「ベター車中泊ライフ」への気づき、提案
GWの車中泊遠征旅行(越後、越中、越前)も終了してしばらくたちました。また日常生活に戻りつつあります。その旅の様子はこちらをご覧ください。
今回の車泊旅から学んだ「ベター車中泊ライフ」への気づき、提案についてここでは書いています。
車中泊のベテランさんは「ああ、わかる。あるよね~」、初心者の方は「なるほど~」と思っていただけるのではないかと思います。
米食はパン食にくらべて時間がかかる
長期の車中泊の旅ではいちおう「登山用バーナー」と「卓上コンロ」を持参しています。
道の駅では、火は使いません。夜間エンジンを切ることと、火を使わないことは、最低限のマナーとして守っています。
周囲に人がいなければ、車のハッチバックを上げて、その下に椅子とテーブルを広げてお弁当にビールを飲むことはありますが、火は使いません。照明もヘッドライトや電池式ランタンですから安全です。
しかし海辺のサーファー用の無料駐車場などに車中泊した場合には、バーナーをつかってコーヒーを沸かし、コンロで朝食を作ることがあります。朝からメスティンでお米を炊くことがあります。
海辺の駐車場で、いつのまにか釣り人に囲まれていた
しかし……先日の車中泊の旅でのことです。失敗がありました。
最初は人がいないと思ってお米を炊いていたのですが……次から次へと人がやってきてあっというまに周囲が車だらけになってしまいました。どうやらそこは釣りのスポットだったようです。私たちがお米を炊いている横で、釣り人たちが釣りの準備を始めています。
そんな中で朝食をつくっているのは、ちょっと恥ずかしかったです。
お米を炊く場合、15分ぐらいは給水させて、それから火にかけます。沸騰するまで10分ぐらいはかかりますし、その後「蒸らし」も15分ほど必要なので、けっこうな時間がかかります。
その間に雨に降られてしまったこともありました。
これがパン食だったら、それほど時間はかかりません。車中泊の朝食は米食よりパン食の方が向いているというのが今回の教訓です。
食事にかける比重がキャンプと車中泊では違う
キャンプの場合、いちどテントを張ったら、そこから移動しませんので、ゆっくりと食事をつくってゆっくり食事をすることが主目的だったりします。
車中泊の場合も、ついキャンプのように食事を作ろうとしてしまいがちですが、両方やっている人はそこが落とし穴だと気づいてください。
車中泊の場合、ゆっくりと食事を作ることは、キャンプと違って主たる目的ではありません。のんびり食事を作っていると、たくさんの釣り人が車でやってきて、私のように恥ずかしい思いをすることがあります。
食事にかける比重がキャンプと車中泊ではぜんぜん違うのです。
周囲の状況がどう変わるかわかりませんので、車中泊の朝食は、すばやく済ませたいところです。
そのためには米食よりもパン食の方が向いています。卵とパンの方が、米とおかずよりも圧倒的に短時間で朝食がつくれます。
キャンプもやっていると、車中泊でも食事を作ったり食べたりすることを楽しもうと思ってしまいますが、そこはしっかりと境界線を引いて、車中泊の場合は、食事をつくることは主たる目的ではないのだと認識して、朝食は時間のかかる米食ではなく、すぐにできあがるパン食にしたほうが無難のようです。