空港で寝る。トム・ハンクス主演『ターミナル』みたいな人たち。
トム・ハンクス主演『ターミナル』という映画をご存知でしょうか。クーデターによって祖国が消滅してしまい、パスポーツが無効になった結果、アメリカに入国もできず、出国もできなくなった主人公が空港で暮らし始める、という映画なんですが、バックパッカーとしては非常に興味をそそられる映画です。
どこがって、もちろん空港に寝泊まりするところです。
私は空港のトランジットで、ショートステイは数限りなく、オーバーナイトも何度も経験しています。
宿が見つからない。やばいな。今度こそ『ターミナル』か?
安宿が見つからずに、空港で寝るってことね
せっかくの長椅子を、わざわざ横に眠れないように手すりを設けているのを見ると「設計者はわかってないなあ」と思います。手すりさえなければ長椅子で快適に眠れるところを、わざわざ金をかけて余計なものを付けることで、つかえない椅子にしてしまっているのです。
そのために旅行者は通路で寝ることになるのです。
通路のど真ん中だって寝る人は寝るんですから、通路で寝られるよりも長椅子で寝てもらった方が空港としてもいいでしょうに。なんで長椅子を手すりでふさぐのかね。
空港内のマクドナルドはその点、よくわかっています。
空港で眠っている人を、貧乏でかわいそうと思わないでください。
私は知っています。彼らは、楽しいからやっているのです。
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