いざという時の隠し金がいざというときに使えなかった話

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どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

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海外旅行での現金の持ち運び方はどうすればいいか

みなさんは海外旅行に行ったとき、現金はどのように持ち歩いているでしょうか?

危機管理の上からは、分散して持った方がいいです。

すべての現金を財布ひとつで持ち運ぶ場合、その財布を落としたり、スリに遭ったりしたらオシマイです。当然、クレジットカード類も一緒になくすことになりますから、ゲームオーバーということになります。

長財布をズボンのバックポケットに刺しているだけなんてとんでもない。国内ではこのような人をときどき見かけますが、海外では「どうぞ盗んでください」と言っているようなものです。人ごみを歩いている内に、いつの間にか財布は消えてなくなっていることでしょう。

パートナーのイロハは、ザック外側の網収納部分にデジカメを入れていたところ、ベトナム・ハノイの人ごみの中で盗難に遭いました。ナイフで網を切り裂かれて、デジカメだけを持っていかれたのです。

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財布は、普段使っている物を持っていった方がいい

財布ですが、普段使っている財布をお勧めします。盗まれてもいいような100円ショップで売っている「チャック付きビニール」で財布の代用にしている人を見かけますが、あまりおすすめしません。海外のコインは日本の小銭よりも汚れているため高級革財布を使ったりすると中が非常に汚れます。そのために捨ててもいいような透明ビニール財布をしようしているのでしょうが、札やコインを取り出して確認しないとならないというデメリットがあります。

海外では、使い慣れていない札や小銭をつかうことになるため、いちいち金額を確認しなければなりません。そのときに、小銭入れの口が小さかったりすると全部取り出して確認しなければならないのです。札も同じです。「チャック付きビニール」では札は折ってしまっているために取り出さないと確認できません。

ときにお金を取り出して確認することは危険を伴います。エジプトのギザの三大ピラミッド前で日本人ツアー客がものを買って支払おうとしていたところ、財布の中身を確認していたら、相手の手が伸びてきてがばっと根こそぎ札束を持っていかれたのを見ました。ほぼ強盗ですが(笑)。

札束の確認をさっと済ませて支払えばこんなことにはならなかったものを、悠長に異国のお金を見せびらかすように数えていたため手が伸びてきたのです。この場合もやはり「盗んでください」と言ってるようなものです。

ただでさえ外国ではお札やコインに慣れていないのですから、せめて財布ぐらいは使い慣れたものを使った方がいいと私は思っています。長財布や二つ折り財布ならば財布に入れたままお札やコインを確認できます。全部取り出すのは危険です。

私の場合、普段から使っている二つ折り財布をメインの財布にして、紐付きのセキュリティポーチにパスポートと残りの現金を分散しています。紐付きのセキュリティポーチは昔は首から下げていたのですが、Tシャツが膨らんで汗で蒸れるため、今ではパンツのベルトループに紐を括り付けてポケットに収納しています。

パンツのポケットの左右に財布とパスポートポーチが入っている状態です。これならスリに遭う可能性はすくないですが、実力行使の本物の強盗に遭ってしまったらどうしようもありません。

それでもゲームオーバーにならないようにするために、私はシークレットマネーベルトに現金を隠し持っていました。

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シークレットマネーベルト

シークレットマネーベルトというのは、一見ただのベルトですが、実は内側にチャックがあり、ベルトの中に折り畳んだお札を隠せるという旅の秘密道具のひとつです。

その中に私は100ドル札を3枚、一万円札を2枚、常に隠し持っていました。これだけあれば強盗に遭ってズボンの両ポケットの中身を奪われてもゲームオーバーにはなりません。何とかなります。

ところがタイ・バンコクに旅行中、現金バーツが尽きてしまいました。いよいよ今がその時です。ついにシークレットマネーベルトの中の隠し金を使う時が来ました。

この瞬間を待っていたといってもいいでしょう。このような時のために、このベルトを常に腰に巻いてきたのです。

シークレットマネーベルトの内側のチャックを開けて中の一万円札を取り出します。取り出した瞬間、「えつ」と思いました。

放浪の旅人歴は10年を越えますが、これまで一度もマネーベルトからお金を取り出したことはありません。10年以上もマネーベルトの中で眠っていた一万円は、しわくちゃでした。雨水や汗を吸収しては乾いてを繰り返してきたために紙質はボロボロになっていました。ベルトの中でずっと折り畳まれていたため、完全に折り跡がついてしまっています。そしてその折り跡が小さく避けてしまっていました。

あれ、これはちょっとやばいかも。

そう思いながら恐る恐る両替屋に「いざというときのお金」を差し出して両替を求めました。両替屋は怪訝な顔でボロボロの財布をながめすかしたり折り皺を伸ばしたりしていましたが、

「これは両替できない」

と、拒否されてしまいました。紙幣の折り皺が裂けて穴が開いてしまっていたのが、両替してもらえない決め手になったようでした。誰もババを引きたくありませんからね。ボロ紙幣はババ抜きのジョーカーのように、他人に押し付けようとするのです。

そういうゲームをインドで体験したことがあります。破れたり落書きがあったりする紙幣は、お店で受け付けてもらえないことがあるのです。ぼろ札は良い紙幣の間に挟んで早く他の人に渡してしまいましょう。インドではお金のやり取りがあるたびに、ババ抜き状態でした。

ちなみにこの裂傷1万円札は、帰国後、自動販売機に投入したら問題なく受け付けてもらえました。自販機よ、ババを引いてくれてありがとう。

いざというときのお金が、いざというときに使えなかったお話しです。私と同じ目にあわないように、みなさんはお気をつけください。

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ATMから現地紙幣を引き出すのが最新の旅行術

メキシコ旅行中も、ペソが尽きてしまいました。「今がその時だ」。私は再びシークレットマネーベルトのチャックを開き、虎の子の100ドルを札取り出します。

メキシコでは円は両替してもらえないことが多い反面、ドルはそのまま使える場合があります。リゾート地のカンクンなどではドルで買い物したほうがペソで買うよりもお土産が安く変えました。

10年以上もマネーベルトの中で発酵した100ドル札は手垢汚れこそないものの、やはりボロボロでしわくちゃで明らかに「いかがわしい紙幣」に変質していました。支払いの時、その100ドルを出すと、店員はいぶかしい顔で紙幣を眺めたりすかしたりして、あきらかに偽札疑惑の目を私に向けてきます。

ここは内心のドキドキを隠して、堂々と微笑み返しましょう。「ん? 何か問題でも?」

店員は、店長を呼びます。私の疑惑の100ドル札を見せて、受け付けていいか、時間をかけてじっくりと確認しています。

店長はドル札に蛍光ペンのようなもので落書きをして、それをライトに透かして、やっと受領してくれました。実際、偽札じゃないのです。ただボロボロなだけです。

何とか受け取ってもらえましたが、この経験から「いざというときのお金」がけっこうあてにならないことを悟り、それ以来、マネーベルトの隠し金は放出してしまいました。

この経験から最近ではATMから現地紙幣を引き出すようにしています。トラベラーズチェックが時代遅れの決済方法であるように、日本円をチェンマネでエクスチェンジするというのはやがて時代遅れの現地通貨獲得法になっていくのでしょう。

時代は変わり、かつて通用した旅行術もやがては通用しなくなっていくのです。

そうした移り変わりを寂しく感じるのは、老いたということなのかもしれません。

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プロフィール


温人ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のある物書き。サブスリーランナー。グランドスラム達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。台湾・玉山。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。西天取経の旅人

このサイトについて

はたして放浪のバックパッカーは社会復帰できるのか!? 自由と社会との折り合いを模索するブログです。

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ドラクエ的な人生
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