どうせカネをバラまくなら、中央銀行デジタル通貨(CBDC: Central Bank Digital Currency)で配ったらどうだ?

国政選挙が近い。政権政党の自民党は、自分たちに票を入れてもらいたいばかりに、一律2万円を配ると言っている。バラマキ政策だ。そんなことでいいのかよ? 私なんてついこのあいだまでコロナ・パンデミック中にもらった10万円の給付金のことなんてすっかり忘れていた。私だったら2万円はもらうけど、投票はしないな。
どうせカネを配るなら、中央銀行デジタル通貨(CBDC: Central Bank Digital Currency)で配ったらどうだ?
CBDCは円そのもの。

未来につながることをやればいいのに、と思う。
ちなみに、このCBDCは、ペイペイなどとは本質的に別のものだ。ペイペイの信用は日本円に裏うちされているけれど、CBDCは円そのものなのだ。紙幣の代わりにデジタルコードでカネを配るというわけである。もうこれは時代の潮流、世界がCBDCに向かうことは避けられない。中国元も、ドルも、ユーロも、もちろん円もCBDCの方向に進むだろう。
いつかやらなきゃいけないんだから、今やれば?
マイナポータルに2万円を振り込んでバーコードかQRコードかなんかで使えるようにすれば、みんな必死になってアプリをダウンロードするだろうし、デジタル通貨は一気にひろまるだろうに。
マイナポータルがわからないって? スマホ音痴の人は、必死に学ぶだろう。こうして国民のデジタルリテラシーが高まるのだ。
スマホを持っていない人もいるだろうが、無視すればいい。「デジタル通貨以外は配るつもりはない」とはっきり言えばいいのだ。そもそも配れない人にはどうやったって配れないのだから。
国民の権利とかではなくて、お恵みで払い下げる2万円なんて、政府の都合でデジタルカレンシーのみにしたっていいはずだ。
そうすることでこのバラマキが「石破政権のときのあれがデジタル通貨のはじまりだったな」となって後世に残る。時代を画す政策になるのだ。
……そういうことをやれば、2万円なんかもらわなくたって投票するんだが、やらないよね? そういうの、できない子たちだもんね。。。

