ランニングに飽きたら、どうすればいいか? その工夫、方法について
暑い夏ですね。それでも毎日走っています。そして走るのにちょっと飽きてきました。
ここではランニングを趣味にしている人が、日々のランニングに飽きてきたらどうすればいいか、その対処方法について市民ランナーの三冠王、私アリクラハルトの方法をお教えします。
さて、わたしの走歴はもう23年になります。走り始めた当初はジョギングだけでハードワークだったものでした。それが大成長して市民ランナーの三冠王にもなることができました。
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※雑誌『ランナーズ』の元ライターである本ブログの筆者の書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。
「コーチのひとことで私のランニングは劇的に進化しました」エリートランナーがこう言っているのを聞くことがあります。市民ランナーはこのような奇跡を体験することはできないのでしょうか?
いいえ。できます。そのために書かれた本が本書『市民ランナーという走り方』。ランニングフォームをつくるための脳内イメージワードによって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。「言葉の力によって速くなる」という本書の新理論によって、あなたのランニングを進化させ、現状を打破し、自己ベスト更新、そして市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」
●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム?
●ピッチ走法よりもストライド走法! ハサミは両方に開かれる走法。
●スピードで遊ぶ。スピードを楽しむ。オオカミランニングのすすめ。
●腹圧をかける走法。呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
本書を読めば、言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く走ることができるようになります。
あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
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どんなレースに出ても自分よりも速くて強いランナーがいます。それが市民ランナーの現実です。勝てないのになお走るのはなぜでしょうか? どうせいつか死んでしまうからといって、今すぐに生きることを諦めるわけにはいきません。未完成で勝負して、未完成で引退して、未完成のまま死んでいくのが人生ではありませんか? あなたはどうして走るのですか?
星月夜を舞台に、宇宙を翔けるように、街灯に輝く夜の街を駆け抜けましょう。あなたが走れば、夜の街はイルミネーションを灯したように輝くのです。そして生きるよろこびに満ち溢れたあなたの走りを見て、自分もそんな風に生きたいと、あなたから勇気をもらって、どこかの誰かがあなたの足跡を追いかけて走り出すのです。歓喜を魔法のようにまき散らしながら、この世界を走りましょう。それが市民ランナーという走り方です。
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疾走すれば、普段のジョギングとは別のスポーツ、別の刺激
その後も走り続けていましたが、今ではジョギング程度です。スピードプレイすればまた違った脳の揺れがあり、ドバっと脳内モルヒネも出るんですけどね。
疾走すれば、普段のジョギングとは別のスポーツ、別世界です。普段のジョギングに飽きてきたら疾走するというのは代表的なひとつの手です。スピードプレイですね。私はよくママチャリと競争していました。
ところが私は暑い夏ということもありますが疾走することはしていません。何よりも他人と走力をぶつけ合う競演であるレースに出場する予定がないからです。
去年の練習量を今年も維持することはもう無理だと感じるところからアスリートの引退は始まる
レースに出ないとモチベーションが維持できない人もいるでしょう。でも私は走ることそのものに喜びを見出しているので、それでも走り続けています。
膝に不安があり、坐骨神経痛も心配です。
お尻が痺れる症状、自分でわかる自己診断方法。坐骨神経痛か、梨状筋症候群か
だから疾走することができないのです。ランナーの賞味期限の10年はとっくに過ぎていますのでね。
そもそも何でランニングに飽きてきたな、と感じるのか?
そもそも何でランニングに飽きてきたな、と感じるのか?
それは走路が真っ平だからです。近くに起伏がまったくないので、同じペースで走っているとひたすらランニングが単調になってしまうんですね。
脳内モルヒネは欲しいので走ることはやめませんが、どうやってランニングの退屈を避けたらいいでしょうか?
スピードプレイができないとしたら、走路を変えるというのが一つの手です。すぐにトレイルランニングがはじめられる環境ならば、そちらに行くことをおすすめします。
ところが私の場合は、いつもの走路を変えたり、お買い物ランニングをしたりしても、たいして変化はありません。急にアップダウンがあるわけでも、急に海辺の砂浜をはしることになるわけでもありません。なぜなら脳が「ランニングの縦揺れ」に慣れてしまっているからです。走路を変えれば目からの刺激は変わりますが、相変わらず脳の揺れは変わらないままです。
靴(ランニングシューズ)を変えれば、接地の感触が変わって、リフレッシュできる
走路を変えても刺激が変わらないと思ったら、次は「シューズを変える」という手があります。
いつもは履いていない厚底シューズ(薄底シューズ)に履き替えてみると、接地の感触が変わって新鮮な気持ちで走れることがあります。
厚さは速さだ。厚底ランニング・シューズ「ヴェイパーフライ」のメリット・デメリット
あるいはサンダルで走ってみるとか。夏場は私はほとんどサンダルで走っています。
『BORN TO RUN 走るために生まれた』の内容、書評、感想そして矛盾点。
登山靴で、足首にアンクルウェイトを巻いて歩く、という手もあります。三浦雄一郎さんのヘビーウォーキングです。アンクルウェイトの重さ次第ではランニングと同等の負荷がかかりますよ。
三浦雄一郎ヘビーウォーキング。アンクルウェイト・トレーニングでマラソンが速くなることができるか?
ランニングから離れて違うスポーツに挑戦してみる
こういう場合は、ランニングから離れるのがいちばんいいと思います。私は読書が趣味なんですがそういうことではなくて、なるべく体をつかう、できればほかのスポーツをするのがいいと思います。
退屈しないためには、脳をランニングとは違った方角に揺らすことです。テニスのように横に走るとか、ダンスのように回転するとか。
持久系単純ピストン運動のロードバイクに乗ってみる。
ロードバイクに乗るのもひとつの手でしょう。この手は私も使いました。
自転車(ロードバイク)とランニングの両立は可能か? サブスリーランナーはロードレーサーに乗っても速いのか?
ロードバイクもうまい具合に脳が揺れてくれました。スイーッとスーパーマンのように滑らかに前に移動したり、ランニングではありえないスピードが出たりしてランニングとは違う刺激があったのです。ときどき無性にロードバイクに乗りたくなります。しかし交通事故によって中断しています。
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このブログの作者の書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』のご紹介
この本は勤務先の転勤命令によってロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードをガチンコで競うようになるところまでを描いた自転車エッセイ集です。
※書籍の内容
●スピードこそロードバイクのレーゾンデートル
●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。体重ライディング理論。体重ペダリングのやり方
●アマチュアのロードバイク乗りの最高速度ってどれくらい?
●ロードバイクは屋外で保管できるのか?
●ロードバイクに名前をつける。
●アパートでローラー台トレーニングすることは可能か?
●ロードバイククラブの入り方。嫌われない新入部員の作法
●ロードバイク乗りが、クロストレーニングとしてマラソンを取り入れることのメリット・デメリット
●ロードバイクとマラソンの両立は可能か? サブスリーランナーはロードバイクに乗っても速いのか?
●スピードスケートの選手がロードバイクをトレーニングに取り入れる理由
初心者から上級者まで広く対象とした内容になっています。
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どちらも持久系の単調なピストン運動ですので、ランニングとロードバイクを両方やっている人はけっこういますよ。
いつもと違う脳の刺激が、たいくつを感じさせない
フィールドアスレチックなんかもおすすめします。丸い木の上などは足場の感覚がいつもと違いますし、足元が不安定でグラつくような場所では、脳がいつもとは違うふうに揺れます。異次元の刺激が入りますよ。
単純に、逆立ちとか、でんぐり返しとか、そういうのがいつもと違う脳への刺激になります。
同じことばっかりやっていると脳は飽きてくるんですね。そういうときはちょっとお金を使ってでも、別の刺激を受けるといいでしょう。するとまたランニングが新鮮に感じられます。走り続けることができるでしょう。
私は、暑い夏のことですし、今しかできないスポーツということで、プールで脳を揺らしてきたのでした。ぷかぷか、ゆらゆら。ふつうに直立二足歩行していたのでは感じることのできないゼログラビティー感がありました。違った脳の刺激を受けてスッキリしてきました。
次の日のランニングがちょっと新鮮に感じられたのはいうまでもありません。