ストライド走法の極意。ハサミは両方に開かれる

MY FAVORITE
スポンサーリンク

どうもハルトです。みなさん今日も元気に走っていますか?

スポンサーリンク

ランニングは大腿骨を動かすことが重要

鳥が羽ばたいて飛ぶように、ランナーは大腿骨を動かして走ります。

鳥は羽を動かすとき、主に羽の付け根の胴体の筋肉を使って飛んでいます。

羽そのものにある筋肉で羽を動かしているわけではないのです。羽を動かすのに羽の筋肉を使っていたら羽は筋肉で重たくなってしまいます。羽は軽い方がもちろん動かすのに有利です。

鳥は身体を軽くするために、文字通り骨身を削っている生き物です。

ランナーも鳥と同じです。

鳥が羽を動かすように、ランニングは大腿骨を動かすことが重要です。

大腿骨を動かすときには、鳥が羽ではなく付け根の筋肉を使っているように、付け根側の体幹の筋肉を使います。腹の底の筋肉(腸腰筋)とお尻の筋肉(臀筋)を主に使って大腿骨を動かすのです。

私がピッチ走法よりもストライド走法を勧めている理由はこのためです。大腿骨を大きく動かすということはストライド走法に他なりません。

スポンサーリンク

ピッチを刻む簡単な方法はストライドを狭めること

逆の場合を考えてみましょう。

もっとも小刻みにピッチを刻めるのはどういう場合になるでしょうか。

それは「その場ステップ」です。前に進みながらステップを刻むよりも、その場を動かすにステップした方が細かくピッチを刻むことができます。サッカーの三浦知良選手のカズ・ダンスみたいにその場ステップを刻めばいいのです。でもカズがボールを追ってゴール前に走り込むときにはカズダンスほどのピッチは刻んでいません。刻んでいないというより刻めないのです。力の限り速く走っていますから、そんなにピッチは刻めません。

わかりますか。ピッチを刻むための最も簡単な方法は、ストライドを狭めることなのです。

ピッチ走法とは文字通りピッチを重視した走法のことです。とにかくリズム感重視でピッチを刻むことを最優先にするあまり、ストライドのことを忘れるきらいがあります。

必要以上にムチャクチャにピッチを刻むことは、速く進むことを捨てることと同義です。

ですから私はストライド走法をおススメするのです。

大腿骨を大きく使ったダイナミックな走法で走れば、おのずとピッチは落ちてきます。大きな骨を大きく動かすのですから、振り戻すまでにある程度の時間がかかって当然です。長い振り子はゆっくりで、短い振り子は素早く動くのと同じことです。

『スピードはストライドでしかカバーできない』コラムで解説しましたが、アスリートが引退するのはストライドが維持できなくなるからです。ピッチは命のリズム感ですから、そう簡単には衰えません。衰えるのはストライドなのです。

 

スポンサーリンク

ハサミは両方に開かれる。脚も両方に開かれるから心配いらない

それでは大腿骨を大きく動かすためにはどうしたらいいのでしょうか。

大腿骨は前方にはカカト落としができるほど可動域が広いのに、後ろにはほどんど可動域がありません。

サッカー選手のキックは脚を後ろにしていると思うかもしれませんが、あれは骨盤ごと後ろに引いて角度をつけているのです。大腿骨だけ後ろに可動しているわけではありません。

残念ながら人間の骨格はそのような構造になっています。

前に進もうとするあまり地面を後ろにプッシュしよう(蹴ろう)とする人がいますが、それよりは大腿骨を股関節から前に放り投げるという意識をもった方がよろしい。するとハサミが両方に開かれるように、勝手に股関節が開き、後ろ足は自動的に地面をプッシュすることができています。

プッシュするというよりは、結果として、見た目そのようなフォームになっていると言ったほうが正しい表現です。実際には勢いよく前に伸びた大腿骨に引っ張られるように進むため、ほとんどプッシュさえしていません。そう見えるだけです。

大地を蹴っても少しも前に進みませんが、膝から大腿骨を前に放り投げるように股関節を開くとぐいぐい前に進むことができます。

地面を押すということは、敵は固いアスファルトで覆われた無敵の大地ですから、ものすごい抵抗を受けなければなりません。しかし空中で大腿骨を振りだすのは難しいことではありません。相手は空気です。絶対に勝てない大地を相手に蹴るよりは、絶対に勝てる空気を相手に大腿骨を前に降り出した方がよいのです。大腿骨を前に降り出す勢いで骨盤は自然と前に進みます。

ハルトが提唱する『アトムのジェット走法』は、アキレス腱のバネを使ってカズ・ダンスのように細かいステップを刻むピッチ走法じゃないか、と思うかもしれませんが、それだけではありません。脚を折りたたむことで、大腿骨を大きく動かす行為が軽くなるのです。ピッチにも有利ですが、ストライドにも有利な万能の走法だと思ってください。

スポンサーリンク

ストライド走法こそ『フォームA』である。

ストライド×ピッチでランニングのスピードは決まります。その両方に秀でている人はエリートランナーです。私たち市民ランナーはそのどちらも一流選手から見たら劣っているのです。

オリンピック選手を指導する一流コーチがピッチ走法を推奨しているからと言って、それを鵜呑みにしてはいけません。一流コーチが教える選手はもともと凄いストライドをもつ素質のある選手ばかりなのです。

私たち市民ランナーの『サブスリー養成講座』は、まずは大きなストライドでダイナミックに走れるフォームを身につけましょう。そのダイナミックなフォームのまま、すこしづつピッチを速めるようにトレーニングしましょう。

やがて限界が来ます。大腿骨を大きく動かしながらでは、これ以上のピッチは刻めないというポイントが。それがあなたの巡航速度のベースだと考えてください。『フォームA』です。

ストライドを狭めてピッチを上げればもっと楽に走れると思う瞬間もあるでしょう。けれどもそれは『フォームB』です。決して『フォームA』ではありません。

今日があなたの人生でもっとも若い日」という言葉があります。明日は今日よりも一日老いています。ランニング初心者ほどピッチ走法よりもストライド走法を意識した方がよいでしょう。あなたの人生において初心者の頃がもっとも若いのですから、若い時ほどストライド走法で走るべきです。

ピッチを意識するのはその後でじゅうぶんです。

※最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんのランニングの参考になりましたでしょうか。このブログでは他にもランニングの技術を紹介しています。よろしかったらこちらをご覧ください。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

~~このサイトについて~~

比叡山の大阿闍梨(千日回峰行者)様を超える生涯走行距離の中で走りながら感じたことをサブスリーランナーが綴るコラム。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるライター。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。マレーシア・キナバル山。台湾・玉山ニイタカヤマ。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の放浪の旅人。現在、仮想地球一周ランニング中。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ツイートしています。見てね!
精一杯でいいから走ろう


オートキャンプランキング
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

仮想世界一周ランニング旅に挑戦中。応援おねがいします
MY FAVORITE
スポンサーリンク
sandalsmanをフォローする
ドラクエ的な人生
タイトルとURLをコピーしました