現金! 現金! 現金! クレジットカードは使えない。
ベトナム(ダナン)では、現金! 現金! 現金! と覚えておいてください。
クレジットカードはほぼ使えませんでした。
ほとんどすべての支払いをカードですませるつもりでした。だから現金はあまり持っていきませんでした。ところがほとんどの場所でクレジットカードは使えず、とうとう持ち込んだ現金(円)が尽きてしまいました。けっこうなピンチでした。
ATMはあったので、なんとかキャッシングで対応できたのですが、マジで気をつけてください。ベトナムでクレカが使えないのは社会主義国なのが関係しているのかしら?
国によってはクレジットカードが使えるとは限りません。ともかくクレカが使えると思いこまないこと。国によっては現金だけが頼りです。
海外ATM事情。現地両替とATMキャッシング、どっちがお得か?
両替屋がない。ゴールドショップで両替する。
世界中どこでも見かける街中での両替屋をベトナム(ダナン)ではまったく見ませんでした。
空港で両替すると損なので、必要最低限の現金しかベトナムドンを両替していません。
ほとほと困り果て、現地の人に「チェンジマネー」と聞くと、指さす方向には中国系が経営するゴールドショップが!
そうです。ゴールドショップが両替屋を兼務していたのでした。兌換紙幣の昔みたいだな!
ゴールドショップには「両替」の看板がいっさい出ていません。でも声をかけると計算機で両替レートを教えてくれました。
海外で両替するときのノウハウ。we sell we buyの意味
ホテルのレセプションが現地ツアーのデスク。現地旅行会社の窓口はない
ベトナム(ダナン)には現地ツアーを催行する旅行会社のデスクも見当たりませんでした。ホーチミンにはシンカフェなんかがあるんですけどね。
旅行会社が見つからない場合、現地ツアーの看板・写真などを出していなくても、ホテルのフロントで聞いてみてください。
ダナンではホテルのレセプションが現地ツアーの窓口になっています。バスがホテルの前まで迎えに来てくれます。つまり自分の泊まっているホテルで予約するのがもっとも確実なのです。
ベトナムドン・パニックは健在。桁数が大きすぎて頭がパニックになる
ベトナムドン・パニックは健在でした。ベトナムドンパニックとは、ベトナムドンの桁数が大きすぎて頭がパニックになる症候群のことです。
かつて私はユーロ圏からベトナムにトランジット滞在したことがあります。ユーロ圏では3ユーロとか5ユーロとか一桁の数字しか使わなかったのに、いきなりドンとは1000000ドンとか桁違い(違い過ぎ)の金額を請求されて、頭が真っ白になりました。
日本から直接ベトナムに行く場合でも、かなり桁数が違います。頭がパニくります。あなただけではありません。わたしもそうでした。これから行く人は覚悟しておいてください。
海外トイレ事情。水に溶ける日本製トイレットペーパーが最強
ベトナムなど一部の国ではトイレは有料です。入り口でチップを払って紙をもらうシステムだったりします。
そうでない場合、個室に紙がありません。その場合、入り口付近に紙がある場合があります。入口の紙を必要枚数とって、使用後にトイレ脇のゴミ箱に捨てるというシステムなのです。
トイレットペーパーは水に流さずゴミ箱に捨てます。これはその国のトイレットペーパーが水に溶けにくく詰まってしまうためです。
そこで最強なのが日本製の水に溶けるトイレットペーパー。できればサブバッグに日本製トレぺを持ち歩くといいでしょう。
ぼったくりタクシー対策
ダナンでは一度もぼったくりリタクシーに遭遇しませんでした。ベトナム人は基本的に正直でちゃんと仕事する人たちです。
ぼったくりタクシーに遭遇したのはトランジットで数時間滞在したホーチミンでのこと。しかも空港からのタクシーでした。ありがちです。こちらが現地の相場を知らないことをいいことに、メーターを使わずにボッタクリをしてくるのです。しかしダナンで正直者のタクシーを経験して現地相場も知っているので、ボッタクリタクシーを私は許しませんでした。
「××ドンでどうだ?」
「ちゃんとメーターを使え」
「××ドンが相場だ。みんなこの額で支払う」
「メーターを使わないならこの車には乗らないから空港に戻れ」
「××ドンで……」
「空港に戻れ。戻れ!!」
「××ドン……」
「メーター使えよ。メーター!!!!」
「チッ。わかったよ」
正義の鉄槌(大声)によってシブシブ運転手はメーターを使うことを了承したのでした。
ちゃんと仕事をしている人たちがバカを見ないように、ボッタクリとは極力戦ってください。
空港は関門。何度も聞く。しつこいほど人に確かめる
羽田空港でJALと海保機が炎上事故した影響で飛行機のテイクオフが5時間遅れました。一度乗りこんだ飛行機を降ろされて、搭乗ゲートで待機です。ディレイはわかったのですが、何時間遅れるかわからず、一時間ごとに搭乗ゲートの時間を確認する始末でした。
一時間、二時間、三時間、四時間……と出発が遅れました。次の五時間のディレイで、今までは次の搭乗予定時間が書き換えられていたのに、時間が変更されていません。周囲には待つ人が誰もいなかったので、またディレイだろうと思って、トイレに入りました。小便をしながら、念のためにディレイを確認しよう思いたちます。聞くとなんとボーディングをやっているとのこと。他の人はすでに搭乗した後だったのです。完全に寝ていたので、他の人の搭乗には気づかなかったのです。腕時計のアラームで起きました。
空港は関門です。わからなかったら何度も聞くことです。しつこいほど人に確かめることです。声をかけて怒られることはありません。むしろ自分の判断で「またディレイだろう」としていたら、飛行機に乗れないところでした。
「人に聞く」というのは旅の基本テクニックです。このテクニックは上級者になっても、ずっと使えます。何でもいろんな人に聞きまくるといいですよ。それがコミュニケーションにもなりますから。聞けば聞くほど旅が楽しくなります。