書評とは何だ?

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どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

ハルト「伊豆半島を旅すると、銅像だとかみやげ物の名前とか、いろんなところで川端康成の『伊豆の踊り子』と出会うから、とうとう読んでみたよ」

イロハ「どうだった? 面白かった?」

ハルト「さっぱりわからん。以上」

イロハ「ズルーッ! そんなんで書評になるか!」

ハルト「ご当地ソングのように伊豆の地名が作中に出てくるから、古い時代、観光客の集客には一役買ったのかもしれないね。

しかし、どのへんが名作なのかも、なぜこれを書こうと思ったのか作者の対外的な動機も、全部わかんない。なによりも面白くない」

イロハ「ハルト、書評書く資格ないんじゃない?」

ハルト「いいんだよ、これで。おれの書評は。活字媒体ならもう少し気をつかうけれど、おれのブログなんだから。

つまらないものはつまらないと書いていい。それでも読む人は読むんだから。

あまりこういうことを言う人がいないから、おれが言うけれど、世界名作文学が活字離れをつくり出しているとおれは思っているんだ。だって、面白くないじゃん。たいていの名作って」

イロハ「うーん。あまり道徳臭の強い作品はわたしも好きじゃないなあ」

ハルト「だろ? 『オデュッセイア』のように主人公の肉体が躍動するような物語性の高いものは時代を超えて面白いものも多いけれど、『伊豆の踊り子』のように主人公がせいぜい散歩するぐらいで、思索して、何かを感じるだけっていう作品は、つまらない作品であることが多いね。

『青い珊瑚礁』事件のコラムでも書いたけれど、時代の感性って変わってしまうから、すぐに古びてしまうんだよね。

そういう「感じる」系の名作文学が「最初に推奨される作品群」になっているから、子供たちが『読書ってつまらない』と活字離れになるのも無理はないと思っているんだ。

書評というのは「この作品、面白いのかな。つまらない作品で時間を無駄にしてガッカリするのはいやだな~」と、過去に読書で失敗した経験のある人が、貴重な時間とお金を割くに値する作品かどうかを知るために読むものだから、つまらないものはつまらないと書いていないと信頼されないと思うよ。

ハルトの感受性を信用するならそのまま読まなければいいし、信用しないなら自分の目で確かめればいいんだ。

そういう風にこのプログの書評は利用して欲しいと思っているんだよ」

イロハ「なるほど。そういうことか。それなら今後も書評を書いてもいいよ」

ハルト「他人の「淡い恋心と成長」なんて読まされて何が面白いんだか! 自分で恋をして成長した方がどれほど面白いか。それが「ドラクエ的な人生」だよ。他に読むべき書物が世界にはたくさんあるんだ」

 

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