車で四国には有料道路を使わないと行けないのは、税金の使い道からいって問題があるのではないか?

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「有料道路を通らないと四国に行けない」ことを知って衝撃を受ける。

あけましておめでとうございます。年末年始の六連休を利用して四国の今治まで車中泊の旅をしてきました。

これから書くことは四国の人にはあたりまえのことですが、わたし(千葉県人)にとってはかなり衝撃的な事実です。

というのはつまり「有料道路を通らないと四国に行けない」という事実を今さらながらに知ってしまったからです。

これはちょっと驚きでした。国民サービス、税金の使い方の観点からいって、これはどうなんでしょうか?

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新幹線だけあって、鈍行在来線がない地域……それが四国だ

この道路状況は、電車にたとえれば新幹線だけあって鈍行在来線がまったくないという状況です。そんな地方ってあるの?

生まれたときからそういう状況で暮らしていると、その状況に慣れきってしまって、なかなか気づかなかったり、意見を言えなかったりすることがあります。たとえば日本の欠点について日本人よりも外国人の方がよく知っているというのは、その例です。

本来、このことは四国の人が指摘すべきことだと思いますが、慣れきってしまって気づかなかったり、意見を言えなかったりする状況があるかと思い、千葉県在住のわたしが代弁して意見させてもらいます。

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有料道路は使わない主義だが……それだと四国に行けない!

わたしは貧乏主義者なので、普段まったく有料道路を使いません。一般道のみ使います。

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しかしこの二年ほど三重県で雪に降られてUターンを余儀なくされました。千葉県から国道一号線をつかって神奈川、静岡、愛知までは順調なのですが、三重県に入ると毎年雪に降られて先に進めなくなってしまうのです。二年連続同じ場所(道の駅関宿)でUターンしました。三年連続同じパターンは避けたかったので、しかたなく今年は有料道路を使って関が原を越えて西国に行こうという計画でした。おかげさまで一度の雪に降られることもなく、瀬戸内海沿いの地域をドライブ&観光することができました。

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のですが、いつもの貧乏主義が頭をもたげます。

「できれば有料道路は使いたくない(高速料金は払いたくない。ビンボーだから)」

そこで無料ルートをさがしたのですが、なんと「ない」のです。これには驚きました。

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通行料を払わないと本州に行けないなんて、今だ瀬戸内海は国という海賊に通行料を支払わなければならないのか。

2023年現在、車で四国へ行くルートは三本しかありません。

①尾道と今治をつなぐ「しまなみ海道」

②瀬戸大橋

③鳴門大橋を渡る淡路島ルート

①~③まですべて有料道路です。ほかにフェリーで車ごと海を越えるルートもありますが、有料道路よりもさらに割高となります。車の重量分、価格が跳ね上がります。

……いや、まいりました。四国の人はこの現状に満足しているのでしょうか。通行料(有料道路)を払わないと本州に行けないなんて。いまだ瀬戸内海は村上水軍が支配しているかのようです。国という海賊に。

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道路はもっとも基本的なインフラ。国が整備して、国民は無料で使えるのがあたりまえ。不公平な受益者負担道路。

千葉県と神奈川県を結ぶ東京湾アクアラインなんて「使わなくても行ける」のに「無料化論争」がけっこうひんぱんに議論されます。

道路というのは国民の生活になくてはならないものです。道路はもっとも基本的なインフラです。だから税金で整備して基本的に無料で使えるようになっているのです。それが当たり前です。税金というのはそのために徴収しているのです。そうでないというのならばわたしは税金なんて払いたくありません。無料が当然。通行料をとる方が異常なのです。

本州と四国の連絡道路は「受益者負担」という考え方で有料なんだろうと思いますが、騙されてはいけません。受益者負担なんてどこの場所でも同じ理屈です。わたしの家の前の生活道路だって受益者負担をすべきかもしれませんが公道として無料(わたしの払った税金)で使っています。日本中が受益者負担道路(つまり有料道路)なら公平ですが、本州四国連絡道路だけが受益者負担というのは公平ではありません。

それなのに国から本州には無料で行けません。そこに道路があるのに無料のルートはひとつもないのです。四県の県民証を見せたら無料になるというわけでもありません。安くなるわけでもありません。

スイスの登山鉄道などは、観光客からは高いお金をとって、生活の足にしている地元民からは安い料金しかとらない二重料金制度を採用していますが、本州四国道路にはそういった制度はないようです。ドイツの高速道路・アウトバーンは無料で通行できます。

本州へと通じる道路がぜんぶ有料というのはちょっとおかしくないですか? 国民福祉の観点からどうなんでしょうか。税金の使い方としてどうなんでしょうか? 四国の人は「本州に出てくるな」と言っているかのようです。

わたしが四国の県民だったら、自分の税金は何よりも本州との連絡道路(無料)のために使ってもらいたいですね

愛媛県民や、香川県民や、徳島県民はそうではないのでしょうか?

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これほど交通の便が悪い四国を移住先にするわけないじゃんか。

今回、わたしはしまなみ海道から四国に入って、瀬戸大橋から本州に戻るルートを選びました。どちらも有料ルートですが、それしかないんじゃしかたありません。いやいやですが使いました。

ところでわたしは将来にわたって千葉県に住み続けるつもりはありません。移住先を探しながら旅をしています。移住先の人気ランキングに「愛媛県西条市」がよく上位に上がります。西条市を見てみたいというのも今回四国を訪れた理由のひとつでした。なぜ西条市が人気があるのか。そこを知りたいという気持ちがありました。

かつてわたしは地図の上から海も山も近い富士市をいいところだと勘違いしてしまったことがあります。富士山も大平洋(駿河湾)も近いので最高じゃないかと思ったのです。しかし実際に行ってみると、製紙工場をはじめとする大工場地帯で、それほど住むのにいい場所でもありませんでした。駿河湾は陸地と完全に護岸で分かれていて波もなくまるで巨大な湖のようでした。千葉の海とはまるで別ものです。想像どおりだったのは富士山だけでした。わざわざ移住したいような場所ではありませんでした。

このように地図を見るだけではわからないことがあります。この目で見てみないとわからないということが世の中にはたくさんあるのです。だから移住先として人気の西条市を見て見たかったのです。

ところが……行ってみる前から西条市に移住する気持ちなんてなくなっていました。西条市はいいところでしたよ。行ってみて人気の理由がわかりました。石鎚山など四国山脈がアルプスのように高くそびえ立ち、まるで海のある長野県みたいでした。いい場所です。なるほど人気になるのがよくわかります……西条市がいいところだというのはよくわかったのですが、わたしだったら絶対に移住したくないですね。だって本州に行くのにいちいち有料道路代がかかるんですよ。気楽に車で動けるのは四国の内部だけじゃん。陸の孤島じゃん。気軽に車中泊で全国まわれないじゃん。そんな場所に移住するわけないじゃん。

これではまるで四国の人は「本土に来るな」と言われているかのようです。有料道路しかないなんて、そんなことでいいんですかね。四国の人たち?

橋の建設資金が膨大で、資金計画の中で有料道路として償還していくという「そもそものプラン」なんでしょうが、だからといってただの一本も無料道路がないというのはどうなんでしょうか。まるで金持ちしか本州に来るな、と言っているかのようです。償還計画なんて国が買い取って無料化すればいいじゃん。それをやるのが国策じゃん。

おれが四国の県民だったら、「本州連絡道路の無料化」を政治家にまっさきに求めたいけどなあ。三本ある橋のうち、せめて一本ぐらいは無料化にすべきではないでしょうか?

すべて有料道路っていうのは、なんかちょっとおかしいと思いませんか?

そんなことでいいんでしょうかねえ、四国の方々?(義憤

その点、千葉は恵まれているなあと思います。アクアラインなんて有料でも無料でもどっちでもいいもの。木更津から川崎に行く方法なんていくらでもあるもの。しかも無料で。

木更津ブルーべり狩り

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サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

アリクラハルト。物書き。新狩猟採集民族、遊民主義の提唱者。心の放浪者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。

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このブログ著者の小説『ツバサ』
小説『ツバサ』
主人公ツバサは劇団の役者です。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」
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主人公ツバサは劇団の役者です。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」
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