ジャック・ロンドン『荒野の呼び声』「人間よ、野性にかえれ」という野性の呼び声

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書籍『市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)』『通勤自転車からはじめるロードバイク生活』、小説『ツバサ』キンドル書籍にて絶賛発売中です。ぜひご一読ください。

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高橋よしひろ『銀牙~流れ星 銀~』の元ネタはジャック・ロンドン『荒野の呼び声』

ここではジャック・ロンドン『荒野の呼び声』の書評をしています。

本書を読んで幼いころに『少年ジャンプ』で読んだ『銀牙~流れ星 銀~』というマンガを思い出しました。高橋よしひろさんというマンガ家の作品です。

犬が喋る、犬が熊と戦うような奇妙な作品だったと思います。すいません当時、犬が人間みたいに喋ることが違和感で、ちゃんと読んではいませんでした。なんで犬が人間みたいに喋っているんだろう。不思議な作品だなあ、という強烈な印象だけが残っていました。

『荒野の呼び声』を読んで、ああ、これだったのか、と思いました。高橋よしひろさんは、これがやりたかったのか。元ネタはジャック・ロンドンなのか。と思った次第です。

文学作品である『荒野の呼び声』での犬はもちろん人間の比喩なのですが、高橋作品もそんな感じなんでしょうね。

『荒野の呼び声』を読了した今なら『銀牙~流れ星 銀~』を読めるだろうなあ、と思います。

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このブログの著者が執筆した「なぜ生きるのか? 何のために生きるのか?」を追求した純文学小説です。

「きみが望むならあげるよ。海の底の珊瑚の白い花束を。ぼくのからだの一部だけど、きみが欲しいならあげる。」

「金色の波をすべるあなたは、まるで海に浮かぶ星のよう。夕日を背に浴び、きれいな軌跡をえがいて還ってくるの。夢みるように何度も何度も、波を泳いでわたしのもとへ。」

※本作は小説『ツバサ』の前編部分に相当するものです。

アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。

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『荒野の呼び声』のあらすじ

黄色は『荒野の呼び声』から。赤字はわたしの感想です。

物語のあらすじを述べることについての私の考えはこちらをご覧ください。

物語のあらすじを紹介することについて
あらすじを読んで面白そうと思ったら、実際に照会している作品を手に取って読んでみてください。ガイドブックを読むだけでなく、実際の、本当の旅をしてください。そのためのイントロダクション・ガイダンスが、私の書評にできたらいいな、と思っています。

私は反あらすじ派です。作品のあらすじ、主題はあんがい単純なものです。要約すればたった数行で作者の言いたかった趣旨は尽きてしまいます。世の中にはたくさんの物語がありますが、主役のキャラクター、ストーリーは違っても、要約した趣旨は同じようなものだったりします。

たいていの物語は、主人公が何かを追いかけるか、何かから逃げる話しですよね? 生まれ、よろこび、苦しみ、死んでいく話のはずです。あらすじは短くすればするほど、どの物語も同じものになってしまいます。だったら何のためにたくさんの物語があるのでしょうか。

あらすじや要約した主題からは何も生まれません。観念的な言葉で語らず、血の通った物語にしたことで、作品は生命を得て、主題以上のものになるのです。

作品のあらすじを知って、それで読んだ気にならないでください。作品の命はそこにはないのです。

人間描写のおもしろさ、つまり小説力があれば、どんなあらすじだって面白く書けるし、それがなければ、どんなあらすじだってつまらない作品にしかなりません。

しかしあらすじ(全体地図)を知った上で、自分がどのあたりにいるのか(現在位置)を確認しつつ読書することを私はオススメしています。

作品のあらすじや主題の紹介は、そのように活用してください。

偉そうに? どうして無名の一般市民が世界史に残る文豪・偉人を上から目線で批評・批判できるのか?
認識とか、発想とかで、人生はそう変わりません。だから相手が世界的文豪でも、しょせんは年下の小僧の書いた認識に対して、おまえはわかってないなあ、と言えてしまうのです。それが年上だということです。涅槃(死。悟りの境地)に近いということなのです。

主人公はバック。セントバーナードとシェパードの雑種です。人間の飼い犬だったのですが、ゴールドラッシュの「そり犬」として売られてしまいます。棍棒と牙が支配する「力と野性の世界」でバックはすこしづつ野性を取り戻していきます。信頼した人間が原住民に殺害されるとバックは復讐に人間を殺しまわり、野性に戻って、オオカミの群れのリーダーになります。

→バックはオオカミよりも巨大だという設定です。アルプスの山岳救助犬で有名なセントバーナードは大きくて体長100cm、体重90kgにもなるそうです。警察犬で有名なシェパードは大きくて体長70cm、体重は40kgぐらいとのこと。

あいの子にしたのはセントバーナードだとおっとりして弱そうだからでしょうか。バックはセントバーナードの大きさで、シェバードの敏捷さ、どう猛さだと考えましょう。

作品ちゅう、このバックはオオカミよりも圧倒的に大きいとされているのですが、ここが私の違和感その1でした。ツンドラオオカミの大きさは大きくて体長135センチ、体重は50kgほどとされています。セントバーナードよりもオオカミのほうが見た目は大きいんですよ。走り回るために体重こそ軽いですが。走ることは一瞬、宙を浮くことであり、体重は邪魔でしかありません。

※雑誌『ランナーズ』のライターにして、市民ランナーの三冠王グランドスラムの達成者の筆者が走魂を込めた書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。

言葉の力で速く走れるようになる、というのが本書の特徴です。走っている時の入力ワードを変えるだけで速く走れるようになります。言葉のイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く効率的に走ることができるようになります。踵着地とフォアフット着地、ピッチ走法とストライド走法、どちらが正解か? 本書では明確に答えています。あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。

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人間よ、野性にかえれ。おのれの中に眠る先祖の血をよびさませ

適応性、臨機応変の才能を書いていては、野性では即座に非業の死をとげる以外にはない。

徳の崩壊。仮借のない生存競争を強いられる場合、徳性は無用な重荷に過ぎない。

→仲間の犬の死などを見てバックは飼い犬であることをやめて、野性を取り戻していきます。

私有財産と個人的感情を尊重するのもけっこうなことだろう。だが棍棒と牙の掟に支配される国では、それにこだわるかぎり、敗者となるのは必然だった。

盗みは実行しないよりも実行する方が容易だったので実行に移されたのである。

視覚も嗅覚もいちじるしく鋭くなり、聴覚もまためざましく発達した。

眠り込んでいた本能がふたたび目覚めていた。

飼いならされていたあいだの習性は忘れされれた。バックの記憶は自分の種族がまだ若かった頃にぼんやり戻っていった。群れをなして原始の森をさまよい、獲物を追いつめては殺していた時代である。

→『荒野の呼び声』が書かれたのは、1903年。ジャックロンドンの時代、飼い犬が野性を取り戻す姿は、資本家に飼いならされていた労働者がおのれを取り戻す姿としても読むことができます。

作者ジャック・ロンドンは1900年前後、社会主義に傾倒をしていたそうです。

現代風にいうと、サラリーマン社会に飼いならされていた人間が、先祖たちがサラリーなんかなくても生きていたように、すべてを自分でおこなって生きることを取り戻した、と読めます。

人間よ、野性にかえれ、とも読めるです。

原始の生命が体内で復活した。祖先が自分の種族に遺伝として植え付けた生活の知恵は今やふたたび彼のものとなった。

静まり返った極寒の夜、長い遠吠えをするとき、じつははるか昔に朽ち果てた先祖の者たちが、幾世紀という歳月を越えて、彼をとおして吼えているのである。

生命がいかに偶然にあやつられるか。彼は再び本来の自己を回復した。

→バックはオオカミと闘争します。オオカミと犬がケンカしたら犬が勝つという話しを聞いたことがあります。

人造動物である犬の方が「怒り」が長続きするために、ケンカに勝つそうです。逆にオオカミは野性動物だけに怒りとか闘魂がつづかないのだそうです。だから犬とケンカになると、はやばやと逃げてしまうのだとか。

飢え死にするような局面でないかぎり、生命のやり取りになりかねない闘争は避けるのが野性動物の掟なのかもしれません。

森の兄弟とならんで走りながら、バックの心は激しい喜びに満ちている。原始の記憶が急速によみがえりつつあった。バックは以前にも同じことをしていた。そして今、またしても自由に走り回っているのである。

敬愛する主人ジョン・ソーントンの死。原住民の襲撃で殺されてしまった。

憤怒のあまり理性と狡猾とが圧倒されてしまった。喉を大きく噛み破る。裂けた頸動脈から血が噴水のようにほとばしり出た。当たるをさいわい噛み、裂き、殺し、木立のあいだで彼らを引きずり倒した。

→野性に帰ったバックは≪人間≫を噛み殺します。犬にとって人間に逆らうことはタブーだったはずですが、野性化したバックはお構いなしです。これは見ようによっては支配階級、ブルジョアを噛み殺そうとする飼い犬すなわちプロレタリアと読めなくもありません。

バックはオオカミの群れのリーダーとなる。人間にも襲い掛かる悪魔の化身。

→ターザンがゴリラの群れのリーダーになってしまうような展開です。小説『ターザン』が1912年刊行なので『荒野の呼び声』の方が先行作品ですね。

だが、そのオオカミは常に一人というわけではない。大きな体を空中に躍らせ、太いのどを震わせながら、世界がまだ若かった頃の歌をうたう。それは今もなおオオカミの群れの歌なのだ。

→ もちろんここでの犬は人間の比喩でしょう。飼い犬バックはひょんなことから野性の世界へと放り出されてしまいました。そこで過酷な体験に耐えて、自立を目指します。そのためにはおのれの中に眠る先祖の血、野性に帰らなければなりませんでした。

『荒野の呼び声』が、動物が主人公なのにジャック・ロンドンの自伝的小説とされるのは、その行動が似ているからではなく、その心の流れが似ているからです。

わたしたち飼いならされている飼い犬も、野性にかえった方がいいのかもしれません。

【本番練習法】通りすがりのランナーに勝手に練習パートナーになってもらうオオカミランニングのすすめ

荒野のおおかみ。ステッペン・ウルフ

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このブログの著者が執筆した純文学小説です。

「かけがえがないなんてことが、どうして言えるだろう。むしろ、こういうべきだった。その人がどんな生き方をしたかで、まわりの人間の人生が変わる、だから人は替えがきかない、と」

「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」

本作は小説『ツバサ』の後半部分にあたるものです。アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。

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サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

アリクラハルト。物書き。新狩猟採集民族、遊民主義の提唱者。心の放浪者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。

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この本は勤務先の転勤命令によってロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードを競うようになるところまでを描いたエッセイ集です。 その過程で、ママチャリのすばらしさを再認識したり、どうすれば速く効率的に走れるようになるのかに知恵をしぼったり、ロードレースは団体競技だと思い知ったり、自転車の歴史と出会ったりしました。 ●自転車通勤における四重苦とは何か? ●ロードバイクは屋外で保管できるのか? ●ロードバイクに名前をつける。 ●通勤レースのすすめ。 ●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。 ●ロードバイク・クラブの入り方。嫌われない作法。 などロードバイクの初心者から上級者まで対応する本となっています。
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このブログ著者の小説『ツバサ』
小説『ツバサ』
主人公ツバサは劇団の役者です。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」
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主人公ツバサは劇団の役者です。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」
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