線の先生も殴って殴られて(笑)。

新庄は仲間が欲しかったのですが、チカラで仲間をつくってしまったために、その友情は破綻しました。

コミュニケーションの方法を知らなかったのです。しかし川藤先生に諭され、正しい仲間の作り方を学びました。

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縦の関係でなく、横の関係

●アドラーは言います。

我々は他者の指示を仰いで生きていた方が楽なのだ。
一定の忠誠さえ誓っていれば、責任は誰かが負ってくれる。
親や教師や組織のリーダーは、縦の関係を築いているから自立されることが恐いのだ。自分の支配下においておきたい。

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

川藤先生は、自分の人生は自分で決定するものだと教え、不良たちを自立させました。横の関係を築いていたからです。責任だけとって、しかし野球部員たちは自立させたのです。

だから監督と選手というよりは、同じチームの一員に見えたのです。

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「いま、ここ」主義

●アドラーは言います。

「いま、ここ」を真剣に生きる。最良の別れに向けた不断の努力を傾ける。

なんでもない日々が試練であり、いまここの日常に、大きな決断を求められている。

踊るのです。わかりもしない将来のことなど考えず、存在するはずのもない運命のことなど考えず、ただひたすら、「いま」をダンスするのです。いまという瞬間だけを直視して、くるくると踊り続ける。

〇ドラマ『ROOKIES』はまさにそういうお話しでした。

いつか終わる甲子園への挑戦。いつか終わる高校時代。それを後悔したくないために安仁屋は歯を食いしばったのです。笑って卒業するために。

この先の長い人生でどんなにすばらしいことが待っていようが関係ないんです。あいつらは、今を生きているんです。どうかほんのすこし力をかしてやってください。今を生きるために」by 川藤幸一

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あいつらは、今を生きているんです。どうかほんのすこし力をかしてやってください。今を生きるために

いかがでしたか?

ごらんのとおり、ドラマ『ROOKIES』と、アドラー心理学『幸せになる勇気』は完全に一致しているといっていいのではないかと思います。

別に『ROOKIES』脚本陣が、アドラー心理学を甲子園を目指す野球の物語で再現しようとしたわけではないと思います。

同じ魂・スタンスをもったものが書くと、こうも内容が似通ってしまうんだな、ということですね。

三面柱のどこを見るか? 一面には「悪いあの人」。もう一面には「かわいそうなわたし」。最後の一面には「これからどうするか」?

アドラーは「これからどうするか」しか見ませんでした。それは『ROOKIES』の川藤先生も同じです。

ドラマ『ROOKIES』ファンの方は、ぜひドラマを思い出しながらアドラー心理学『幸せになる勇気』を読んでみてください。アドラーがさくさく頭に内容が入ることと思います。

このブログの著者が執筆した「愛とは何か? 結婚とは何か?」を追求した純文学小説です。

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物語のあらすじを述べることについての私の考えはこちらをご覧ください。

物語のあらすじを紹介することについて
あらすじを読んで面白そうと思ったら、実際に照会している作品を手に取って読んでみてください。ガイドブックを読むだけでなく、実際の、本当の旅をしてください。そのためのイントロダクション・ガイダンスが、私の書評にできたらいいな、と思っています。

私は反あらすじ派です。作品のあらすじ、主題はあんがい単純なものです。要約すればたった数行で作者の言いたかった趣旨は尽きてしまいます。世の中にはたくさんの物語がありますが、主役のキャラクター、ストーリーは違っても、要約した趣旨は同じようなものだったりします。

たいていの物語は、主人公が何かを追いかけるか、何かから逃げる話しですよね? 生まれ、よろこび、苦しみ、死んでいく話のはずです。あらすじは短くすればするほど、どの物語も同じものになってしまいます。だったら何のためにたくさんの物語があるのでしょうか。

あらすじや要約した主題からは何も生まれません。観念的な言葉で語らず、血の通った物語にしたことで、作品は生命を得て、主題以上のものになるのです。

作品のあらすじを知って、それで読んだ気にならないでください。作品の命はそこにはないのです。

人間描写のおもしろさ、つまり小説力があれば、どんなあらすじだって面白く書けるし、それがなければ、どんなあらすじだってつまらない作品にしかなりません。

しかしあらすじ(全体地図)を知った上で、自分がどのあたりにいるのか(現在位置)を確認しつつ読書することを私はオススメしています。

作品のあらすじや主題の紹介は、そのように活用してください。

偉そうに? どうして無名の一般市民が世界史に残る文豪・偉人を上から目線で批評・批判できるのか?
認識とか、発想とかで、人生はそう変わりません。だから相手が世界的文豪でも、しょせんは年下の小僧の書いた認識に対して、おまえはわかってないなあ、と言えてしまうのです。それが年上だということです。涅槃(死。悟りの境地)に近いということなのです。

キンドル本の使い方は下記ページに解説しています。

読み放題サービス「電子書籍kindle」の使い方3選(画像入り解説付)
kindle unlimitedの使い方を解説します。 ここではデジタル書籍の読み放題サービスである kindle unlimitedについてその使い方をご紹介しています。読書には、物理的に紙の本を買う方法と、デジタル文字をダウン...

『幸せになる勇気』オーディオブックでも聴けます。耳から聴けるのは最高の体験ですよ。

オーディオブックは究極の文章上達法
言葉というのは音楽的に語感で覚えているものです。語学が得意な人は耳がいいのです。耳がよくなければ、文章はうまくなりません。 文章がうまくなりたければ、目を閉じて耳を澄ませましょう。

逆にアドラー心理学『幸せになる勇気』を読んで、内容が腑に落ちなかった方はドラマ『ROOKIES』を見てもらえば、理解できると思います。このページに書いてあることが本当だとわかってもらえると思います。

ドラマ『ROOKIES』はアマゾンのプライムビデオで視聴可能です。

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サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

アリクラハルト。心の放浪者。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。千葉県在住。

【この記事を書いている人】
アリクラハルト。心の放浪者。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。千葉県在住。
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小説『結婚』
「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」 〇アマゾンはこちら
小説『結婚』: 愛とは? 結婚とは? | アリクラハルト | ライトノベル | Kindleストア | Amazon
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このブログの著者の小説『片翼の翼』(無料公開しています)
小説『片翼の翼』
「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 〇アマゾンはこちら
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