「春はあけぼの」と同じレベルで、現代でもお寺といえば壷阪寺

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『車泊でGO!!』YouTube動画 始めました。(grandma-cuisine

2022年のゴールデンウィーク。ひさしぶりに海外旅行に行った人もいるようです。3年ぶりにコロナ移動規制のないGWだったようですね。

しかしわたしたちは相変わらず車中泊をしていました。移住先を探す車中泊の旅です。7泊8日でした。

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寺は壷阪寺と枕草子に書いてある?

妻の希望で「壷阪寺」に向かいます。枕草子で清少納言が「寺は壺阪」と言っているのだそうです。「枕草子」のなかで「寺は壷阪、笠置、法輪」と筆頭に上がっているのですね。

つまり「春はあけぼの」と同じレベルでお寺といえば壷阪寺ということでしょう。これは行ってみなければなりますまい。なるほど確かに面白いお寺でした。

わたしは退色したワビサビ風の日本仏教にはあまり興味がありません。どちらかというと派手な上座部仏教の方が好みです。

そういう意味でこちらの壺阪寺は、近代的な仏像なども多く、楽しめました。

巨大な観音様ですが、手の印が、アロハな感じ。もしくはズゴックな感じ。

仏教発祥の地であるインドにこだわっているところも面白かったですね。

髑髏を持っている千手観音さま。髑髏を持つのはインド由来の神さまの顕著な特徴です。こちらは生首もっちゃってますけど。

神と仏がごちゃごちゃな古式ゆかしい寺院らしく役行者の像もありました。この人物は登山家の神といってもいいような山岳宗教の祖です。日本人です。

悪夢を見て、自殺を考えた夜(ダイヤモンドヘッド232mに登れなかった女のキナバル山4095m登山挑戦記)

仏教はインドでは滅んでいるのですが、天竺にやたらとこだわった寺院でした。そこがおもしろかったです。

インド神話『ラーマーヤナ』のあらすじ。ギリシア神話との類似点

わたしはインドでサールナート(鹿野園)に行ったことがありますが現役とは程遠い廃墟でした。

そういう目線で見ると、仏陀も五百羅漢も高弟たちもみんなインド人だということになります。

壷阪寺には仏陀の一生も絵解き図解されていました。絵では各地でよく見ますが、彫刻バージョンははじめて見ました。

断食苦行する仏陀。

苦行をあきらめスジャータに乳がゆをもらうところ。

マーラ(悪魔)に誘惑されるところ。キリスト教と似ています。

涅槃(ニルバーナ)に入る仏陀。

死を悩みから解き放たれた静謐の境地とするところが仏陀の人生の特徴ですね。

仏像に切れ目が入っているのは、インドでつくったものを小さく刻んで壷阪寺まで運んできたからです。アブシンベル神殿を思い出しました。

アブシンベルのラムセス像も細かく刻まれて場所を移動しています。

このお寺は「壺阪霊験記」の舞台だそうです。浄瑠璃、浪曲や歌舞伎の題材になっているらしい。

あらすじです。

盲目の沢市は、不在がちな妻のお里の浮気を疑うが、実は壷阪寺に夫の眼の回復を祈っていたのでした。沢市は自分を恥じます。そして妻の足手まといになりたくないので自殺します。かなしんだ妻も後を追います。しかし壺阪観音の霊験によって二人は助かり、沢市の眼は見えるようになったのでした……

というものです。

だから、壺阪観音は目に効くとされているのでした。

沢市とお里みたいな二人の絵馬がありました。

爆笑! 絵馬を眺めるのが趣味。おかしな絵馬、他人の奇妙な願い

歴史的な遺産にたよらずに、石だかコンクリートだかの新しい仏像をどんどん建立しているスピリットを高く評価したいと思いますね。

現代でも「寺は壺阪」のようです。わたしもそう思いました。

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