市民マラソン大会の資格制によるブランド化の提言

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波間に浮かぶボトルの手紙を、インターネットの海に流しました。

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受け取ってくれて、ありがとう。

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どうもハルトです。みなさん今日も元気に走っていますか?

アスリート系市民ランナーを長く続けていると、何か特別な大会に出場してみたくなります。「このタイムを切らないと出場できない」持ちタイムで出場資格のある大会に出てみたくなるのです。福岡国際マラソンやびわ湖毎日マラソンのように出場するだけで名誉であるような大会に、自分も出てみたくなります。

「完走したことがある」だけで勲章になる大会を走ってみたいのです。頑張ってきたことの証が欲しくなるのです。

これはタイムを狙って走るランナーの性(サガ)だと申せましょう。

しかし「福岡」や「びわ湖」は、一般市民にはあまりにも難易度が高すぎます。ほぼ実業団選手のための大会と言ってもいいでしょう。

しかし福岡や琵琶湖のような「出場資格制限こそが大会をブランド化する」ということが本稿の趣旨です。

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ブランド大会は全国にどれだけあるのか?

ピラミッド状にいるたくさんの選手たちの頂点にいるのがプロのエリート選手であり、選手層が底辺と頂点だけということはありえません。頂点が存在するためには、底辺の存在と同じぐらい中間層の存在もまた重要なことです。中間層の突き上げがなければ頂点が高く聳え立つことはありえません。

エリートはニューイヤー駅伝や、福岡国際など、目標とする大会があります。

それでは中間層は? 福岡やびわ湖に続くブランド大会となると、何があるでしょうか。

残念ながら極端に減ってきます。

男子ならば「別府大分毎日マラソン」でしょうか。別大マラソンはまだプチエリートと言えるレベルで頑張っています。カテゴリー2(2時間30分1秒~2時間59分59秒)、カテゴリー3(3時間~3時間30分)。カテゴリー2ならばサブスリーランナーです。

私もかつて別大マラソンを走ったことがあります。関東の人間ですが、わざわざ別府まで泊まりで走りに行きました。テレビで見たあの別大を一度は走ってみたいですもの。そのために多少の宿泊費、交通費がかかろうとも気になりません。一度でも完走していると、別大マラソンのテレビ中継を見るのが断然楽しくなります。テレビ中継のたびに「ああ、あの時は辛かったなあ」とか「〇〇走友会のTシャツを着たやつと競い合って走ったっけなあ」とか思い出が蘇ってきます。つくばマラソンではそういうわけにはいきません。

別大マラソンの次はどうでしょうか? 別大に続くようなブランド大会があるでしょうか。

もうほとんど壊滅状態なのではないでしょうか?

かつては「防府読売マラソン」がサブスリーランナーじゃないと出場できないエリート大会だったのですが、今は大衆に迎合してほとんど誰でも出場できる大会になってしまいました。マラソン4時間の出場資格制限ではとてもブランド化しているとは言えません。「泉州国際市民マラソン」も似たようなコースを辿って、ブランド大会から転落してしまいました。

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門戸開放に向かう主催者側の気持ちはわかる。

ランナーに門戸を開放したくなる主催者側の気持ちはよくわかります。道路封鎖して走らせるんですから、多くの人を走らせた方が単純に実入りが多いわけですよね(エントリー代金がたくさん懐に入ってくる)。

しかし市民ランナー側の要望によって門戸が開かれたような話も耳に入ってきます。4時間をやっと切れるぐらいの人が「私にも走らせてください。私だって頑張っているんです。3時間30分の人はよくて、どうして私じゃダメなんですか?」とごり押しに要望することで門戸が開かれたような話しも聞きました。

「どうしてサブフォーの私じゃダメなんですか?」と聞かれたら、主催者側としては返答に困ることでしょう。道路封鎖する大会という性質上、地方公共団体が主催者に名を連ねていますから、断れないというよりも、できるだけ受け入れる方向になるのが当然です。

大会主催者「持ちタイムで出場資格制限しているから」

ごり押し市民ランナー「そんなの資格制限を緩めればいいじゃないですか。市民大会なんでしょ? 多くの市民が走れることの有意義をあなた方は正確に理解していない。私だって同じ税金払っている市民なんですよ。わずかの走力の差で走れないなんて不公平です!」

そう言われたら面倒くさいし、実際収入が増えてメリットもあるし、門戸は開放に向かうのは必然だと思います。

しかし、ここで踏みとどまってくれる大会はないものでしょうか。そういうプライドのある大会があれば、私だったら日本中どこへでも走りに行きますけど。

大会主催者の方はご存知ないかもしれませんが、私の知るランナーたちは「走れれば、どこへだって行く」という人が非常に多いです。

遠方から来て宿泊して、走って、飲食して観光して帰る、という人は驚くほど多いのです。北海道マラソンをありかたをよく調べればわかることです。

私もその一人です。走れればどこへだって行きます。もっとも遠いところで、アメリカのボストンマラソン。スイスのユングフラウマラソンまで走りに行っています。

ボストンが誰でも走れる大会だったら、そこまでして行かなかったと思います。

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ランナーのプライド。ボストン・クオリファイ

ボストンマラソンは第1回近代オリンピックの翌年1896年に始まった世界で最も歴史のあるマラソン大会です。ワールドマラソンメジャーズのひとつであり、有名な「持ちタイムのエントリー制限」があります。ボストンを走れるほどの走力(ランナーとしての質)をもったことの証としてこの制限のことをボストン・クオリファイと呼んでいます。

ボストン・クオリファイは、本気で練習しないとクリアできない厳しいレベルの制限タイムであり、このタイムをクリアできないためにボストンを走れない選手はいくらでもいます。逆にボストンマラソンの正式選手ということはこの出場資格タイムをクリアしたという意味であり、それゆえボストンを走ることは憧れとなるのです。

そのため、ボストンを走るために、世界中からランナーが集まるのです。

ユングフラウマラソンはAIMS(国際マラソン・ロードレース協会)公認42.195kmの中で、標高差1810mの「世界で最も過酷な42.195km」と呼ばれています。完走タイムはサブスリーランナーでも5時間6時間はあたりまえの山岳レースであり、それゆえに面白いのです。

やはり世界中からランナーがインターラーケンに集まります。本当に素晴らしい大会でした。世界自然遺産の真っ白なユングフラウを目指してランナーたちが一斉に走るのです。

これをレースのブランド化と呼びます。

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持ちタイムで門戸を狭めてランナーの射幸心を刺激せよ

「エリート大会をつくれ」「持ちタイムで門戸を狭めてランナーの射幸心を刺激せよ」

あまりこういう主張をする人を聞いたことがありませんので、私がここに主張させていただきます。

山田敬蔵

山田敬蔵さん。ボストンマラソンエキスポにて

地元民だけが参加するようなノンブランドの大会では単純にエントリー代だけしか入ってきませんが、大会をブランド化すれば、大勢のランナーが飛行機や新幹線でやってきて、ホテルに泊まり、カーボローディングで食い、完走パーティーで飲み、家族にお土産を、自分にはマラソングッズを山ほど買って帰るのです。こうして「経済効果」というものが発生するのです。

一時期、東京マラソンの黎明期に、ゴールタイムによってエントリー代金を変えたらどうか、という笑い話がありました。道路占用しているのだから、遅い人は道路占用時間が長いのだから、その分たくさん道路占用料を払えという冗談です。

ランナーに対してそういう差別をすべきではないと思いますが、「持ちタイムで門戸を狭めてランナーの射幸心を刺激する」という大会ブランド化戦略は「あり」ではないかと思います。

ボストンのような走れるだけで名誉であるような市民大会が日本にも誕生してくれることを願っています。

プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるライター。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。マレーシア・キナバル山。台湾・玉山ニイタカヤマ。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の放浪の旅人。現在、仮想地球一周ランニング中。
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