ルールはルールだ。悪法も法なりって正当か? 女性天皇、共産党独裁、NHK受信料

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世の中をよくしようと考える人は、法律や憲法を破るしかない

ニュースを見ていたら、NHKの受信料の滞納が多くて、徴収に力を入れていくのだそうだ。滞納者には裁判も辞さずという構えらしい。しかしNHKの受信料というのは本当に正当な料金なのだろうか。もちろんNHK側の言い分は「放送法に定められている。悪法も法なり。払わなくてはならない」という主張だろう。

しかし私は思うのだが、「悪法も法なり」は本当に正しいのだろうか。たとえば世の中をよくしたいと考えている人がいたら、彼は善人だろう。しかし世の中をよくするためには現行法は破らざるをえないこともあるだろう。現行法を守っていたら、世の中をよくすることなんてできない場合もある。

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天皇は男性のみ。ルールそのものがおかしい場合もある

今上天皇のお子様に愛子さまという女性がいる。この人は天皇の長子であるにも関わらず、次の天皇にはなれない。皇室典範というルールによって男性しか天皇になれないと定められているからだ。しかしこの男女平等の世の中で、男性しか天皇になれないというルールそのものがおかしいのではないか、と考える人もいるだろう。そのように考えるフェミニズム系の人が「愛子さまを天皇に」という運動を展開したら、それは現行のルールを乱す行為ということになるのであろうか。

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共産党独裁。悪法は破らなければ、世の中は変えられない

たとえば中国には共産党独裁というものがある。これは中国の憲法でも法律でもそのようなルールになっている。しかし日本人から見ると、このルールはおかしいのではないか、と感じる。共産党以外の政党をつくることが事実上不可能なのだ。だとしたら、共産党に不満のある人はどうすればいいのだろう。世の中をよくしようと考える人は、まずは法律や憲法を破るしかないではないか。

中国で人気の古典『水滸伝』は、基本的には現行法を破る山賊たちの集まりだ。しかし現行法は破っても、仁や義といった本当に大切なものを守ろうとしている好漢であるため、人々の支持を得ているのである。

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強制サブスクNHK。身分や待遇も公務員に準じるべきではないか

ところでNHKの受信料であるが、私には正当な支払い権利とは思えない。法律が古いのではないか? 大昔は富国強兵的な政策の中で挙国一致のための国営放送に存在意義があったのだろう。だが今はもう強制サブスクにする意味がわからない。

NHKの職員の給料や待遇が公務員なみというのならまだわかるが、彼らはそこだけ民間企業なのだ。身分だけは公務員なみだが、給与も待遇もはるかにいいのである。税金みたいに受信料をとって、高給取りなのはおかしいと思いませんか?

私だったらNHK受信料よりもネットフリックスなど任意のサブスクに入ったほうがいいです。ニュースはYouTubeで十分です。新聞がいらないように、NHKもいりません。

悪法も法なり。ルールはルールだ、という姿勢で受信料の支払いを続けて、ルールが変わったら払うのを止めようというスタンスでは、いつまでたってもルールは変わらないだろう。

インドのガンジーは、塩をつくれるのはイギリスだけだという法律があったにも関わらず海まで行進して自ら塩をつくった。悪法も法なりというスタンスでは、世の中に一石も投じることはできないのだ。

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