体重別・階級別柔道にモノ申す。
現在、東京オリンピック2020を開催しています。ビミョーですな。
サーフィンやBMX、スケートボードなど、これまでテレビで一度も見たことがない新しい競技を見られる反面、あいもかわらず柔道やレスリングの放送をたれ流しています。
柔道なんて男女別、階級別で何試合しているんだか……好きな人はずっと好きなんでしょうが、何試合やったって興味のない人を振り向かせることはできません。だって誰が試合したってだいたい同じじゃない? すごく走るわけでもなく、すごく投げるわけでもなく、すごいボールさばきを見せるわけでもないのですから。
しかもこのオリンピックから柔道では混合団体までやってメダルを授与するそうです。よっほど柔道関係者のロビイストがチカラをもっているとしか思えません。
「柔道」というフィールドにいったい何個金メダルを投入すれば気が済むんでしょうか。そんなに柔道ばっかりやってどうするのでしょう。無差別級の男女二試合やればじゅうぶんじゃないかな。
バレーやバスケ、走り高跳びも身長別にメダルをあげたらいいじゃないか
たしかに柔道の勝負なんて体重がほとんどすべてですよ。およそ格闘技では体重がすべてです。
「無差別級しかないんじゃ小柄な選手が不利じゃないか?」とでもいうつもりですか?
だったらバレーボールやバスケットボールなんか高身長の方が圧倒的に有利なんだから、身長別に階級分けして何試合もやって、たくさんメダルをあげたらいいじゃないですか。
マラソンだって体重が決定的な差を生みます。試合は一試合でも、メダルは体重別(階級別)に授与すべきではないでしょうか……柔道がやっているのはこういうことだと思いませんか?
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オリンピックなんか面白くないというひろゆき(西村博之)の意見
「僕はオリンピックは見ません。4年前とパフォーマンス、あまり変わりませんよね?」
私が思っていたことを、はっきりと言葉にした人がいます。
それは元2ちゃんねるの管理人ひろゆき(西村博之)。この人のYouTubeチャンネルを私はよく見ています。そこで上記のニュアンスの発言をしていました。
私の「柔道ばっかりやるな」という主張と同じ根っこの発言です。
たしかにひろゆきのいう通り、プレイヤーこそ変わりますが、競技そのものはたいして変わりません。人間の能力なんて大差ないし、劇的に進化するものでもないからです。
だからオリンピックなんか面白くないという意見ですね。
体操でいえば、森末慎二とか、池谷幸雄とか、内村航平とか、スター選手がたくさん出ましたが(この大会でも世代交代があったようですが)、どのオリンピックでももやっていることはそれほど変わらないのでは?
バットマン映画を見た後で、スーパーマン映画を見たら、だいぶアクションが変わったなと思いますが、どの競技もアスリートのパフォーマンスは私たちの目にはそれほど変わりません。
むしろ100m走(男子短距離)などは、ウサイン・ボルトがいた頃よりもパフォーマンスは下がっているでしょう。
一回見ればそんなに何回も見なくてもいいんじゃないかな、というひろゆきの意見は、競技種目によっては私もまったくの同感です。
とくに柔道(笑)。
テレビの前に座ってオリンピックを眺めているよりも、たとえ市民ランナーであっても自分が身体を動かした方が楽しい人生を過ごせると思いますよ。
書籍『市民ランナーという走り方(グランドスラム養成講座)』あとがき
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