「ひさしぶりにキャンプ場に行ったら、隣の家族がなんだか四角いアルミの箱でお米を炊いているのを見てちょっとビックリしました。あれはいったい何でしょうか?」
そういったオールドタイプの登山系アウトドアマンの疑問に答えます。
初心者の方にも参考になる記事となっております。
この記事の構成は下記のとおりです。
- 四角いアルミ箱は現代の飯盒
- メスティンとは?
- メスティンでのお米の炊き方
- おすすめのメスティン二選
- まとめ
【この記事を書いている人】
瞑想ランニング(地球二周目)をしながら心に浮かんできたアレコレをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのハルトと申します。
ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。
山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。
南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。など。
その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。
車中泊で日本一周をしています。
登山も、海外放浪も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという魂だと思っています。
バックパックひとつ。そのアウトドアスピリッツを伝えていきます。
一度スタイルを決めるとあまり更新しないという私も古いタイプの山ヤです。
山上のお米といえばアルファ米でしたよね?
私もそうでした。
アルファ米を、ファミリーキャンプ場の隣のキャンパーも食べているだろうなあと思ったら、なんだかお米炊いている………
アレ? 何? なんだか楽しそう……。
その時代に取り残された感、よくわかります。
あれ、実は「現代のおしゃれな飯盒」です。
もっと古いタイプのアウトドアマンだと飯盒炊爨(はんごうすいさん)というのがありましたよね?
昔の兵隊さんがつかっているみたいな飯盒(以後「兵隊飯ごう」と呼ぶ)です。
ボーイスカウトをやっていた人には、おなじみの道具なのではないかと思います。
さて、問題の隣の家族が使っていた四角いクッカーはこちらです。
「メスティン」といいます。
かんたんにいうと、メスティンは「現代のおしゃれな飯盒」なのです。
メスティンとは?
メスティンは「食事+缶」という意味の外来語で、文字通り飯盒(はんごう)のことです。
お弁当箱状のアルミ製のはんごうです。
「兵隊飯ごう」との違いです。
兵隊飯ごうは、いわば炊飯器みたいなものです。
お米は炊けますが、兵隊飯ごうから直接食事をすることはできません。
それに対してメスティンはお弁当箱のようなお手軽さがあります。
直接火にかけて料理することができるので、料理をした後、お皿にしてそのままおしゃれに食べられるのがメスティンの最大のメリットです。
お弁当の形状なので、食器にうつしかえる必要がなく、そのままお皿にして食べることができるのです。
パスタなどご飯以外の食事もつくることができます。
その便利さから、万能クッカーと呼ばれたりします。
メスティンはそれぐらい評価が高いクッカーのひとつで、キャンプ場で大人気となっているアイテムなのです。
メスティンでのお米を炊き方
もし山ヤ(初心者)のあなたが古いコッヘル(クッカー)しか持っていなかったら、おすすめします。
旧来のコッヘルとはだいぶ違うので、メスティンをつかってみると面白いですよ。
古いコッヘルとメスティンとの違いは、まず「蓋の締まり」です。
元が飯ごうなのでメスティンはきっちりと蓋がしまります。
お米を炊くときに吹きこぼれてしまうのをバッチリ防いでくれます。
炊飯は、古いガタガタのコッヘルだとフタが吹っ飛びます(笑)。
また平たく浅い形状なので、パスタなどをつくるとき、具材を敷きならべるのに便利です。
下のほうばかり火が通ってしまうということがないわけです。
お米の炊き方
もっともベーシックな用途であるお米を炊いてみましょう。
①メスティンにお米を入れる。
②お米の1.2倍ほどの水を入れる。
③15分ほど弱火にかける。
④火を止めて10分ほどむらす。
以上です。
めっちゃ簡単ですね。
いやあお米ってこんなに簡単に炊けるんですね。
「炊飯器」じゃなくても。
やってみるものです。アルファ米よりもうまいですよ。
中国人が買いあさっていく炊飯器の意味がちょっとわからなくなりました。
ちょっとだけ注釈をつけると、
①事前に30分ほど水にひたしたお米がベストです。
②スモールサイズのメスティンでお米を炊く場合、サイズ的に2合までが限界です。
(2合以上を炊きたい場合はラージサイズをおすすめします)
③チリチリと音がして、匂いが変わったら火をとめます。
④むらすときは逆さまにして、冷えないようにタオルでくるむといいでしょう。
もちろんアルファ米よりもおいしく炊けます。
「軽い」という登山における最大のメリットがアルファ米には依然として残っていますが、重量が気にならないオートキャンプなどでは、「おいしい」をつくれるメスティン炊飯に軍配があがります。
メスティン三種のご紹介
メスティンというのは商標ではありません。
「飯ごう」と同じ一般名詞なので、いろいろな会社から同じ製品が発売されています。
しかし実質は二強のどちらを選ぶか、というところでしょう。
trangia(トランギア)メスティン TR-210
trangia(トランギア)メスティン TR-210
・重量:160g
・サイズ:約16.5×9.0×6.5cm
・容量:750mℓ
通常、メスティンというとこちらのトランギア社のTR-210を指していることがほとんどだと思います。
スウェーデン製です。
Milicamp(ミリキャンプ) メスティン MR-250
Milicamp(ミリキャンプ)メスティン MR-250
・重量:165g
・サイズ:約16.5×9.5×6.5cm
・容量:800mℓ
こちらが対抗馬のミリキャンプ社のメスティンです。
実質、トランギア製とほとんど変わりません。
ドイツ陸軍が好きならこちら。ドイツ製です。
ファミリーキャンパー向けメスティン
上記、トランギアもミリキャンプも容量上、お米を炊くのは2合が限界です。
しかし大家族のファミリーキャンパーの場合、それではお米が足りないことと思います。
二合以上のお米を炊く大家族向け
その場合、ラージメスティンという大きなサイズも販売されています。
・重量:270g
・サイズ:約20.7×13.5×7cm
・容量:1350mℓ
こちらで3.6合ぐらいまで炊くことができます。
5人家族ぐらいまでなら大丈夫なサイズだと思います。
✖✖はレベルが上がった【まとめ】
アウトドアマンの私が、古いタイプの山ヤさんに向けて、メスティンの紹介をしました。
初心者の方にも参考となる内容になっています。
メスティンは、中のスペースを有効活用すれば、登山でも使うことができます。
軽くて熱伝導率の高いアルミ製のため、決して重たくありません。
外で食うと白米がおいしい!!
一度使うと、アウトドアで手放せなくなりますよ。
メスティン一個で、夫婦の仲も深まります。
メスティンの利用法は「お米を炊くこと」ばかりではありません。
レシピ本が発行されていますので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。
ひとつアイテムが増えると、またアウトドアが楽しくなりますよね?