旅をしていない日々を、旅しているように暮らすこと。

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『ドラクエ的な人生』とは?

心の放浪者アリクラハルトの人生を走り抜けるためのオピニオン系ブログ。

書籍『市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)』。『通勤自転車からはじめるロードバイク生活』。『バックパッカー・スタイル』『海の向こうから吹いてくる風』。『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』『読書家が選ぶ死ぬまでに読むべき名作文学 私的世界十大小説』Amazonキンドル書籍にて発売中です。

海外旅行からおれは何を学んだのだろう。

ベランダ・アウトドアをしながら、これまで旅した国のことを考えていた。

今のライフスタイルは旅の経験から作られている

マイルがたまって、またどこかに飛べるような時期が来たが、もうあらかたの国は行ってしまった。むしろこれから新しく経験できることはすくない気がする。

ベランダでビールを飲みながら、おれは考えている。そもそもベランダでビールを飲んで過ごすということをはじめてやったのはハワイのラナイである。

ハワイではベランダのことをラナイと呼んで、ラナイで過ごす習慣がある。ラナイには必ずといっていいほどくつろぐための椅子とテーブルが置いてある。ハワイでのラナイ暮らしがなければ、キャンピングチェアーをベランダに置いてビールを飲んで過ごそうという発想にはならなかったかもしれない。ハワイほどではないが、日本でも日が沈んだ後は涼しい風が吹いてくる。

ベランダではイワタニの家庭用携帯コンロでラポッキを食べている。

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ラポッキはもちろん韓国ソウルトッポギタウンから個人的に輸入した食文化である。

家庭用コンロをアウトドアで使用するという発想は車中泊から生まれたものだ。

ゴールデンウィークなどの大型連休で車中泊大遠征をする場合、すべての食事を外食で済ませるのはちょっとキツイ。そこから家庭用携帯コンロで食事を作るという我が家の文化が生まれたのだ。

節約という観点からも、貢献してくれる。米沢牛をお店ですき焼きにして食べたら高価だが、お店で買って自作すれば安く食べることができる。

暗いベランダを照らすランタンやペツル(PETZL)のヘッドライトは登山道具の流用である。

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いわばこうしてベランダ・アウトドアで夕食を取るという文化そのものが、旅の中から生まれてきたものなのだ。

車中泊が無かったら、ハワイのラナイがなかったら、昼間寝て夜に活動するというラスベガスの文化を知らなかったら、こうしてベランダ・アウトドアで食事をして、星月夜の下で仕事や人生のこれまでのことやこれからのことを考えたりすることはなかったのだ。

旅は自分に何をあたえてくれたのか?

こうしてその答えが分かった。今のライフスタイルは旅の経験から作られている。

旅をしている日々よりも旅をしていない日々の方が人生において重要だ

ハワイは楽しい。しかし一週間だけハワイに行ったとしても、それでどうなる?

5年連続ハワイに一週間行ったとしても、それがどうした?

何回行ったってきりがない。ハワイはすこしもおれたちの暮らしに近づいてはこないのだ。

私にとってはハワイ旅行している一週間よりも、旅行をしていない358日の方がずっと重要である。

もしもハワイ暮らしがしてみたいと思うのならば、今いるこの場所ををすこしでもハワイに近づけるよう努力すればいいではないか。旅をしていない358日を、旅しているように暮らすこと。

(私の場合は旅をしていない300日というのが正解だが)

ハワイがすきなら、ここがハワイであるかのように暮らすこと。ハワイに移住ができないのなら、沖縄に移住して、ハワイに移住したら過ごしていたであろうライフスタイルですごすこと。およそ自宅ほど快適なところはないのだ。

そういうことが重要なのであって、何度もハワイに通うことが重要なのではない。それでは抜本的な問題解決にはならない。今いるこの場所を楽園にするために、楽園を探しているのだから。

私のベランダアウトドアは、そういった試みの中のひとつなのである。

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