不眠症に悩む人に「起きて活動すればいいじゃん」と言ってはいけない

感動・ライフ・お金・仕事
『ドラクエ的な人生』とは?

心の放浪者アリクラハルトの人生を走り抜けるためのオピニオン系ブログ。

書籍『市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)』。『通勤自転車からはじめるロードバイク生活』。『バックパッカー・スタイル』『海の向こうから吹いてくる風』。『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』『読書家が選ぶ死ぬまでに読むべき名作文学 私的世界十大小説』Amazonキンドル書籍にて発売中です。

眠れません……。

いわゆる不眠症ではないかと思います。

若い頃はそんなことはありませんでしたが……。

ここでは不眠症について書いています。

眠れない。目が覚める

隅で寝る

眠れません……。目が覚めてしまいます。

夜中の三時とか五時とか、まだ暗いうちにバッチリ目が覚めてしまうのです。

これって不眠症でしょうか?

不眠症なんて起きて活動すればいいと思っていた

不眠症というものを知る前はこう思っていました。

「不眠症? 起きちゃえばいいじゃん」

昔はどっちかといえばよく眠れる方でした。むしろ眠りすぎて活動時間が短いのが悩みだったのです。

だから不眠症になりたいとさえ思っていました。

眠くならないのなら儲けものです。夜通し活動できれば人生が二倍になると思っていました。

不眠症で悩むなんて贅沢な悩みだと思っていました。

無理やり寝ようとしないで、起きて活動すればいいではありませんか。

不眠症の症状。何もやる気がしない。ただ目だけが覚めている

ど真ん中で寝る(笑)

しかし実際のところ不眠症というのは、いわゆるいつまでも元気はつらつで眠くならないというのとは違っていました。

頭がボーっとしています。いわゆる健常者が睡眠不足のときのようにボーっとしている感じです。

頭がボーっとしているので、起きて本を読んだり、映画を見たりとかいう気分にはなりません。

活動的なことを行う気分ではないのに、ただただ眠れないのです。

何もやる気がしないのに、ただ目だけが覚めている状態です。

これは案外つらいものでした。睡眠薬を処方してもらう人の気持ちがやっとわかった気がしました。

長距離フライトで眠れない感覚に似ている

夜、眠れない時に、わたしはよく「長距離フライト」を思い出します。

ニューヨークとか、ロンドンとか、遠くの地に飛行機で飛ぶときに、12時間とか飛行機の中で過ごさなければなりません。

消灯された機内で、ぐっすりと眠っている人もいますが、わたしは眠れない方でした。

はやく到着しないかと苦しんでいたものです。

チェックインの時には口癖のように「ウィンドウシートプリーズ」と言っていたので、たいてい窓側のシートであることが多く、そうなると通路を歩いて気分転換することもできず、小さい画面の映画もつまらないし、本も飽きたし、到着までの時間を持てあましたことを覚えています。あの感覚です。

スマホでネットサーフィンも飽きたし、何もやる気がしないし、そのくせ眠れない……そうか、不眠症ってこういうことだったのか……

知らないっていうのは恐ろしいこと

隣が空いていればエコノミーでもファーストクラス

「できることなら、おれも不眠症になりたいぜ」なんて言っていた若いころの自分に言ってやりたいです。

「知らないっていうのは恐ろしいことだよな」と。

ぐっすり眠りたいものです。それが一番ハッピーではありませんか。

タイトルとURLをコピーしました