皆さんの中に腰痛で苦しんでいる人はいないでしょうか。腰痛にはいろいろな原因があります。中には医学的に処置しないとならないような腰痛もありますので注意が必要です。
しかしたいていの腰痛は筋肉が固くなってしまっていることが原因です。腰の筋肉が柔らかくなれば、腰痛がおさまることがあります。腰の筋肉のコリをほぐして血行をよくするにはスロージョギングがお勧めです。
※この記事のまとめ
腰の筋肉が柔らかくなれば、腰痛がおさまることがあります。運動によって筋肉のコリをほぐすためには、筋肉が対抗筋になったときには「ゆるむ」必要があります。腰の筋肉がゆるみ、血行が良くなれば、腰痛が劇的に改善する場合があります。
※※※YouTube動画はじめました※※※
書籍『市民ランナーという走り方(マラソンサブスリー・グランドスラム養成講座)』の内容をYouTubeにて公開しています。言葉のイメージ喚起力でランニングフォームを最適化して、同じ練習量でも速く走れるようになるランニング新メソッドについて解説しています。気に入っていただけましたら、チャンネル登録をお願いします。
※雑誌『ランナーズ』のライターにして、市民ランナーの三冠王グランドスラムの達成者の筆者が走る魂を込めた書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。
言葉の力で速く走れるようになる、というのが本書の特徴です。走っている時の入力ワードを変えるだけで速く走れるようになります。言葉のイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く効率的に走ることができるようになります。踵着地とフォアフット着地、ピッチ走法とストライド走法、どちらが正解か? 本書では明確に答えています。あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
スロージョギングとは何か?
スロージョギングというのは文字通り「ゆっくり走る」だけです。スピードを出そうとすると筋肉が緊張しますのでよくありません。ゆっくりと、自分が気持ちがいいと思えるペースで走ればいいのです。
スロージョギングのことをLSDと呼ぶこともあります。


腰痛ランニングは腰椎を立てて腰をリラックスさせる
ただし腰痛対策にスロージョギングを利用するなら一つだけ意識を追加しましょう。もちろん患部である腰の筋肉を。走りながら腰の筋肉が「ゆるんで動いているか」確認しながら走ってください。
腰まわりの筋肉がゆるんで動くためには、へっぴり腰では難しいのではないでしょうか。腰が落ちたへっぴり腰だと、ゆっくりなら脚の筋肉だけで走れてしまいます。
これでは腰痛に効果はありません。骨盤を立てなければ腰の筋肉を動かすことはできません。腰の運動だと思ってジョグしてください。
この際、腰の筋肉と同時にお腹の奥にある「腸腰筋」というインナーマッスルを同時に意識すると効果があります。
筋肉というのは「ひっぱる筋肉」と「ゆるむ筋肉」の二対でできているのです。「ひっぱる筋肉」を主動筋、「ゆるむ筋肉」を対抗筋と言ったりします。
腰の筋肉の対抗筋は腹側のインナーマッスル腸腰筋です。腸腰筋は腰椎と大腿骨を結ぶ筋肉で、主に股関節を屈曲させる働きをする筋肉です。お腹の筋肉で大腿骨を持ち上げることができるということです。
腸腰筋は長距離走の決め手となる筋肉です。しかし体の深奥にあるため、なかなか動きを意識しにくい筋肉であります。ところがその対抗筋である腰の筋肉は体の表面にある筋肉で動きを意識しやすい筋肉です。
対抗筋を意識すれば、自然と主動筋も意識することになります。
腰の筋肉を動かしたりゆるめたりするためには、お腹の筋肉を動かしたりゆるめたりすることが必須なのです。
骨盤を立て、その上に腰椎を立てて、腰椎周りの筋肉を使うことを意識してください。
腰椎まわりの筋肉である「腰の筋肉」と「腹の筋肉」は「ひっぱる筋肉」「ゆるむ筋肉」として交互に役割を変えながらお互いに引っ張りあっています。
筋肉が固くなっている状態は常に筋肉が緊張して緊縮しているために固いのです。運動によって筋肉のコリをほぐすためには、筋肉が対抗筋になったときには「ゆるむ」必要があります。
力を込めるのではなく、脱力することで、効果を上げることができるのです。

筋肉がゆるめば毛細血管に血が流れやすくなります。体内の毒物が除去される効果が高まります。
腰の筋肉がゆるみ、血行が良くなれば、腰痛が劇的に改善する場合があります。
肩甲骨ランニングは腰の筋肉を動かす
同時に肩甲骨もすこし動かしてみましょう。
肩甲骨と腰は広背筋という人間の最も大きなひとつの筋肉を通して繋がっています。肩甲骨を動かすことで、腰の筋肉も弛みます。
肩甲骨のまわりには熱を発生させる褐色脂肪細胞があります。
肩甲骨を引いて走る肩甲骨ランニングをすれば、熱い血が流れて、冷え切って固くなった腰の筋肉を温める効果があります。
肩甲骨を動かして走れば、熱い血が流れ、若々しさを取り戻すことができます。
熱い血が流れれば、腰痛知らずだった青春時代に戻ることができるかもしれません。
※雑誌『ランナーズ』のライターにして、市民ランナーの三冠王グランドスラムの達成者の筆者が走る魂を込めた書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。
言葉の力で速く走れるようになる、というのが本書の特徴です。走っている時の入力ワードを変えるだけで速く走れるようになります。言葉のイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く効率的に走ることができるようになります。踵着地とフォアフット着地、ピッチ走法とストライド走法、どちらが正解か? 本書では明確に答えています。あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。