サブエガとは何か?

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当サイトの看板であるサブスリー養成講座であるが、search consoleによれば「マラソン」「サブエガ」という検索ワードで訪問してくる人が多いようだ。サブエガって何だ?

こんにちは、ハルト@sasurainorunnerです。

ここでは市民マラソン用語であるサブエガとは何か? について解説します。

 

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人生にはピークがある

 

本サイト『ドラクエ的な人生』は2017年9月から開始しています。その頃、もうすでに私はピークを過ぎたランナーで、このまま走ることに人生を賭けてもいいものか、それともほかの世界に旅に出るべきか迷っている頃でした。

血尿上等で本気でマラソンに打ち込んで15年で思い知ったことは、人生にはピークがあるということです。「老後でいいや」とやりたいことを後に回してしまう生き方をしている人を見かけますが、危ういなあと思います。

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老後に回していいことなんて何一つない

 

老後に回していいことなんて何一つない。僕はそう思っています。すくなくともサブスリー達成は退職した老後では無理だったでしょう。このブログで私は「アトムのジェット走法」「踵落としを効果的に決める・走法」など走ることのノウハウを語っていますが、それだけでサブスリーが達成できたわけではありません。同じ技術を持ちながら老いて達成できなくなったこともあるのです。「若さで走っていた」そういう部分も確かにあったのだと思います。走るっていうのは技術だけではありません。多かれ少なかれ若い肉体や魂で走るものです。

 

 

ランニング人生のピークは、ある年、突然、来ます。「昨年と同じ練習量を今年もやるのは無理」と思うのが始まりです。「来年はない」覚悟で練習したとしても、まだ若く体力があれば、昨年の練習量を今年はさらに超えていくことができます。しかし、ある年、あなたも思い知ることになるでしょう。「去年死ぬ気でやったあのヘンタイ練習を、今年もやるのは無理!」と自分自身で思うようになるのです。それが若さのピークというものです。

 

裏を返せば、去年それだけ死ぬ気で練習したという誇るべきことですが、それが引退の始まりです。練習量を維持できなくなるわけですから、自己ベストを更新できなくなります。かつてのように軽やかに走れなくなります。かつての走りが軽やかであるほど、今の自分が歯がゆく感じます。「市民ランナーに引退はない」といいますが、それは死ぬ気で練習していない人の場合です。ずっと鈍足ランナーだった人の場合です。シリアスランナーには引退の時が訪れます。そう。私のように。

 

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人に書けないことが書ける。自分の中に力を感じる。

 

生き方に迷っているときに本ブログを始めたのですが、当初から自分には人に書けないことが書けるという自信がありました。当初、ブログは二本の柱を考えていました。 ひとつは「旅のこと」。エグザイル、ワンダラー、エクスプローラーとしての旅の経験です。そしてもうひとつはゴールしたら倒れてもいいぐらいの気持ちで打ち込んだマラソンのノウハウについてでした。

「旅のこと」についての検索ヒット数はイマイチですが、おかげさまでマラソン完走走ることの技術についての検索はたくさんのページビュー数を記録しています。

ところが私のマラソン記事には「マラソン」「サブ・エガ」「達成難易度」という検索ワードで訪問してくださる方が非常に多いのです。「サブ・エガ」 って何だ? 自分のサイトを自分が知らない言葉で検索されて閲覧されているのは気味が悪いので、サブ・エガとは何なのか、調べてみました。ちょっと調べてみたらすぐにわかりました。

エガというのはタレントの江頭2:50さんのことでした。サブ(sub)というのは「~の下」という意味の英語の接頭語です。subwayは道の下だから地下鉄、submarineは海の下だから潜水艦。マラソン・サブスリーは完走タイムが三時間を下回ることです。とすると、サブ・エガというのはマラソンの感想タイムが2時間50分を下回ることを意味します。「空気が読めない」を「KY」と言うように、誰かが言い出した新しい言葉ですね。それがSNSを通じてあっという間に広まったのでしょう。なるほど一度聞いたら忘れませんね。江頭さんを知っていれば、の話ですが。

サブ・エガ。これはなかなかすごいタイムです。イーブンペースでも、ハーフマラソンのタイムが1時間25分を切らなければなりません。現実的には1時間20分を切る力がないとゴールまで折り返してくることはできないでしょう。

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「サブ・エガ」達成のノウハウ、難易度

私のサイトを「サブ・エガ」で検索して訪問したくださった方たちは、どうすれば2時間50分を切ることができるのか、そのノウハウをこのサイトに求めていることでしょう。これまで私が「サブスリー養成講座」で語ってきた以上の決定的な何かを求めているに違いありません。

しかし残念ですが、そんなものはありません。あえて言えば記録を生み出す魔法のシューズ。ナイキの「ズームヴェイパーフライ4%」を履いてみる、ぐらいでしょうか。

しかし私の『サブスリー養成講座』の核心は、「レース中に走法を変える。たくさんの走法を持っていること」にあります。 なにも自重トレーニングしながら走ることはない、という発想から、苦しくなったら走法を変えよう、というのが私の最大の提案です。だから瞬間瞬間ピッチ走法の場面もあれば、ストライド走法に切り替えるときもあります。そのような一定のピッチを刻まないランナーにはこのドーピングシューズは向いていない気がします。ときにはピッチ走法、ときにはストライド走法と切り替える私の走法が靴底のフレートの反発リズムと合うでしょうか。フレートが反発する瞬間に踏み込んだらまるでクッションの上を走るように力は吸収されてしまいます。

私はマラソンでサブスリーを連発しましたが、サブ・エガを達成したことは一度もありません。サブ・エガを目指したこともありません。昔はそんな言葉はなかったのです。言葉がないということは、概念がないということです。概念がないのですから目標にすることもありませんでした。

「なんだ。こいつはサブ・エガを一度も達成したことがないのか。じゃあ読む価値なしだな」と思われたのなら、どうぞ設楽悠太大迫傑のブログでも読まれるといいでしょう。そこにあなたの走力を向上させる何かが見つかったら本当にラッキーでしたね。残念ながらエリートランナーのブログから学べることはあまりありません。もしそうだったらエリートランナーは星の数ほどいますからノウハウも星の数ほど書いてあるはずです。でもそんなことは書いてないのです。かつて私もエリートランナーの書いた本を読み漁った人間だからわかるのです。

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最高のパフォーマンスをする肉体にかける技術的言葉はほとんどない

 

プロゴルファーの中嶋常幸にゴルフ映画も撮っている武田鉄矢が 「ボールを遠くに飛ばすにはどうすればいいか?」と聞いたら「そりゃあ……遠くに飛ばそうと思ってスイングすることだよ」と返事が返ってきたとか(爆笑)。どうすればいいか頭であれこれ考えるよりも、肉体に成し遂げさせるのが本当のアスリートです。肉体言語に秀でているから、言葉で解説することなんて必要ないのです。こんな私でも中嶋常幸さんの言葉は何となく理解できます。100m走のような短距離を最高に速く走ろうと思ったら、もう死ぬ気で速く走るしかありません。動的バランスとかやじろべえ走法とか言ってる場合じゃありません。最高に速く走る気持ちになって肉体がそれに応える。その時の状態を後から観察すれば腰が浮いていたし、背骨は直立していたのです。腰をふわっと浮かせる気持ちで背骨をヤジロベエのように直立させようと意識して(理論先行)速く走ったわけではありません。技術的な言葉が先にあったわけではありません。言葉は後から付けただけなのです。

技術的言葉があって最高のパフォーマンスができたのではありません。最高のパフォーマンスの後から技術的言葉ができたのです。「そんなことはない。コーチの言葉で私のパフォーマンスは上がった」と思うかもしれません。しかしそのコーチはきっと自分の最高のパフォーマンスを言葉にして後輩のあなたに伝えているのです。あくまでも肉体先行。

最高度に発揮している肉体にかける技術的言葉はほとんどありません。言葉をかけるとすれば「速く、もっともっと速く、速く、速く……」気持ちを鼓舞する言葉しかありません。ほら「そりゃあ……遠くに飛ばそうと思ってスイングすることだよ」 という中嶋常幸さんの言葉と全く同じではありませんか。

マラソンほど自制してスピードをセーブして走るから、やっと言葉で説明できるのです。理屈を頭で考えてから肉体で実践したのではありません。うまく走れた成功体験を言葉にして表現したのです。肉体が先、言葉は後です。肉体が芸術的に表現した瞬間のことを言葉ではうまく表現できません。「百足(ムカデ)にそんなにたくさんの足をいっぺんにどうやって動かしているんだと聞いたら、百足は考えすぎて前に進めなくなってしまった」という逸話のようです。複雑で瞬間の肉体の動きに言葉が介在する余地はありません。速く走りたければ速く走りたい気持ちになることだ、という言葉を発した人の境地が私にはわかります。

そのような意味で私のランニングを成長させてくれたのは「スーパーアスリートの言葉」ではなく「はじめは遅かったけれど知恵と工夫で成長して速くなったサブスリーランナー」でした。あなたにとって私のブログがそのようなものでありますように祈っています。

サブ・エガを達成したことがない以上、サブ・エガを達成するためのノウハウは語れません。しかしひとつだけ語れることがあります。

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超人ではない。普通の人間に達成できることだ。走れ!!

初マラソンで私は4時間も切れない鈍足ランナーでした。その頃の私にとってサブスリーランナーというのは『この世の超人』でした。自分がそんな超人であるはずがないと思っていました。

しかし膝を故障しランナー引退を余儀なくされ、神のめぐみで再び走れるようになった時、ダメで元々、高い目標を掲げて走ろうと決意したのです。達成できなくてもいい。やるだけやってみようとサブスリーに挑戦しようと思ったのです。その結果、私はサブスリーランナーになりました。私はサブスリーランナーのことを「そんなに超人じゃなかった。ただの普通の人間だ」と今は思っています。

私は雑誌『ランナーズ』の取材でマラソン2時間30分を切る市民ランナーを多数、取材してきました。2時間30分切りですよ。サブ・エガどころじゃありません。女子の優勝ランナーと互角の勝負ができる超人たちです。

そうです、私は彼らを超人だと思っていました。でも彼らは自分のことを超人だなんて思っていませんでした。「普通の人間だ」と思っていたのです。私が自分を「普通の人間だ」と思うように。

そんな私に言えるのは「サブ・エガ」だって普通の人間が達成できることだ、ということです。フルマラソン2時間50分なんてけっして超人の領域ではありません。今はそうは思えなくても、達成すればわかります。

血尿上等、ゴールしたら倒れる覚悟で2時間台でマラソンゴールに走りこんだ私には「サブ・エガ」がどんなにたいへんなことかよくわかります。それを目指そうというあなたのスピリッツを尊敬しています。

普通のあなただって、きっと達成できる。私はそう信じています。

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~~このサイトについて~~

比叡山の大阿闍梨(千日回峰行者)様を超える生涯走行距離の中で走りながら感じたことをサブスリーランナーが綴るコラム。

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プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるライター。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。マレーシア・キナバル山。台湾・玉山ニイタカヤマ。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の放浪の旅人。現在、仮想地球一周ランニング中。
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