ウクライナ人の英語はゆっくりクリアで聞き取りやすい
ウクライナ戦争から目が離せなくなっています。
ウクライナの人たちが現状を母国語ではない英語で必死に説明するのをこちらも必死に聞き取っています。ちなみにウクライナ人の英語は母国語ではないため、ゆっくりクリアに話すので、とても理解しやすいですよ。
これが英語を母国語としている国の英語はリエゾンが強くてマシンガントークでちょっと何をいっているのかわからない。
なんで何いってるのかわかんねえんだよ!!
英語が喋れなくたって世界旅行できますが、せめてウクライナ人の喋るクリアでスローな英語ぐらいは理解できたらいいなあと思っています。
兵器(マシン)というのは寿命・耐用年数がある。
ところで圧倒的な兵力差をもつロシアがウクライナを攻めきれないのにはさまざまな理由が考えられますが、そのひとつには兵器があまりにも古いということがあると思います。
どうしてこのバカバカしさを軍事評論家の人たちが指摘しないのかわかりません。
鉄の武器だからって永遠に使えるわけじゃありません。鉄にも寿命があります。最終的にはサビサビになって砂になるんですよ、鉄は。
ソ連製の戦車をいまだに現役で使っているってどれほど古い車両をつかっているんでしょうか。
兵器(マシン)というのは耐用年数というものがあるのです。寿命といってもいいでしょう。
たとえばわたしたちがよく使っている旅客機の耐用年数は30年ほどだといわれています。ちなみに法定耐用年数は10年です。
たとえば太平洋戦争中、日本海軍にはたくさんの戦艦がありましたが、戦艦山城とか戦艦伊勢などは、旧式戦艦、旧型艦として主力扱いされていませんでした。日進月歩で武器が進化していく中でスピードが遅い山城や伊勢はもはや主力ではないという烙印を押されていたのです。
これが軍事技術です。技術はどんどん進歩しているのですよ。
ジェットエンジンも、原子力発電所も、インターネットもGPSも、もともと軍事技術
ジェットエンジンも、原子力発電所も、軍事技術の進歩の中で生まれてきました。インターネットもGPSも元はといえば軍事技術です。
それがソ連製の戦車ってどれだけ古いの使ってるんだ(笑)。
黒海艦隊の旗艦だというミサイル巡洋艦モスクワは艦齢40年の老朽艦です。ありえないほど老人です。旧帝国海軍を見習ってほしいものです。
ソ連崩壊は1991年の出来事です。2022年から逆算すると30年以上前の古い車体をつかっているということです。金属だって疲弊して弱くなるってこと知らないのかな?
エリツィンのように「ソ連とロシアは違うのだ」と五木寛之は予言した
このことはマイカーで考えるとわかりやすいんじゃないでしょうか。30年前の車を今でも乗る気になります? 30年前の車を今年の車と一緒に走らせたら、スピードも燃費も快適性もすべてにおいて勝負になりません。エアコン壊れてるんじゃない? カーナビなんてもちろんありません。CDさえ再生できないんじゃないかな。でもそれをやっているのがロシア軍です。兵装が古すぎるんだよ、はっきりいって。
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このブログの筆者の著作『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』
戦史に詳しいブロガーが書き綴ったロシア・ウクライナ戦争についての感想と提言。
『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』
●プーチンの政策に影響をあたえるという軍事ブロガーとは何者なのか?
●文化的には親ロシアの日本人がなぜウクライナ目線で戦争を語るのか?
●日本の特攻モーターボート震洋と、ウクライナの水上ドローン。
●戦争の和平案。買戻し特約をつけた「領土売買」で解決できるんじゃないか?
●結末の見えない現在進行形の戦争が考えさせる「可能性の記事」。
ひとりひとりが自分の暮らしを命がけで大切にすることが、人類共通のひとつの価値観をつくりあげます。それに反する行動は人類全体に否決される。いつかそんな日が来るのです。本書はその一里塚です。
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