どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?
パソコンの世代更新は平均5年だという
旧機種パソコンの寿命が来たために、BTOパソコンを新たに購入した。安くあげるためにディスプレイは旧パソコンのものをそのまま使用することにした。
デスクトップ派なので、ディスプレイなどの周辺機器を共用することで、安く世代更新することができたが、問題はディスプレイがひとつしかないことである。
ディスプレイがひとつということは、旧パソコンの中身を見ているときは新パソコンの中身は見られない。逆にディスプレイを新パソコンにつないだら、もう旧パソコンを見ることはできないのだ。
これは遠くの街に一気に引っ越すようなものである。古い住所からは荷物を一つ残らず引き払って、新しい街へと一気に引っ越すようなものだ。
旧パソコンのデータはセキュリティ上、すべてのデータを消去しておく必要があるので、ディスプレイがつながっているうちにハードディスクを初期化することにした。初期化して個人データも消してしまおう。
そのために、すべての引っ越しを済ませたつもりであった。
初期化には膨大な時間がかかった。
そして旧パソコンからすべての配線を引っこ抜き、新パソコンへとつないだ。ディスプレイを引っこ抜いた瞬間、旧パソコンの時代が終わった。ディスプレイにはもはや新パソコンの情報しか映らない。これで完全な世代交代である。
パソコンを引っ越すときの注意事項
完全な引っ越しをしたつもりであったが、それでもうまくいかないものだ。引っ越しに失敗し引き継げなかったデータもある。
引っ越しのためワードやエクセルなど個人ファイルを保存し忘れる人はすくないと思うが、受信したメールなどの情報も引き継がないと消えてしまう。
そのほかにも忘れがちな重要データがある。
たとえばウイルスソフトの製品番号。まだ有効期限が残っていれば、システムをダウンロードして新しいパソコンでも使える。しかしパスワード等をどこかに記録しておかないと、ユーザーであることが証明できず、新たに買いなおす羽目になる。
マイクロソフトのOSビジネスはまるで詐欺のようだ
ところで僕はマックではなくWindows派である。パソコンは仕事でつかうため、寄らば大樹のウインドウズである。職場でマックを使うならMac派だっただろう。
ところでウインドウズであるが「OSが世代交代したから、新しいOSに買いなおしてください」というマイクロソフトのビジネスモデルはまるで詐欺のようだと思いませんか。
すべてをネットからダウンロードできる世界で、サポートが終了したから「新しいOSに買い替えてください」というのを、これまでみんなよく許していたものだなあ、と思うのだ。
「わが社の製品はもう使えません。次のを買ってください」というのは、無から有を生み出す錬金術のようなビジネスモデルではないか。まさにマジックだ。その「わが社の製品はもう使えない」理由は、マイクロソフトが「わが社のOSを最新の状態に更新するサポート」を終了するからなのだ。いや、サポート続けなさいよ、なんでやめちゃうのさ。
やめる理由はただ一つ。無償サポートをいくらつづけても「お金にならない」からだろう。
新しいOSが設計の根本から書き換えているとしても、すべてはダウンロードで対応できるはずだ。マイクロソフトの都合でサポート終了するのに無償提供ではなく有料で買わせようとするのは独占禁止法に引っかからないのか?
ましてやOS(オペレーティングシステム)はデジタルプログラムであるため、車を量産するのとは違って、一度作ってしまえば一切の費用をかけることもなく、いくらでも無限にコピーできるのだ。
このビジネスモデルは無限に金を生み出してくれそうである。
パソコンの寿命が短いからマイクロソフト商法が成り立つ
「文句があるなら使わなければいい」とマイクロソフトなら啖呵を切りたいところだろう。しかし現実にこれだけウインドウズOSパソコンがビジネス界を制覇している中で、ほかのOSを使うのは勇気がいることだ。トラブルが起こった時に単独者は自力で解決しなければならない。実力のあるものしか単独者になることはできない。
これまでこのような「よくいえば錬金術」「悪く言えば詐欺」のマイクロソフト商法が許されていたのには理由がある。
実はマイクロソフトのWindows商法はWindows自体を購入しているのではなく、使用ライセンス契約を結んでいることになっている。そのライセンスは人に対しての契約ではなく、パソコン1台に1ライセンスという形になっているのだ。
つまり新パソコンに旧パソコンのWindowsは引き継げないのである。新しいパソコンを購入したら別途ウィンドウズ代を払う必要があるのだ。
だから新しいパソコンを購入したら、マイクロソフトにwindows使用ライセンス料を支払う必要があるのだ。このお金はパソコンを買い替えるたびに毎回かかる。
量販店の出来合いのパソコンを購入していたらあまり気にならないことかもしれない。スペック一覧のOSのところに「windows10Home 64bit」とか記載されているだけで、そこに金額がいくら発生しているとか、そういうことは書いてない。
しかし削れるところはできるだけ削って、なるべく安くの方針でインターネット通販ショップでBTOパソコンを発注したために、windowsのライセンス料のことが非常に気になったのだ。
マイクロソフト社のOSビジネスを私のように「詐欺同然」と思った人はこれまで他にもいただろうが、何となく許されてきたのは、パソコンの寿命がOSのサポート期間よりも短いところからきている。
OSのサポート期間が切れるころには、パソコンそのものの寿命が来ているため、どうせ次のOS代を払わなければならないところだったのだ。
だからギリギリ我慢されてきたのである。
私などはwindows10からwindows10への引っ越しである。その場合でも費用が掛かっているわけだ。釈然としないが仕方がない。パソコン1台に1ライセンスという形で契約してしまっているのだから。
本来であれば人に対しプログラムの許諾をするべきであって、パソコンがどれであろうと関係ない、とするのが普通の商売だと思う。
頭のいい奴は、OSを考えるだけでなく、ビジネスモデルまで考えつくのだ。
そうして世界の富を集めている。