googleアドセンスを導入する
この『ドラクエ的な人生』のコラムの数も300になった。
いよいよレオニダス王と300の兵士の数と並んだわけである。
スパルタの兵士たちは、300という数で、ペルシャの大群と互角に渡り合ったのだ。
私の300のコラムも彼らのように戦ってほしい。

そこでこれを機会にgoogleアドセンスを導入しようと思う。
書くことが生きることだから、金になろうがなるまいが書き続ける。
googleアドセンスは、こういう考え方の人には向いているようである。
無料でいいよといっているブログに、広告を貼り付けてお金を払ってくれる人がいるのだ。
すごい時代だ。
そんなもの売れるのか? つげ義春『無能の人』
私が思いだしたのはつげ義春の漫画『無能の人』という作品である。
この『無能の人』は、そこらへんの河原とかに落ちている石を「売って」いるのである。
世の中には『水石』という美しい自然石を芸術風に飾る趣味もあるらしい。
それではない。足元に落ちているような石を「売って」いるのである。
そんなもの売れるのか?
すぐそこでただで手に入るものに、金など払う人がいるだろうか?
だからタイトルが『無能の人』なんだな、とわたしは思った。
しかし考えさせられる。示唆に富んだ作品である。こんな作品は見たことがない。
ブログも「近くにある」「そこらへんにある」ものだ。
インターネットで検索すれば無料で手に入る。
そういう無料で読めるものに、金など払う人がいるのだろうか。
そう思っていた。
厳密には「文筆業」ではなく「広告業」らしい。
「この商品はこんなにいいものですよ」という購買を促す広告の仕事、テレビのCMのようなものだ。
民放でいうコンテンツがブログの中身ということのようだ。
それならば、という気がしないでもない。
たとえば車中泊の面白さをブログに書いて、テレビCMよりも「ステーションワゴンを買ってみようかな」という気にさせることはできると思う。
職質されたトラブルなど、おもしろい話が山盛りだからだ。
まあ、何はともあれやってみようと思う。
最初はうまくいかないだろう。
しかし最初からうまくやろうとして足踏みしているよりは、最初は駄目でもとにかく土俵の上に立って、何度も倒されながら生き残り方を模索していこうと思う。
これはスコア(収入)を競うウォーゲームのようなものだ。
文字媒体という時代遅れがどこまでやれるのか、見てみたい。