花粉症の時期だけ外国で暮らせばいいのでは?
花粉症の季節です。私はこどもの頃から重度の花粉症でした。今でもひどい症状で、薬を飲んでいるのに、鼻をかむと血が出ます。
少年の頃は春先になると目が痒くてこすってしまうので、目が赤くなり「ウサギ」とからかわれた(いじめられた?)ものでした。
その頃は花粉症という言葉もなく、周囲の人も発症する人がすくなかったため、孤立無援な感じでした。今のようにみんなが花粉症だったら、それほど孤立感をあじあわずに済んだろうにと思います。

昔はなかったよね、花粉症
韓国にも、トルコにも、ハワイにも花粉症はある
私は基本的にはスギ花粉アレルギーです。いちばんつらいのは三月下旬から四月下旬ですね。ネット情報によれば、杉というのは日本に特に多く生えている樹木で、それゆえに花粉症は日本人の国民疾患のようなものであり、外国では花粉症にはならない、という情報をちょくちょく見かけます。
ところで私のように世界を旅する旅人で、しかも花粉症アレルギー持ちだと、あたりまえのように、このように考えます。

花粉症の時期だけ、外国で暮らせばいいのでは?
最長で2月下旬から4月下旬まで3か月だけ外国で暮らせば、花粉症は避けられるのではないでしょうか。
三か月ならビザなしで行ける国がたくさんあります。イタリアだって、韓国だって、アメリカだって、ニュージーランドだってノンビザで90日滞在できます。
自分ならやろうと思えばできる、と思います。しかし問題はほんとうにネット情報どおりに外国に行けば花粉症の症状はなくなるかってことなんですよね。。。
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旅人が気に入った場所を「第二の故郷のような気がする」と言ったりしますが、私にとってそれは韓国ソウルです。帰国子女として人格形成期をソウルで過ごした私は、自分を運命づけた数々の出来事と韓国ソウルを切り離して考えることができません。無関係になれないのならば、いっそ真正面から取り組んでやれ、と思ったのが本書を出版する動機です。私の第二の故郷、韓国ソウルに対する感情は単純に好きというだけではありません。だからといって嫌いというわけでもなく……たとえて言えば「無視したいけど、無視できない気になる女」みたいな感情を韓国にはもっています。
【本書の内容】
●ソウル日本人学校の学力レベルと卒業生の進路。韓国語習得
●関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件
●僕は在日韓国人です。ナヌン・キョッポニダ。生涯忘れられない言葉
●日本人にとって韓国語はどれほど習得しやすい言語か
●『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』南北統一・新韓国は核ミサイルを手放すだろうか?
●韓国人が日本を邪魔だと思うのは地政学上、ある程度やむをえないと理解してあげる
●日本海も東海もダメ。あたりさわりのない海の名前を提案すればいいじゃないか
●天皇制にこそ、ウリジナルを主張すればいいのに
●もしも韓国に妹がいるならオッパと呼んでほしい
●「失われた時を求めて」プルースト効果を感じる地上唯一の場所
●「トウガラシ実存主義」国籍にとらわれず、人間の歌を歌え
韓国がえりの帰国子女だからこそ書けた「ほかの人には書けないこと」が本書にはたくさん書いてあります。私の韓国に対する思いは、たとえていえば「面倒見のよすぎる親を煙たく思う子供の心境」に近いものがあります。感謝はしているんだけどあまり近づきたくない。愛情はあるけど好きじゃないというような、複雑な思いを描くのです。
「近くて遠い国」ではなく「近くて近い国」韓国ソウルを、ソウル日本人学校出身の帰国子女が語り尽くします。
帰国子女は、第二の故郷に対してどのような心の決着をつけたのでしょうか。最後にどんな人生観にたどり着いたのでしょうか。
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私はソウル帰りの帰国子女なのですが、ソウルでも春先になると目が赤くなりました。今思えばあれは花粉症でした。韓国にも花粉症はあるのです。

私も花粉症です。トルコでもクシャミがとまらなかったよ
同じく春先にトルコを旅していても、鼻がむずむずする症状がありました。トルコにも花粉症はあるのです。その頃、栗の花が咲いていて花粉を飛ばしていました。栗が原因だったのかわかりませんが、たしかにクシャミがでました。
先日(3月中旬)、ハワイに遊びに行ってきました。日本で重度の花粉症がすこしでもリセットされて軽減されたらありがたいと思って渡航したのですが、鼻水が止まることはありませんでした。ハワイにも花粉症はあるのです。
これは要するにネット上には「花粉症になるのは日本人だけ。外国に行けば花粉症にはならない」という情報があるにはあるけれど、私の実体験からいえば、その情報は間違っている、ということです。
もしも救いが唯一あるとすれば、それは南半球に行くということでしょう。季節が真逆になるために、植物が花粉を飛ばす時期を避けられるはずです。
しかし南半球の国というのはすくないんですよ。大きくいって、南アメリカ、アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドぐらいしかありません。世界はほとんど北半球でできています。それだけ花粉症というのは避けがたいということでしょう。