自転車ED。ロードバイクに乗ると痔になる?
このブログの中で自転車EDについての記事を書いています。自転車EDとはロードバイクのサドルが会陰部を圧迫することで重要な神経が切れたり、血行を障害することでインポテンツになってしまうという症状のことです。
【ロードバイク】自転車ED・インポテンツ(前立腺炎・尿道炎)になるという噂と対応策について
「道迷い遭難」という言葉がある以上、登山における道迷いは遭難である。これが正しいように、「自転車EDという言葉がある以上、そういう症状はある」というのが、このページのいちおうの結論でした。
ただし自転車EDとは、みんながみんなインポテンツになるわけではなく、それほど頻繁にある症状ではありません。
むしろ固いサドルの圧迫による痔の方が頻度が高く気をつけてくださいという記事でした。
本当に痔か? 肛門ガンじゃないのか?
わたしがそのように注意喚起できたのは、自分がロードバイクに乗って痔のようなものを患ったからです。
辛いものを食べて痔になった体験談。辛いものは内臓全部を焼いて肛門までが辛いと叫ぶ
肛門の周囲にイボのようなものができてしまったのです。これは硬いサドルによって肛門まわりの血管が圧迫され、行き場を失った血の流れが出口を探した結果、粘膜が隆起してしまったものと自己解釈しています。
ところでこのイボ、肛門ガンじゃないでしょうね? べつに病院で診察してもらったわけじゃありません。痔だというのは自己診断です。
もしも肛門ガンだとしたら、どのようにして判明するのでしょうか? やっぱ肛門科に行くんでしょうか?
人は自分がいつ肛門ガンだと知るのか? これはそのレポートです。
人は自分がいつ肛門ガンだと知るのか? 人間ドックの肛門診はオプション
肛門ガンの症状としては、排便時の違和感、肛門の腫脹、痛み、血便などがあるそうです。このような自覚症状で肛門科などに診察に行った結果、ガンだと判明する人がいるそうです。
内臓的な違和感であり、痔みたいな「できもの」があるなあ、というのを「症状」とは言わないみたいですね。
いずれにしても肛門科の診察を受けるというのが、肛門ガンが判明する王道のようです。
人間ドッグでは直腸・肛門診というのは、正規検査ではなくオプション検査であることが多いようです。この場合、普通の人間ドッグではやはり判明しません。
肛門ガンは無症状の人もいるそうです。となると、羞恥心も手伝って、なかなか肛門科の診断を受ける確率は低くなりますね。
肛門癌よりもただの痔である確率の方が圧倒的に高い
これはたいへんにやっかいな病気だぞ……と思ったら、肛門ガンは頻繁になる癌ではなく、ガンの中でも1%以下だそうです。肺がんとか胃がんである確率の方がずっと高いというわけですね。肛門ガンよりもむしろ大腸がんのほうがよほど確率的には心配ということになります。
「3人寄れば、痔主が1人」というぐらい日本人は痔が多いそうです。それに対して、生涯でガンになる確率は男性で二分の一、そのうち肛門ガンの確率は1%以下ですから、0.5%です。
つまり肛門のできものが痔である可能性は33%、癌である確率は0.5%だということですね。これじゃあ肛門科に診察してもらおうという気になりません。
おれのは痔だ、きっと! (ホッ)
癌マーカー。血液検査でガンがわかる?
さすがに血便が出たら、わたしも病院に行くと思います。
血便が出た場合も、肛門癌の可能性の他、痔かもしれないし、大腸癌かもしれません。
腫瘍マーカー検査という血液検査で、癌の有無を調べる検査がありますが、今のところ参考意見程度で完璧な精度では診断できないそうです。血液成分の測定により、がん細胞が作る物質の量などから癌細胞の有無を判定するそうですが、肝機能障害など受検者の体調によって必ずしも正確なマーカーとはなりません。それでも胃癌や大腸癌などの指標のひとつとして活用されているそうです。
内臓などの目視できない部分を状態を知ることができるのが腫瘍マーカー検査のメリットなので、肛門のような目視できる部分ではそれを使うことはないようです。もし本当に癌だとわかっていれば、羞恥心など二の次、というのは当然のことです。
胃がんの原因ピロリ菌検査は、検診や人間ドックから
ちなみに癌つながりの話題ですが、胃がんの原因は9割以上がピロリ菌であるといわれます。
ちなみにわたしはピロリ菌をもっているのでしょうか?
ピロリ菌の場合は、検診や人間ドックで指摘してもらえることもあるそうです。胃カメラなどの結果次第ということでしょう。
ピロリ菌の検査はいくつか方法がありますが「尿素呼気試験」という警察のアルコール呼気検査みたいな検査によって、体に負担なく調べることができるそうです。
またピロリ菌陽性が判明した場合、有効なクスリが開発されていて、薬で除菌できるそうです。一週間程度で除菌でき、副作用もあまり心配ないそうです。
胃がんというのは、胃炎が初期症状であり、胃炎にかかったことのない人は、まずピロリ菌の心配はいらないかもしれません。
ピロリ菌が胃内部にすみつくのは抵抗力の弱い幼児期とされていて、大人になった後に除菌すれば、再感染する危険はほとんどないそうです。
病院に行け! これが結論
いちばんいいのは羞恥心なんて捨て去って病院に行け、ということみたいです。
身も蓋もありませんが、これが結論です。