コールマンcolemanのルミエールランタンの実際に使ってみた評価
メルカリでコールマンのルミエールガスランタンを売ろうと思いました。こちらの商品、『ゆるキャン△』でも登場した(モデルになっている)ガスランタンです。アウトドア缶の上部に装着するとロウソクのような炎が揺らぐというランタンです。
私は、ちゅうとはんぱにガスが残ったアウトドア缶の残りガスを燃やし尽くすのにいいかと思って購入しました。残り少ないアウトドア缶って困りますよね。どれぐらいもつかわからないので一つだけ持っていくわけにはいきません。登山などでせっかく頂上まで上げたのにそこでガス切れでは泣いてしまいます。この残り少ないアウトドア缶のガス消費の切り札にルミエールガスランタンを購入したのでした。
ところが実際に使ってみると、ほんとうにかすかにしか燃えてくれません。ガスたっぷりの新品のアウトドア缶を使えば大きな炎が燃えるのですが、残り少ないガス缶でつかっても、ロウソクの炎よりも小さい炎ぐらいにしか燃えてくれません。この炎ならばガスバーナーの火のほうがマシぐらいです。
コールマンのルミエールガスランタンは、アウトドア缶を使い切りたい、という私の意図では使えないのでした。
トラブル発生! メルカリ商品が郵便局でストップ・止められてしまった
そこでメルカリで売ることにしたのですが、売るときに問題が発生しました。
郵便局を利用したかったので、デフォルトの「らくらくメルカリ便」を「ゆうゆうメルカリ便」にセットしなおしました。三辺の合計が60cm以下、2kg以下だったので「ゆうパケットポスト」に変更して、打ち出された二次元コードを商品に貼りつけて、郵送しました。
通知を忘れないように、郵便局内でメルカリの発送済ボタンをすぐに押しました。これで処理完了です。家に戻ってくつろいでいたら、郵便局から電話がかかってきました。
「すいません。このサイズだと『ゆうパケットポスト』だと送れません。郵送処理をキャンセルさせてもらいました。もう発送済みボタンを押してしまいましたか? ああっそうですが……今後の処理はメルカリに電話して確認してください」
とのこと。は?
話をよく聞いてみると、『ゆうパケットポスト』は厚さが3cm以下じゃないとダメだそうです。そんなことメルカリの選択画面に書いてあったかな?
たしかに商品には3cm以上の厚みがあるので、現状の料金では送れないのでしょう。
「差額を現金で払いますけど?」
と交渉しましたが、ダメでした。商品(ランタン)は郵送処理をキャンセルして保管してあるので、レシートをもって引き取りに来てくださいということでした。
さあ、困りました。どう処理したらいいか、まずはネット検索です。ところが、こちらの求めているような回答は得られませんでした。
しかたがないのでメルカリに電話で問い合わせようとしましたが、そもそもメルカリは電話でのお問い合わせに対応していないのでした。
はて? どうすればいいのでしょうか?
とりあえず取り急ぎ取引相手(仮にメル蔵様と称す)にトラブルが発生したことを伝えました。伝票上は発送済みになっていますので、いつまでも待たせるわけにはいきません。
メルカリから「【重要】売上金の振込申請期限です」と通知が来た時の対処方法
メルカリで知る商取引の人情の機微。コンプライアンス違反が生じるわけ
いろいろ調べたのですが、最初に考えついたのは、こういう作戦でした。
取引相手様にご了承いただければ、の話しですが、送り先の住所をメールで教えていただいて、私が自費で商品を郵送します。そしてそれとは別に『ゆうパケットポスト』の送り状を貼りつけた何かを送って、両方到着したら受領ボタンを押していただければ、万事うまくいくのではないか、と考えました。こう考えたのは、メルカリの送り状は追跡処理がされているから、何かを送らないわけにはいかないだろうと考えたためです。私の郵送料の負担が増えますが、こっちのミスですのでやむをえません。
あれやこれやと知恵をしぼってメル蔵様とメールのやり取りをしているうちに、ふと気づきました。なんとこちらのメルカリのメール画面の下のほうに「この取引をキャンセルする」ボタンがあるではありませんか! しかもまだ有効のようです。
商品が郵送済みの場合はまた別の話しですが、私の場合は、メルカリ上は発送済になっていても、実際には最寄りの郵便局で止まっているのです。キャンセルも可能と判断しました。
取引をキャンセルした場合、取引相手に確認メッセージが送られるようです。それを承諾してもらえればキャンセルが可能なのでした。
キャンセル後は取引相手とメールができなくなるため、キャンセルの前に「メル蔵様専用」にして商品を再出品するので、取引のやり直しをお願いしました。
キャンセルボタンを押すと、キャンセルの理由を聞かれました。「郵送サイズの選択ミスにより送れなくなったため。取引相手の了承を得て、キャンセル後に再度取引しなおすことにした」と書きました。自己都合でキャンセルしたり、こういうことが何度も続くとサービスを利用できなくなりますというような脅しを受けました。ははは、すいませんね。
私の場合、先方もキャンセルを承知してくれているので、ぶじにキャンセルが完了しました。
その後、商品を再出品する手続きに入りました。再出品の段階で、同じ商品を出品しているほかの人を見る機会があったのですが、私の設定価格よりももっと高くてもコールマンのランタンは売れているようでした。あら、しまった! 安く売りすぎたかもしれません。もっと高くしても売れるのでは……と一瞬思いました。いったんキャンセルされた取引ですので、他の人に高く売ることも可能でしたが、そういうわけにもいきません。メル蔵様とはなんどもメールのやりとりをしていますので、つかの間の信頼関係が成立しています。ご迷惑もおかけしています。これを裏切ってもっと高く買ってくれる人に売るわけにはいかないという気持ちをあじわいました。
なんていうか……およそ世の中の商売っていうのは、こういう情実で成り立っているんじゃないでしょうか。
たとえば公共事業の発注だって、いくら値段がいいからって、はじめての知らない業者と組むよりは、信頼関係が成り立っている知っている人に頼みたい、というような気持ちが働くんじゃないでしょうか。まあ、こういうのを情実取引とか談合とかいって、公的機関がやるとコンプライアンス違反になるんですけどね。でも民間企業ならいくらでもあるでしょう。
信頼を裏切ることなく、商品をメル蔵様専用にして再出品したら、その日のうちにメル蔵さんが気づいてくれて再度取引が成立しました。今度は間違いないように送ります。これにて一件落着です。
みなさんもメルカリの郵送方法の指定ミスにはご注意ください。送れなくなってしまいますから。私の場合、一度ですむはずの郵便局に三回も通うことになってしまいました。
この実体験が何かのお役に立てばさいわいです。