このページでは平成が令和に変わる平成31年4月26日から令和元年5月6日にかけてのゴールデンウィークに桜前線を追いかけて東北地方桜旅を車中泊大遠征10泊11日した時の記録をまとめたものです。
(結論)「桜前線なんてものはテレビの中にしか存在しない」
みなさんもこの記事で同じ体感をしてもらえたらと思い、たくさんの桜写真をアップしています。また、車中泊の長期遠征というものがどういうものなのか。参考になればと思っています。
読んでいただきたいネタは、
・ゴールデンウィークの大渋滞に巻き込まれない方法
・上杉謙信の関東遠征に雑兵が従ったのは豪雪・避寒のため(新説)
・五能線ミステリー。お岩木山は二度あらわれる。
・三内丸山縄文遺跡は世界遺産間違いなし。
・玉川温泉はもっと世界的に有名な場所になることができる。
などでございます。
さあ、出発しましょう。忘れ物はありませんか?
ゴジラ岩。会社の同僚の不倫カップルに遭遇。愛された奴が一番の勝利者なんだ
いろいろ考えさせられた赤神神社・五社堂の朝散歩から戻ってきた。
男鹿真山伝承館、なまはげ館の開館が8時30分のため、それまでの時間を海辺で過ごすべく、ゴジラ岩に向かった。
このポイントは長年の潮風で風化した岩がゴジラに見えるというものである。
夕日にたなびく雲をゴジラの口に合わせて放射火炎に見立てた写真がポスターなどに使われている。
最初、ゴジラ岩がどこにあるのかわからず、灯台の方まで素通りしてしまった。
他にたくさんの観光客がいたので、その人たちに場所を聞いて、戻ってやっとゴジラを見つけることができた。
ゴジラ岩。背中に甲羅があるように見えるのでガメラ岩と名付けた方がいいのではないか。
でも世界的にはやっぱりゴジラか。
ゴジラ側。というよりも私にはタイのナーガに見える。
ナーガのシルエットに見えませんか?
このゴジラ岩の前で大事件が起こった。
なんと千葉の会社の同僚と遭遇。GW中に秋田の男鹿半島のゴジラ岩の前で会うなんて想像もしないから20秒ぐらい互いの顔をまじまじと見ちゃった。
しかもなんと同じ職場の人妻と一緒にいるではありませんか。
その同僚は何も言わず何も見なかった振りでくるっとUターンをして車に戻っていきます。
不倫です。不倫旅行。見てはいけないものを見てしまった。
いやあ。知らなかったよ。不倫してたなんて。
旦那さんは女房が不倫してるなんて想像もしていないんだろうなあ。企業戦士が大型連休で体を休めて鼻毛を抜いている間に女房は不倫か。
黒神みたいだな。いくら男の勝負に勝っても女房を寝取られちゃアしょうがないよ。赤神の勝ちだよなあ。やっぱり。愛された奴が一番の勝利者なんだ。
いやあ。そうか。二人は誰にも内緒でしっぽりと「さざんかの宿」に泊まったんやろなあ。
こっちは車中泊なのに。ふっふう~。
男鹿真山伝承館、なまはげ館
そして男鹿真山伝承館、なまはげ館へと向かう。
ここで初めて知ったのだが、なまはげって鬼じゃないのね!?
来訪神という人間界に福をもたらす神様の一種らしい。
「来訪神、仮面、仮想の神々」としてユネスコの無形文化遺産に登録されている。
無形文化遺産というのは、ブツとしては残るものは無いが、人間が生きることの象徴的な祭祀のような文化的ものを残していこうという世界遺産の一種である。
真山伝承館にてナマハゲ体験。役者がなまはげに扮している。
本来は大みそかに年一回行われる神事であるが、一日に13公演も行い、人々になまはげを見せている。
ユネスコの無形文化遺産は仮面や扮装の展示だけを見ても意味がない。
仮面や扮装が評価されたわけではないのだから。
人間が生きていることの祭祀のような「行動そのもの」が後世に残すべきものと評価されたのであるから、たとえ役者の演技でもリアルな動きを見なければ意味がない。
なまはげは子供を脅す。「怠け者はいねがー」と。それが公認人さらいみたいで楽しい。
赤ちゃんが泣き叫ぶのが楽しい。子供は生涯忘れない恐怖だろうし、大人は笑える(笑)。
紙と稲わらと木でできている来訪神。後世にブツは何も残らないけど生きてる神事というやつだ。小学生の手作りのような造形が多く、なまはげは愛嬌がある顔をしている。
しかし雪の夜にかがり火とともに現れたら、子供は恐怖におののくに違いない。
※※桜前線を追いかけて! 車中泊GW東北地方大遠征の旅はこちらから※※