このページでは平成が令和に変わる平成31年4月26日から令和元年5月6日にかけてのゴールデンウィークに桜前線を追いかけて東北地方桜旅を車中泊大遠征10泊11日した時の記録をまとめたものです。
(結論)「桜前線なんてものはテレビの中にしか存在しない」
みなさんもこの記事で同じ体感をしてもらえたらと思い、たくさんの桜写真をアップしています。また、車中泊の長期遠征というものがどういうものなのか。参考になればと思っています。
読んでいただきたいネタは、
・ゴールデンウィークの大渋滞に巻き込まれない方法
・上杉謙信の関東遠征に雑兵が従ったのは豪雪・避寒のため(新説)
・五能線ミステリー。お岩木山は二度あらわれる。
・三内丸山縄文遺跡は世界遺産間違いなし。
・玉川温泉はもっと世界的に有名な場所になることができる。
などでございます。
さあ、出発しましょう。忘れ物はありませんか?
季節感が狂う車中泊大遠征。日本語で文章を書くのって難しい
下北沢半島に向かう。途中、横浜町という中華街がありそうな名前の町を通った。
道の駅よこはま「菜の花プラザ」というところで小休止。
トイレを済ませ、食事をしていると、びっくりするようなポスターに出会った。
下北半島横浜町は本州一の菜の花の面積を誇るのだという。
こちとら菜の花のメッカ千葉県から来ているのだ。
なぜかライバル心がむくむくと頭をもたげる(笑)。
それでポスターをよく読んでみると
「菜の花フェスティバルinよこはまは5月18、19日に開催」だと書いてある。
今日は5月1日。令和最初の日だ。まだ先か。なんだ、見られないじゃないか、残念。
えっ? ……何かおかしくないか?
ええっ? おれはとんでもないことに気づいてしまった。
ええええ? なんだと? わかりますか? おれの驚きが。
千葉では菜の花は桜の花よりも先に咲きます。3月が盛り。
桜よりも菜の花の方が先、というのがイメージです。
ところが下北半島ではどうでしょうか。桜はすっかり咲いているというのに、まだ菜の花が満開じゃないってドウイウコト? 5月の第3週に菜の花は満開だという。もうその頃には桜は散っちゃってるじゃん。
下北では桜のあとに菜の花なのか。カルチャーショックだ。
こう考えると昔の園芸ライターの人はたいへんだっただろうなあ、と思う。
日本全国で場所によって開花シーズンが違うんだから。
播種とか収穫の時期が全国一律には書けないってことだもんな。
全国版として書籍化するのは難しかっただろうなあ。
コンピューターのハウツー記事でも同じだが、読者の汎用性を高めようとすればするほど記事はわかりにくくなるものなのである。場合分けという迷路に迷い込んでしまうからね。
私のブログもいちおう日本全国誰でも読めます。
全世界の誰でも見られるが日本語で書いてあるからスペイン人でこのブログを読む人はいない。
それでもこの記事を読んでいる人はもしかして青森県の人かもしれないし、沖縄県の人かもしれない。
最北の地・大間まで車中泊大遠征なんて称しているが、岩手県の人から見ればそこらへんの近場だ。
決して大遠征などではない。
そういうことは頭の片隅には置いておきたいと思う。
外国の記事を書くときはあまり気にしないで済むが、国内の記事を書くときは難しいなあ。
遙か彼方のサハラ砂漠と日本語で書いても問題ないけど、鳥取砂丘を遙か彼方と書くのは千葉県人には通用しても鳥取県人には通用しない表現である。
文章を書くのって難しいね。太宰治先生。
もしかして人は汎用性のある文章なんて書けないのかもしれない。
だから太宰治は津軽の人間で、その時代の津軽人の感受性で文章を書いているのだろう。
そのスタンスを前提にしなければ、きっと文章なんて書けやしないのだろうとおれは思う。
あくまでもこのブログは千葉県の人が千葉県っぽい感受性で書いています。
※※桜前線を追いかけて! 車中泊GW東北地方大遠征の旅はこちらから※※