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本・映画・アート・アニメなどのおすすめ情報

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アバター3の低評価。走れる歓び、飛べる歓喜。大切なものが日常に溶けこみ描かれなくなった

アバター3の低評価。走れるという歓びがあたりまえのものになっているもうすぐ映画館での上映が終わるというので、駆け込みで『アバター3 ファイアー&アッシュ』を3D映像で見てきました。そりゃあ映像は綺麗だったのですが、どうにもストーリーには物足...
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読書家が選ぶ死ぬまでに読むべきおすすめの名作文学『私的世界十大小説』アリクラハルト

私的世界の十大小説まえがき(この世に二つとない名作文学ランキング)この書籍は、読書系ブログ『ドラクエ的な人生』の筆者であり、読書家のアリクラハルトが、これまでに読んだ本の中から個人的な世界十大小説を挙げて紹介しようというものです。本書で冒頭...
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文学の文章と実用文の違いは「ぼかし」。多彩な意味にとってもらえるぼやけた輪郭にこそ真髄がある

大学受検の時、小論文を選ばなかったのは、正しく評価されないと思ったから普段から酒は飲まないのだが、ひさしぶりに日本酒を飲んだ。しこたま酔っぱらって昔の夢や受験のことを思い出した。そのことを書いてみよう。昔から、ものを書くことには自信があった...
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Mao『マオ』ユン・チアン。恐怖によって人を支配する。制裁、拷問、処刑があたりまえの独裁者・毛沢東の世界

『ワイルド・スワン』の作者が描く毛沢東『マオ』毛主席語録、赤い小さな冊子だった。かつて図書館で借りたことがある。かつて文化大革命のおり、中国では、紅衛兵みんなが手にしてた本だと聞く。ページをめくったが、私は最後まで読み通せなかった。読んで面...
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D・カーネギー『人を動かす』How to win Friends and influence People

How to win Friends and influence Peopleだいぶ昔に読んだことのある本ですが、他の本を読んでいたらこの本に言及があったので、もう一度読み返してみることにしました。この手の自己啓発本というのは白人が書いてい...
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『バックパッカースタイル 楽園探求の旅』アリクラハルト

●まえがき旅の目的は「冒険」ではなく「真理」西遊記の三蔵法師のモデルとなった玄奘三蔵が西へと旅立ったのは「冒険」がしたかったからではありません。「真理」を手に入れたかったからです。「この世に生きることの意味」「どうすれば苦しみから救われるの...
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パールバック『大地』。中国で育ったアメリカ人女性が描いた中国の本

パールバック『大地』。中国で育ったアメリカ人女性が書いた中国本パールバック『大地』については、幼いころから、そのタイトルだけは知っていました。その小説のことが『ワイルド・スワン』のあとがきに登場したので思い出して読んでみました。私の中で『ワ...
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『ワイルド・スワン』中国の三人の娘。満州国から文化大革命までの女三代記

毛沢東と文化大革命に興味があれば『ワイルドスワン』を読め私はオトコなので、女性が著者の小説をあまり面白いと思った経験がありません。やっぱりどこか男女で興味の向かう先が違うので、男性筆者の書いた本の方が概して面白いことが多いと感じます。それは...
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『椿姫』デュマ・フィスのあらすじ、内容、魅力、解説

運命の女、ファムファタールを描いた作品として『カルメン』も、『椿姫』も、後発作品でありながら、先発作品の『マノン・レスコー』を乗り越えられません。なぜそうなのか、知りたい方は私の著作『私的十大小説』をお読みください。詳しい検証をしています。
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わたしがもう小説を書かない理由

執筆も苦しかったが、推敲も苦しい。なぜ苦しいのか、なぜもう小説を執筆しないのか?嫁の退職まで半年となり、必然的に私の執筆生活もあと半年になった。その後、我らはパソコンの前を離れて放浪の旅に出る予定だ。執筆業もそこまでである。この6年間で6冊...
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恋愛に苦労しないアニメ主人公たち。女が男にアプローチする文化なんてあるか?

アニメ・ダンダダンは「オカルトもの」ではなく「恋愛もの」基本的にホラーとか、オカルトとか、嫌いです。しかし現在進行でやっているアニメ『ダンダダン』を見ています。オカルトバトルへの興味からではなく、綾瀬桃のキャラクターが私のセンスに合ったから...
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書籍『バックパッカースタイル 楽園探求の旅』あとがき

書籍『バックパッカースタイル 楽園探求の旅』あとがき私は人生はハレ(晴れ)とケ(褻)だと思っています。ハレは非日常の特別な日、ケはあたりまえの日常という意味です。多くの人はハレを盛大にすることを考えがちです。たとえば数年に一度の海外旅行はハ...
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書籍『バックパッカースタイル 楽園探求の旅』まえがき

旅の目的は「冒険」ではなく「お経」西遊記の三蔵法師のモデルとなった玄奘三蔵が西へと旅立ったのは「冒険」がしたかったからではありません。「お経」を手に入れたかったからです。「この世に生きることの意味」「どうすれば苦しみから救われるのか」を知り...
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賢者の本から本当に知りたかったことは「なぜ人は死ななければならないのか?」

書籍『読書家が選ぶ死ぬまでに読むべきおすすめの名作文学 私的世界の十大文学』特別エッセイヨハネの福音書には「はじめに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった」と書いてあります。かつて私は聖書だとか、聖賢の残した古典文学だとかに...
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ロバート・ハリス『黒く塗れ』PAINT IT BLACK

とにもかくにもかっこいい男になりたい。危険とかカオスを愛し、詩人の心をもって世界を渡り歩く。せめて生き方だけはロックしてやる。だがカッコ悪いと思っていた時の自分が、なかなか人間的で素直でかっこよく見えたりすることがある。女にフラれて、ギャーギャー泣き叫んでいたときの自分なんかが、そのいい例である。
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ヘンリー・ミラー『北回帰線』熱狂的な愛好者が多い理由

ヘンリー・ミラー『北回帰線』作者の自伝的な小説です。アメリカ人の主人公がパリで暮らしながら、感じたことをつどつど語るという、小説のようなエッセイのような作品です。いわゆる物語のような事件とか起承転結はありません。意識の流れを追いかけていくと...
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ガンダム・ジークアクス。感動で胸が震えた

『ククルス・ドアンの島』みたいにアムロなど主役級が登場するアナザーストーリーはこれまでにもありましたが、まさかギャンとシャリアブルが主役級に活躍する物語を見ることになるとは思いませんでした。ジャアザクも出たし、白いガンダムも出ました。ビグザムもよかったよ! この上はジオングを期待したいです。
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『坂の上の雲』。司馬遼太郎

高杉晋作のころから「負けて目覚める」というハラキリ精神でずっと外国と戦いをつづけてきたのです。それがたまたま日露戦争、日露戦争までは、なぜか不思議なことに勝ってしまいました。しかし日中戦争、日米戦争では予想どおり負けた。ただそれだけだという気がします。
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大阪関西万博「フューチャーライフ万博・未来の都市」館。「未来のエネルギーは水だ」ジュール・ヴェルヌの予言はあたった!

「未来のエネルギーは水」というジュール・ヴェルヌの予言は、どうも当たったみたいなんですよ。おそるべし。そして偉大なりジュール・ヴェルヌ。
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アマゾンキンドル出版のメリットとは?

キングコング西野亮廣さんが本記事に気づいてくれるように、記事の拡散にご協力をお願いいたします。
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出世しないほうがいい。隠れて生きようという人生スタンスになったのは、三国志や『項羽と劉邦』、中国古典文学のせいだ!

どうせこの人生意味なんてないのに、なんでわざわざ苦労して拷問死するような場所に行きたいんだか。お客様という権力を行使して、楽しく生きられるのに、わざわざそんな危険な場所に行きたいわけがありません。
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クリスマス・キャロル。映画『天使のくれた時間』も『素晴らしき哉、人生!』も、要するにスクルージさん

自分可愛さも、そのパワーがどのように噴出するかが問題なのですね。守銭奴になったのも自分可愛さ、愛される人になったのも、自分可愛さからでした。同じパワーが違うベクトルに働いたのです。
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リメイクの評価が高いロマンシングサガ2(ロマサガ2)と、ゲーム廃人、中毒者から立ち直った男の話し

自由と達成感において、コンピューターゲーム以上のものを知ってしまった。そのために、もはや私はゲーム中毒者にはならないし、ゲーム廃人にもならないのでしょう。もしも自分や自分の息子などがゲーム中毒、ゲーム廃人で、悩んでいる人がいたら、まずは肉体を動かしましょう。肉体を動かすことこそが生きているということです。
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映画『獣人島』とH・G・ウェルズ『モロー博士の島』

本作は1896年に刊行されたそうです。その後、人類は世界大戦や、異人種絶滅作戦などを経験することになるのです。その人たちの顔は、モロー博士の島にいた獣人たちと、いったいどこがちがうというのでしょう。
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ケン・フォレット『大聖堂』の内容、あらすじ、魅力、書評

人生をまっとうするための、納得のできる生き方をするための、その大切な一本のスジが、トムビルダーや、フィリップや、ジャックにとっては、大聖堂の建築だったというだけのことなのでしょう。人は憎みあうものだし、ゆるすことも、愛し合うこともできるのでした。
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『20世紀少年』ともだちといじめ。思い出補正

「昭和はよかった」と思うのは思い出補正なんだ。きっと時代はよくなっている。昔よりも確実に今のほうがいい時代なんだ。
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歴史的名著にも、世の中の真理なんて書いていない。至高の境地は、言葉をなくした世界にある

言葉のない無音状態こそ悟りの境地なのではないか? これまでさんざん言葉と格闘してきたわたしにはそう思えるのです。無音、無風状態こそが悟りの境地です。
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昔話しのハッピーエンドの法則。自助努力なし、結婚がゴール

階級の壁を自分の力で乗り越えていくタイプの自助努力の物語は、そういうことがまかりとおっては、下剋上となり、社会の混乱を招くことから、社会秩序をまもるという意味で、踏みにじられて消されてしまって、あったけれど、今はもう残っていないのかもしれませんね。
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ゴーゴリー『死せる魂』のあらすじ、内容、魅力

ロシア精神、ロシア魂を「死せる魂」と評するくせに、啓蒙しようとか、近代化しようとかするのではなく、こよなく愛するのでした。ただ祖国だから愛するという単純な祖国愛以上の愛で。ロシア文学の謎と魅力はそこにあるとわたしは思います。
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テレビにおける大学教授・専門家の解説に英語が氾濫しているが、一般視聴者は理解できているのか?

ぜんぶ英語となると脳のフォーマットそのものを引き直す必要があるのです。英語は語順が日本語と違うので、簡単な話しではありません。いくら発言に英語が多くても単語だけ英語というのは、脳のフォーマットはこれまでと同じなので、基本的には日本語なのです。
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GO WILD.野生の体を取り戻せ!

まるで自分(アリクラハルト)が書いたのかと思うような本でした。放浪のバックパッカー、車中泊・キャンプ趣味、トレイルランナーの人にはとくにおすすめです。って、全部当てはまっているじゃないの、おれ!! やっぱりねえ……。
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『世に棲む日々』司馬遼太郎。高杉晋作単体では大河ドラマをつくりにくい理由

司馬遼太郎さんが国民的作家と呼ばれた秘密のひとつに、この「ひらがな描写」があるのではないかと感じます。内容は日本人の魂を描いて硬派なんですが、文章はひらがなでやわらかく読みやすい。それが司馬文学の魅力のひとつなんじゃないでしょうか。
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なぜ働いていると本が読めなくなるのか? 物語りが夜に向いているのは太古の習慣の名残り。夜にしか読めない

眠たくなったらいつでも眠れるという恵まれた状態でなければ、本を読むことはできません。これが働いていると本を読もうという気にならなくなる最大の理由だと私は思っています。大学時代にたくさん本が読めたのは、朝方、早起きしなくてもよかったからではないでしょうか? 夜更かしすることができたから、本をたくさん読めたのです。
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ガダラの豚(中島らも)の魅力、あらすじ、評価、感想

ホラーに理屈はありません。ゾンビがどうして動くのか、説明を求める人はいないでしょう。本書はエンターテイメントであり、読んで賢くなろうとしてはいけません。アフリカ呪術に詳しくなりたい、とか、人の心をよく知る人になりたい、とか向上心を持って読書してはいけないのです。
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アウトローの不良がなんでモテるのか。その理由が知りたければ『シャンタラム』を読め

たった一つの感情にケリをつける物語ならば『愛と青春の旅立ち』とか『博士の異常な愛情』とか、それっぽいタイトルがつけられるのでしょうが、そういう物語なので小説のタイトルは『シャンタラム(主人公の異名)』、それしか名付けようのないものでした。
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『日の名残り』カズオ・イシグロ。ノーベル文学賞受賞作品

会社が自分の世界のすべてになってしまう人と、会社の外にも世界があることを知っている人、あなたはどちらになりたいでしょうか? この物語の主人公の執事は、おそらく後者のようになりたかったと自分の本当の気持ちに気づきながらも、あまりにも遅すぎて、前者のようにしか生きられなかった人物なのでしょう。そこには何かの教訓があるはずです。
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午前十時の映画祭がおすすめです

かつて私は海外渡航中の飛行機内の小さなモニターで映画『ジュラシック・パーク』を視聴したことがあります。ところが小さなモニターだとTレックスがトカゲに見えてまったく迫力がありません。ああいう作品はやっぱり大画面で見なければだめなのです。
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本屋はもう終わりだと思う。読みたい本は本屋にではなく図書館にある

私は、公立ですし図書館はそう簡単には滅びないだろうと思います。デジタル書籍など形を変えても図書館のシステムは生き残るのではないでしょうか。しかしし本屋はもう終わりだと思います。私企業ですから儲けがなければ廃業してしまうでしょうし、読みたい本は置いてないし、どうやったら生き延びられるというのでしょうか。
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映画化希望! アメリカ大統領選挙と奥田英朗『町長選挙』。伊良部先生シリーズの傑作

アメリカの大統領選挙でも報復人事は実際に行われているそうです。「どっちも同じなら実現はせん。うちだけ、という公約から先に着手するのが政治家じゃ。同じなら永久に後回しなんじゃ」アメリカの政治がダイナミックに動くのも、共和党と民主党が拮抗しているおかげかもしれません。
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キャンプは生活の難易度を上げて「生活ごっこ」をして楽しむという趣味

キャンプというのは、ただ生活しているだけのことですが、熱源を焚火にもとめたり、直に風や雨を感じるソフトシェル(テント)で暮らすなどして、生活の難易度を上げて、いわば「生活ごっこ」をして楽しむという趣味だと思います。現在、そういう系の動画が世界的にはやっています。その理由は生きていくことの根源に回帰しようとする人々の欲求なのかもしれません。
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昔の推理ドラマ。名探偵の迷推理。アリバイトリックと時代のテクノロジー

テクノロジーの後先というのは常識感覚では測れない部分もあります。クルマの登場のほうがチャリより先なんですから。血液のルミノール反応とか、意外と最近のテクノロジーでしょう。そういう科学捜査のテクニックを往年の名探偵に求めても無理というものです。
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ボーヴォワール 『人はすべて死す』の魅力、あらすじ、内容、感想

前半の女性話主のプロローグはとても面白かったのに、本編で不死の男が話主になると急に歴史ものみたいになってつまらなくなってしまいました。やはり不死の男には感情移入できないからでしょう。永遠とたたかう第二の性のボーヴォワールが見てみたかったのに、残念でした。
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芥川賞作家が一作で消えてしまうのは「書きたいものだけ書く」スタンスだから

芥川賞作家が一作で消えてしまうのは「書きたいものだけ書く」スタンスだからなのだと思います。サーフィンが好きだからサーファーショップなら経営するよ、という経営者と同じです。しかし成功する経営者っていうのはそういう人ではないんだなあと感じました。
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SF小説が読めない人。俳優志望の人。読書は暇人のもの。忙しい人に読書は向いていない。小説を読むよりも、自分で体験する方がおもしろい

完全に存在しないことがはっきりしているSF空想世界(たとえば火星基地の話し)を読む気にはどうしてもなれないのです。そこまで暇じゃないんでね。忙しい人に読書は向いていないのです。読書は暇人のものなのです。
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フローベール『ボヴァリー夫人』の内容、あらすじ、魅力、書評について

キリスト教国では神の見えざる手によって罰せられた、と因果応報を感じることもできるでしょうが、神の罰、といったものを想定しなければ、不貞と破産はつながりません。予定調和のハッピーエンド(読者ウケ)を狙ったのはあくまでもいいわけであって、この社会の中でおのれの気持ちに素直に生きることの難しさを描きたかったのだと私は思います。
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バチェロレッテ3の武井亜樹さんは、イモトアヤコに顔が似ている

バチェラーもバチェロレッテも候補者がいないんだろうなあ。だからそんなに結婚したくなくても番組スタッフに頼み込まれてOKしてしまうんだろうね。本当にモテるなら番組なんて出なくても自分でいくらでも相手を探せるはずだから。番組にモテ男が登場するというのははじめから矛盾しているんだよ
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『崖の上のポニョ』。ポニョは死とともに来るワルキューレ

『崖の上のポニョ』とはアンデルセンの『人魚姫』とワルキューレの物語が作家(宮崎駿)の頭の中で混ざり合ったものなのでしょう。宮崎映画には珍しく空を飛ぶシーンがまったくありません。ほとんどすべてに空を飛ぶシーンがあるのに。これは宮崎監督のペンギン映画なのでしょう。
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『月は無慈悲な夜の女王』元祖ガンダム、コロニー独立宣言。元祖宇宙戦艦ヤマト、ガミラス遊星爆弾

物語のラストでマイクはただの無口な機械に戻ってしまいます。「えっ。そんな終わり方?」と、ちょっと拍子抜けしました。もっと人工知能AIが悪意の大魔王みたいになって破滅のカタストロフィーがあってもよかったんじゃないかな。しょせんはSF小説なんだからムチャクチャやってくださいよ。
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谷崎潤一郎『知人の愛』の魅力、あらすじ、内容、書評について

団鬼六『花と蛇』のようなポルノは除いて、ここまで女性の肉体にオールインした作品ははじめて読んだ気がします。すがすがしいまでにマゾヒストで、それを隠そうという気もなく、カタルシスのある読後感でした。正直、わたしも女性以上の人生のよろこびはないのではないかと思っています。
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他叙伝『イーロン・マスク』世界を変える男に学ぶ新しい生き方

専制的なところに批判の余地はあるものの、エキサイティングな読書体験でした。こういう実話ベースの書物に、創作物はかないません。事実は小説より奇なりです。株式投資するぐらいしか手伝えませんが、イーロン・マスクが世界を変えてくれることを期待しています。
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ドストエフスキー『賭博者』の魅力、あらすじ、内容、解説

人生そのものを大きな夢に賭ければ、カジノでのちいさな勝負がつまらなく感じられます。カジノなんてしょせんは小さなボードの上の、自分の努力実力とは関係のない運否天賦の勝負です。 でも多くの人は夢に人生を賭けられません。でもギャンブラーにはそれができるのではないでしょうか。
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『議論に絶対負けない法』ゲーリー・スペンスの魅力、内容、評価、書評

私はマラソンの経験を通して人生はマッチポンプ(ハレとケのバランス)だと学びました。それはスペンス氏が議論を通じて学んだものと同じものでした。たとえ相手を変えることができなくても、生きている実感を感じることはできるでしょう。ジャンプしなさい!
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『アルジャーノンに花束を』賢くなろう好かれよう戦略の失敗

何とも言えない強烈な読後感が残りました。繰り返しますが、何が正しいのか、はっきりわからないのです。作者の意図が読めません。意図を読めないようにするのが作者の意図なのかもしれませんが……。しばらく時間がたったらまた読み返してみたいと思えるような心に残った一冊でした。
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さくら剛『君たちはどの主義で生きるか』のあらすじ、感想、評価、魅力

この手の勉強系の本は、いかにわかりやすくたとえるか、卑近なものによせてわかりやすく説明する、というのがキモになります。そういう意味でギャグで読ませるさくら剛の本はこれからも読んでみたい本のひとつです。
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『嵐が丘』(エミリー・ブロンテ)のあらすじ、評価、感想、書評

ヒースクリフの心には最後に復讐心が残るか、愛が残るか? ヒースクリフの心はキャサリンのところにかえっていきました。ヒースクリフの憎悪が勝つか、キャシーの愛情が勝つか? 嵐が丘の正当な血をうけたヘアトンが選んだのは、キャシーの愛情でした。『嵐が丘』はそういう物語だったのです。
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読書がストレス解消になるって本当か? あなたにとって文学とは何ですか?

仕事が忙しかったり、自分の生活に懸案事項があるときには、わたしにとって文学は、頭に入ってこないものなんだなあ。これがわたしにとっての文学です。文学なんてその程度のものなのです。この世界の謎を解き明かしてくれたりとか、すべての悩みを消し去ってくれる悟りの境地を教えてくれるとか、そういう幻想を抱きがちですが、そういうものはないのです。
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『赤毛のアン』かわいい子犬を飼ったら家族はどう変わったか実験みたいなお話し

『赤毛のアン』は、思いがけないことから子供をもつことになった女性(マリラ)の話しだと捉えることも可能です。まるで「かわいい子犬を飼ったら家族はどうなるのか実験」のようなものです。小さなアンは暗くなりがちな兄妹の生活を明るく照らし、かけがえのない存在へとなっていったのでした。
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少女マンガのご先祖様。シャーロット・ブロンテ『ジェーン・エア』の内容、魅力、あらすじ、書評、感想

シャーロット・ブロンテは現代日本に生まれていたら、作家ではなく少女漫画家になっていたんじゃないかな、と思います。それほど『ジェーン・エア』は少女マンガに欠くべからざる要素が詰め込まれた元祖のような作品でした。
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読書家が選ぶ死ぬまでに読むべきおすすめの名作文学 私的世界の十大小説(あとがき)

自分にとって最高の小説は、自分にしか書けない。私はこう思っています。最後の作品は「まだ見ぬ未来の作品」ではなく「あなたの作品」こそ選びたいのです。だから最後の一作はあなたの「その作品」を。
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人生を学びたいなら少年マンガよりも少女マンガを読むべき理由

生きていくことはたたかいだから、どんな物語でも、すべてはバトル(心の葛藤)ものなのです。少年マンガは肉体的に打ちのめされるのですが、少女マンガは精神的に打ちのめされるのです。人生を学びたいなら少年マンガよりも少女マンガを読むべきでしょう。接触系バトル漫画やバトルゲームばかりしていると、非接触プレイばかりの現実社会に適応できなくなるぞ。
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ラクロ『危険な関係』の内容、あらすじ、魅力、感想

『危険な関係』を「悪を描いている」と論評する人が多いのですが「悪を描きたかった」わけではないと私は思います。結果として「悪を描くことになった」というのが本当のところではないでしょうか。
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チャタレー事件。猥褻裁判と『チャタレイ夫人の恋人』の内容とエロ描写のレベル

D・H・ロレンスはセッ●スを反機械化文明、反階級の象徴として描いています。だからこそ本書は凡百のポルノ小説とは一線を画し、純文学として今では世界中で読まれているのでした。
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書籍『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』まえがき

本書は『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』というタイトルにすることにしました。私がこれまでソウルと関わって生きてきたことの集大成となるものにしようと思っています。それで自分の中の韓国に決着をつけたいと思っています。
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北尾トロ『裁判長! ここは懲役4年でどうすか』の魅力、内容、あらすじ、感想、書評

最高の人間ドラマ。自分というものがうっすらとわかってくる。これが『裁判長! ここは懲役4年でどうすか』の結論です。どんなに他人の争いや人生や苦悩を見ているようにみえても、最後には自分と向き合うことになる。これはまさしく文学そのものではありませんか。だから裁判の傍聴は、作家の必修科目のひとつかもしれませんよ、というのです。
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運命の女。ファム・ファタールとは何か? ピエール・ルイス『女と人形』の魅力、あらすじ、書評、感想、評価

ファム・ファタールのもっとも特筆すべき特徴は「自分らしさに固執しつづける女」ではないでしょうか。自分らしさとは、誰かに押しつけられるものではなく、自分自身が決めることです。その決定権を誰にも渡さない。だから自由を手放さないのです。
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【福田村事件】関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件と韓国人差別

関東大震災が起こったのはちょうど昼頃でした。死者・行方不明者約10万5000人の大惨事でした。ほとんど火災の犠牲者だそうです。やりきれない思いを抱いて火元の責任を朝鮮人に押しつけたものでしょう。
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トリックはわからないのに名探偵コナンの犯人がわかってしまう男【俺って名探偵?】

トリック音痴な私ですが、不思議と名探偵コナンの犯人は言い当てることができます。誰かが犯人だとかなり強引に主張する人は、そいつが犯人です。犯行現場の状況をやけに説明したがる人は、そいつが犯人です。おそらく大物声優が演じるキャラクターが犯人です。俺って名探偵かしら?
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自薦随筆集を出版しようと思う。コラム取捨選択の理由と結果

書いて発表したそばからインターネットの海の中に消えてしまったようなかわいそうなコラムたち。しかし消えてしまった記事がダメ記事で、検索順位一位の記事が会心の一撃だとも思っていません。会心の記事ながら読まれていない記事を集めて随筆集を出版します。
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本橋信宏『全裸監督』の魅力、あらすじ、評価、感想。アダルトビデオの歴史

ネットフリックスの映像『全裸監督』ではなく、評伝『全裸監督』ネットフリックス配信で全世界的にヒットした山田孝之主演『全裸監督』。もちろん私はこの映像作品を見ています。しかしここでは「そっちじゃないほう」の本橋信宏氏の評伝『全裸監督』の書評を...
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モリエール『ドン・ジュアン』色事師には永遠に挑戦する資格がある

自由を愛し、神を信じないのは、そして女を愛するのは、何故なのか? ドン・ジュアンには、ただの欲望ではなく、命のことわりに挑戦する英雄であってほしかったと思います。その結果、雷に撃たれて滅び去るのならば、それは英雄の死にざまとしてふさわしいのではないでしょうか。
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はじまりの物語『ギルガメッシュ叙事詩』の魅力、内容、あらすじ、評価、感想

人間は何故死ななければならないのか? その答えを求める心がここまでギルガメッシュ叙事詩が国を超え時代を超えて粘土板で複製して伝えられた原動力なのだろうと思います。死が、人に物語を書かせる。まさにそんなはじまりの物語が『ギルガメッシュ叙事詩』でした。
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不老不死の薬『マクロプロスの処方箋』銀河鉄道999の思想的な原作

堕落するなら堕落してもいいから、可能な限りは生きてみたいと思います。とくにこれからのデジタル革命は世界をどのように変えるかまったく予測もできません。科学はもっと世の中を変えていくでしょう。その姿を見てみたい気がします。私もマクロプロスの処方箋が欲しい!!
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堀江貴文『不老不死の研究』の内容紹介、魅力、感想、書評

胃がんに係るピロリ菌や、子宮頸がんに係るHPVワクチンのことなどは、ただ知って行動に移すだけでダイレクトに健康や寿命に影響を及ぼすことです。こういうことを世に知らしめるためにインフルエンサーというのは存在意義があるのです。
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読めない明治文学。国文学の翻訳文学化・現代語訳の提案

明治以前の小説で、今の読者が読めないけれど面白いものは、翻訳文学扱いして翻訳者をつけてもいいのではないでしょうか。だってどうせ読めないのだから。そのぐらい本の方から歩みよってくれないと読もうという気にならないですよ。
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神の歌『バガヴァッド・ギーター』ヨーガの真髄。インドで仏教は生きている

バガヴァッド・ギーターがヒンドゥー教の聖典だとするならば、仏陀の魂は確実にヒンドゥー教の中に輸血されていると感じました。仏教発祥の地インドでは仏教は滅びたと言われていますが、実際には形を変えて生きのびているのだと思います。
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エウリピデス『バッカイ』(バッコスの信女)。狂気と殺戮の酒乱。

ご主人、この神さまが何者であるにせよ、どうかこの国に受け入れてください。なかんずく苦しみを取り除く葡萄を人類に授けてくださったのはほかならぬこの神さまだと聞いております。もしぶどう酒がなかったら人間の楽しみは無に等しくなるのです。
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マルセル・プルースト『失われた時を求めて』の魅力、内容、あらすじ、書評、感想

「無意識的記憶」が『失われた時を求めて』のテーマだと言われています。冒頭のマドレーヌがその代表選手ですが、自分で思い出そうとしたのでもなく、意識的に覚えていたわけでもないのに、ふとした匂いや味覚をきっかけに、自分でも忘れていた昔の記憶がよみがえること。プルーストはそのことを表現するために、この膨大な小説を書いたのだといいます。
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サロンって何だ? 社交界って何だ?

社交ぐらいしか楽しみがなかったのではないか。一人で楽しめることは極端に少なかったのです。他人の噂話よりも面白いことを私たち現代の庶民は手に入れました。だからサロン文化は廃れたのです。人々は平等になったんだなあ。
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趣味の園芸家になるために。『園芸家12カ月』カレル・チャペックの内容、感想、書評、評価

『園芸家12カ月』には、花を眺めてうっとりするシーンが皆無です。園芸家は、ひたすら腰を折り曲げて土をいじっています。犬を飼っている人の中には、人間ではなく犬を中心に世界が回ってしまっている人がいますが、園芸家もそんな風になってしまうのでしょうか。
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私的個人的・世界十大小説。読書家が選ぶ死ぬまでに読むべきおすすめの本

あなたの人生は全宇宙にたった一度、そしてふたつとないあり方で存在していると誇らしく語られたとおりに、このランキングは私アリクラハルトの人生にどれほど大きな影響を与えたかを考慮しています。だからこの世に二つとない名作文学ランキングとなっています。ご了承ください。
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『氷点下で生きるということ』(LIFE BELOW ZERO°)の魅力、内容、評価、感想、ツッコミとやらせ疑惑

『氷点下で生きるということ』の登場人物たちは、多弁です。自分の生活を紹介し、生き方を語る。いくら人里離れた氷点下に暮らそうとも表現者であることはやめられず、映像コンテンツに出演するということは承認欲求もまだくすぶっているということでしょう。
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ウォールデン『森の生活』の内容、あらすじ、書評、感想

同じ自給自足でもまったく違う『森の生活』と『氷点下で生きるということ』。どちらが面白いと感じるかは人によるでしょう。サバイバル生活の方が楽しそうと思う人もいるでしょうし、読書や執筆の生活の方が望む生活だと感じる人もいるでしょう。
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ロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』の内容、あらすじ、感想、書評

予は虚無と戦う生である。予は闇夜のうちに燃える火である。予は永遠に闘争する自由なる意志である。汝も予とともに戦い燃えるがよい。
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これまでに読んだ最長の本は何ですか? 読書はマラソンに似ている。

読んで芸術にふれるのではなく自分の人生を芸術にしたいと思っているタイプは読書家なんかにはならないのだろう。終始ワクワクして読めるような本ではないだろう。そんなだったらみんな読書家になってるよ。そうじゃないから本離れが叫ばれるんだ。
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アポロニオス『アルゴナウティカ』アルゴ探検隊の大冒険。本当の主人公はイアソンではなく魔法少女メデイア

アルゴナウティカの主人公メデイア。ここでは「メデイア・コンプレックス」という言葉を提起して定義しましょう。メデイア・コンプレックス=愛するがゆえに、その愛が裏切られた時、憎しみのような行動を相手に対して取ってしまう心的状態。
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ダニエル・デフォー『ペスト』の内容、あらすじ、書評、感想。

この記録文学の文学的な到達点のひとつはこの境地です。「ピンチの時は協力し合ったのに、平時に戻ったらまたいがみあう人間」を描いています。そしてもうひとつの境地が「なんでみんなもっと神様に感謝しないんだ? 疫病がおさまったのは奇跡のようなものじゃないか。神様、ありがとう」という境地でした。
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FIRE早期退職。「自分が死ぬ」前提でないと仕事はやめられない。

退職するということは「仮の永遠」幻想をきっぱりと諦めて自分が死ぬことを認めるということです。いつか死ぬ前提でなければ仕事をやめることはできません。多くの人が早期退職を実行できないのはこの「仮の永遠」幻想に生きられなくなる恐怖感が原因なのだと思います。
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宮崎駿アニメ監督! 風の谷のナウシカの続編をつくればいいのに。

『君たちはどう生きるか』がたとえどのような作品だったとしても、やはり『風の谷のナウシカ』の続編をつくるべきだったんじゃないかなあ。まあ最悪、宮崎さんが死去した後でもナウシカの続編はつくれるだろうと思います。原作(要するに絵コンテ)がしっかりしていますからね。
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『市民ランナーという走り方』の書評、あらすじ、感想、内容

トモダチ走法。トモダチを追いかけるようなイメージで走ることは、笑顔になることであり、上体をぐっと起こすことです。友だちと一緒に走るのならば、自分だけ後れを取るわけには行きません。彼らを必死に追いかけるでしょう。
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トルストイ『悪魔』の書評、感想、あらすじ、内容

作品のオチは、性欲に苦しんだあげくに自殺した主人公だけが異常なのではなく、みんな同じだろ? というものでした。妻と愛人をつれて、中東に移住して、イスラム教に改宗して、ふたりとも妻にするぐらい戦ってみろ、と私は言いたい。
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カレル・チャペック『ロボット』(R.U.R)の書評、評価、あらすじ、感想

人間がテクノロジーでロボットを開発することよりも、愛を見つけた二人の方が偉大だと考えるから、それを肯定したのです。これは壮大な愛だなあ。どうでしょう。これをハッピーエンドと読めるかどうか。そこに「あなた」が問われている、という気がします。
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『クロイツェル・ソナタ』ベートーベンじゃなくてトルストイのほうのやつ。男の性欲と嫉妬を描いた作品

みんなと同じような人生で満足、というのはとても日本人的ですね。この感情は「人生のワナ」だと私は思っています。この罠に引っかかって多くの人は自分ならではの人生を捨ててしまうのです。「自分」はどうなんだ? 自分の夢はないのか? と問うところから文学は始まるのですが。
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牢獄ものという文学分野。『イワン・デニソビッチの一日』の内容、書評、あらすじ、感想

不自由な囚人の生活の中に、人間というものの本質を見る、というのが『イワン・デニソビッチの一日』のテーマです。それはきわめてロシア的なものでした。強者におもねる、指導者にゆだねる、自分を失うという一連の流れは、たとえば『夜と霧』のフランクル博士には見られないものです。
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絶対他者『ソラリス』理解できない相手。意思疎通、交流できない相手がいる。

小説『ソラリス』でも、やっぱり最後に考えるのは、自分のこと、人間の生き方になります。ソラリスは最後まで理解不能のままです。むしろこれは「宇宙人とのコンタクトもの」ではなく「理解不能の他人」というコンセプトで純文学畑でやったほうが、もっと多くの人の知られた名著になったのではないかと思いました。
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『ゴッホの手紙』色彩に溢れた文章

『ゴッホの手紙』で美術教師の言葉の呪縛から解き放たれた以上、わたしの小説もゴッホのように色彩にあふれたものにしたいと思います。とりあえず既存の小説を推敲して、色みにあふれたものに上書きしましょうか。
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シェイクスピア『ハムレット』理性か、感情か、それが問題だ。

ハムレットは優柔不断といわれますが、復讐の執行者でした。叔父王を刺し殺し、自分を恨む恋人の兄と刺し違えます。けっして優柔不断な人物ではなく、果敢な行動者でした。迷っていたのは、理性のみちびく安穏な生活を選ぶべきか、感情の命じる血と波乱の生活を選ぶべきか、そこではないかと思うのです。
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小説『結婚』作者:アリクラハルト。第十九章から最終章まで

第十九章心の中の何かがはち切れそうになっていた。ミナトセイイチロウに会いたい。会って話しがしたい。こんなときになぜミナトの顔が浮かぶのだろうか。ツバサは自分の心の流れを不思議に思った。向こうは演劇界の大物、それにくらべて自分はまだ何もなしと...
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小説『結婚』作者:アリクラハルト。第九章から第十八章まで

第九章すべてが、終わった。ツバサは力なく椅子に座りこみ、うなだれていた。控え室に戻ると、劇団のみんなが彼を避けるように遠巻きに見ていた。舞台の上で何が起こったのか今でも理解できていない。どうして客席から拍手がわき起こったのか。たった今、キリ...
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『ワンピース』トラファルガー・ローの「白い町」のモデルか? カレル・チャペック『白い病』

作者のカレル・チャペックは『白い病』を上梓した翌年、1938年に、自分の戯曲の予言が半分あたり、半分はずれたことを知らずして死にました。あるいは戦後まで生き残っていたら、『白い病』におかしな改作に手を染めたかもしれません。これでよかったのでしょう。
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小説『結婚』作者:アリクラハルト。第一章から第八章まで

第一章アスカの過去と母の祐希の過去が重なった。二人はあまりにも似すぎていた。ひとつだけ違うことは、母は死を選び、アスカはひたすらに明るいことだ。しかしその明るさがツバサの心を苦しめた。なぜ母はおれを置き去りにして自ら死を選んだのか。少年の日...