バリ島ウブドのモンキーフォレストで、オスザルとガチ対決した話し

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『ドラクエ的な人生』とは?

心の放浪者アリクラハルトの人生を走り抜けるためのオピニオン系ブログ。

書籍『市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)』。『通勤自転車からはじめるロードバイク生活』。『バックパッカー・スタイル』『海の向こうから吹いてくる風』。『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』『読書家が選ぶ死ぬまでに読むべき名作文学 私的世界十大小説』Amazonキンドル書籍にて発売中です。

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海外旅行の持ち物。いいもの派? 使い捨て派?

長期海外旅行に持参できる持ち物は限られています。

持ち物に対する考え方は二つあります。ひとつは「いいものを持ち歩く」こと。もうひとつは「使い捨てのものを持ち歩く」ことです。

私は今は「いいものを持ち歩く」派ですが、「使い捨てのものを持ち歩く」派の気持ちもよくわかります。

「使い捨てのものを持ち歩く」派の場合、盗難にあっても慌てません。どうせ捨ててもいいものだし、なんなら本当に捨てて代わりのものを外国で買い替えれば、それがそのまま自分へのお土産にもなります。

海外旅行の三種の神器。バックパッカーの持ち物リスト

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ロードバイク通勤時代。いい雨具を着るか、使い捨て雨具を着るか

私がロードバイク通勤をしていた時には、雨が降ったら困ったものでした。自転車の雨対策は、雨具を着るしかありません。この雨具に対する考え方も同じで「いい雨具を着る」か「使い捨ての雨具を着る」か、どちらかしかありません。

私はロードバイク通勤の時は「使い捨ての雨具を着る」派でした。どうせ内側から汗でびしょびしょだし、高級なのは自転車本体だけでじゅうぶんだと思っていました。

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ロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードを競うようになるところまでを描いたエッセイ集です。
※本書の内容
通勤バイク四重苦とは?
●ママチャリ・ダンシング最強伝説
●スピードこそロードバイクのレーゾンデートル。通勤レースのすすめ
●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。体重ライディング理論。体重ペダリングのやり方
●アマチュアのロードバイク乗りの最高速度ってどれくらい?
●ロードバイクは屋外で保管できるのか?
●ロードバイクに名前をつける。
●アパートでローラー台トレーニングすることは可能か?
ロードバイククラブの入り方。嫌われない新入部員の作法
●サブスリーランナーはロードバイクに乗っても速いのか?
●スピードスケートの選手がロードバイクをトレーニングに取り入れる理由
デブでうんち(運動音痴)だからロードバイク乗りなのか?
●インポテンツになるという噂と対策
●スティーブ・ジョブズ「知の自転車」。論文の嘘を暴け
●旅サイクリングのやりかた

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バリ島・ウブドのモンキーフォレストで猿と対決

それがどうして今、海外旅行では「いいものを持ち歩く」派になったのかというと、バリ島で猿と対決したときのことが、きっかけになっています。

バリ島のウブドにはモンキーフォレストというところがあって、そこには猿がいます。ニホンザルよりもちょっと大型の猿がたくさん生息していました。そこのサルは観光客のカバンの中に入っている食べ物を狙おうと、えらく攻撃的なのです。とくに大型のオスのアタックには、女性観光客が悲鳴を上げるほどでした。

ハルト
ハルト

くおら。人間様をなめんじゃねえ

私はあるオスザルとにらみ合いになりました。ガイドブックを読むと「サルの目を見るな」「サルと目を合わせるな」と書いてあったのですが、私はヤンキースピリッツをもったインテリなので猿をガン睨みしてやりました。

ところがこのオスザルは気の強い野郎で、こちらをにらみ返してきました。毛を逆立て睨みつけてきます。私も目をそらしませんでした。

はっきりいって一触即発です。

オスザルといっても、やつの体重は三十キロもないでしょう。私の体重は倍以上もあります。体格では勝負になりません。おなじ爪と牙があれば負けるわけがない相手です。

しかし敏捷性は野性のサルがはるかに勝るでしょう。あっというまに木の上まで駆け登ってしまうような敏捷なやつですから、飛び掛かられて噛みつかれたら厄介なことになります。

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未来を蹴る! サブスリーキック不発!

当時、私はサブスリーランナー(マラソンを走ったら2時間台)だったので、自分のキックには絶大の自信がありました。しかし問題がひとつあって、そのときはサンダル履きだったのです。テバやキーンのようなちゃんとしたサンダルではなく、バリ島で買ったビーチサンダルでした。このサンダルでちゃんとしたキックができるでしょうか? アキレス腱が固定されていないビーサンで、ちゃんとサルにキックが当てられるか? いまいち自信がもてませんでした。猿が飛び掛かってくる方が速いのではないでしょうか?

にらみ合いつつ、不安がよぎります。

私は自分のキックよりも、猿が飛びかかる方がはるかに速いと冷静に判断しました。そしてサル本体を蹴ろうとしても間に合わないから、自分と猿のあいだにある仮想空白に狙いを定めました。猿が動きを見せたら、あっという間に私との間を詰めてくるはずです。その詰めてくるであろう未来の猿の位置を蹴るのです。それならはこちらの反応が遅れてもサル本体を蹴り飛ばすことができるはず。

オスザルはやる気満々です。ものすごい顔で牙を剝いています。いまにも飛び掛かってきそうでした。私は体を斜めにして、未来の猿がいるであろう空間を蹴り飛ばそうと構えました。

瞬間、猿がバッと飛び掛かるような動きを見せた時、私は思いきって、何もない空間に蹴りをかましました。やつがどれほど敏捷でも、こちらは未来を蹴るのだから当たるはずです。

ところが猿は私に飛び掛かってきたのではなく、後ろに飛びのいて逃げ去っていたのです。

私のサブスリーキックは激しく空を切りました。しかし渾身の力を込めたキックだったので、安物のビーサンの鼻緒がはじけ飛んで切れてしまったのです。

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雑誌『ランナーズ』のライターが語るマラソンの新メソッド。ランニングフォームをつくるための脳内イメージ・言葉によって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化して速く走れるようになる新理論。言葉による走法革命のやり方は、とくに走法が未熟な市民ランナーであればあるほど効果的です。あなたのランニングを進化させ、市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」「ハサミは両方に開かれる走法
腹圧をかける走法。呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」の本当の意味は?
●【肉体宣言】生きていることのよろこびは身体をつかうことにこそある。
(本文より)
マラソンクイズ「二本の脚は円を描くコンパスのようなものです。腰を落とした方が歩幅はひろがります。腰の位置を高く保つと、必然的に歩幅は狭まります。しかし従来のマラソン本では腰高のランニングフォームをすすめています。どうして陸上コーチたちは歩幅が広くなる腰低フォームではなく、歩幅が狭くなる腰高フォームを推奨するのでしょうか?」このクイズに即答できないなら、あなたのランニングフォームには大きく改善する余地があります。
ピッチ走法には大問題があります。実は、苦しくなった時、ピッチを維持する最も効果的な方法はストライドを狭めることです。高速ピッチを刻むというのは、時としてストライドを犠牲にして成立しているのです。
・鳥が大空を舞うように、クジラが大海を泳ぐように、神からさずかった肉体でこの世界を駆けめぐることが生きがいです。神は、犬や猫にもこの世界を楽しむすべをあたえてくださいました。人間だって同じです。
・あなたはもっとも自分がインスピレーションを感じた「イメージを伝える言葉」を自分の胸に抱いて練習すればいいのです。最高の表現は「あなた」自身が見つけることです。あなたの経験に裏打ちされた、あなたの表現ほど、あなたにとってふさわしい言葉は他にありません。

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旅のあいだはずっとつきあうものだから、いいものを持っていこう

これがTevaやKEENなどのちゃんとしたサンダルだったら、キックの反動ではじけ飛ぶなんてことはなかったでしょう。安物のサンダルだったから、逃げていくチキンなモンキー野郎を追いかけることもできませんでした。もっとも追いかけたところで、マラソンならともかく、あっという間に木に登られて追いつくはずもなかったですが。

その後、次のサンダルを買うまで、私のバリ島旅行は徒歩移動に問題をかかえるものになってしまいました。

このことがあってから、私は海外旅行には「捨ててもいいもの」ではなく「いいもの」を持っていこうという派に転向したのでした。

いざというときに、サルと戦えないようでは困りますからね。

今では、旅のあいだはずっとつきあうものだから、旅の持ち物はいいものを持っていこうと思っています。

 

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