パスポート紛失体験記

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波間に浮かぶボトルの手紙を、インターネットの海に流しました。

このメッセージをあなたが受け取ってくれたのは「奇跡」です。

受け取ってくれて、ありがとう。

当ページはリンクフリーです。

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どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

年末年始にはバリ島に行こうと思っていたのですが、アグン山の噴火により行けなくなってしまいました

万が一飛行機が飛んでいたらバリに行こうと、チェックインカウンターまでバリへの希望を捨てずにいたのですが、中国東方航空は2018年1月末までバリ行きの飛行機は全部飛ばないということでした。里帰りさせようとバリ製のサロンまで持参したのですが。。。残念です。

代替プランの中国(上海)→マレーシア(クアラルンプール・マラッカ)へと急遽旅程が変更になってしまいました。初心者コースの東南アジア旅だったので余裕でいたのですが、今回は大トラブルが発生してしまいました(汗)。

Σ( ̄ロ ̄lll)

旅人が経験するようなトラブルはひと通り経験している私ですが、例のアレをとうとうやってしまいました。

パスポート紛失事件。(*_*;

ああ。これまでの旅の途中で何度か出会ったことがあります(本人もしくはパートナーと)。パスポートの紛失者。

空港へと向かうバスで、日本人の女性がひとりで心細そうにしているので声をかけると、

「彼と一緒に来たんですけど、彼がパスポートをなくしてしまって、私だけ先に帰国するんです。。。」

( ノД`) なんてかわいそうな。

限りない同情と心配を注いできたパスポート紛失者に、とうとう私もなってしまったのでした。OH MY GOD!

深夜1時35分上海発→早朝7時10分クアラルンプール着の便だったため、完全に眠りこけてしまいました。離陸の時も着地の時も爆睡していました。上海で遊びぬいたのです。

イロハ「そもそも年末のカウントダウンは上海の外灘バンドで中華人民と一緒に大騒ぎしようって言ってたのに、寂しく上海浦東空港の出国ロビーで年越しだったよ。そこから失敗じゃない?」

ハルト「ごめん~。午前と午後を間違えて予約した。まさかそんな早朝便とは思わず午後1時35分だと思ってチケットを取ったんだ」

イロハ「そのテキトーさがあるから、放浪旅ができるのかもしれないけどね」

ハルト「確かに現金とパスポートさえあれば旅は何とかできると思っているけど、だからこそ節目節目で現金とパスポートだけは確認しているんだ。むしろ機内でパスポートロストに気づいただけえらいと思わない?」

イロハ「思うか>」

この日も飛行機から降りる際には、最重要の財布とパスポートを確認します…ん?

えっ?

な、ない。

ないぞ? パ、パスポートがない。

首からぶら下げたセキュリティポーチが定位置なのですが、そこにあるはずのパスポートがありません。

あわてて、全身のポケットやカバンの中を探しますが、ありません。

「盗まれた!」

一瞬で血の気が引きます。

搭乗前には地上係員がパスポート確認をしますから、確実に搭乗した時は持っていました。それが今はないんですから、盗まれたのに違いありません。

不覚にも私はセキュリティポーチを首からぶらぶら下げたまま爆睡していました。服の下に隠せばよかったのでしょうが、むき出しでぶらぶらさせていました。こっそり抜き取ることなど簡単だったでしょう。

これが町中ならもっと警戒したでしょうが、飛行機の中には旅行者しかいません。日本のパスポートを闇で売れば高く売れるのは知っていましたが、まさか空の上で盗難に遭うなんて。。。

あるいは愉快犯の犯行でしょうか。私があわてふためくのを愉快そうに眺めているお客はがどこかにいるんじゃ。。。

そんな人はいません!

降機の準備が整い、アタマ真っ白の私などお構いなしに、乗客は我先にと降り始めます。

私は降りるわけにはいきません。パスポートがないんですから。イミグレで気づかなかっただけマシな方だと思ったくらいです。

恥をしのんで、イロハに訴えます。

「イロハ、ちょっと降りるの待って。パスポートがないんだ」

「えっ。うそでしょ?」

「ガチでホント。よく探すから、降りるの待って」

イロハも一生懸命に探してくれましたが、どこにもパスポートはありませんでした。

ああ、これからどうしたらいいんだろう。旅先でパスポートを紛失したら、日本領事館に行って渡航証明書を出してもらえばいいはずだが、空港内(正確には飛行機内)でパスポートを紛失したらどうすればいいんだ。パスポートなしで空港の外に出られるとも思えないが。

バックパックを丸ごと紛失しても動じなかった私ですが、さすがの私も今回ばかりは血の気を失います。

この先どう対処すればいいのか、それすらよくわかりません。

せっかくの旅がだいなしになってしまった。イロハに申し訳ない。まさかこんなことになるなんて。そもそもパスポートの再発行には盗難証明書が必要だったはずだ。空港警察を呼ばなきゃ。飛行機に乗り込むまでは確実に手元にあったのだから、盗まれたことは容易に証明できるはず。それをキャビンアテンダントに証明してもらおう。

私は恥も外聞もなく、キャビンクルーにも助けを求めました。

「パスポートがない!」

「眠りこけている間にたぶん盗まれた!」

必死で訴えます。

エアアジアの真っ赤な制服を着た若いスチュワーデスさんが、床に手をついて椅子の下まで探してくれましたがパスポートはありません。

私たち以外のすべてのお客様を見送ったキャビンクルーが、私の異変に気づいてみんなでパスポートを探してくれます。なかには椅子まで外して探してくれたアテンダントもいました。

そんなところにあるはずないのに。。。

「あっ。ありました!」

途方に暮れていた私の目の前に、日本のパスポートが差し出されました。

えっ?

確かに日本のパスポートです。でもおれのパスポートのはずが。。。だっておれのは盗まれたのだから。

祈るような気持ちでおそるおそるページをめくると、なんとそれは私のパスポートでした。

o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o あった。あった。あった!

どこ? どこにあったの?

3割増しで美人に見えるキャビンアテンダントに聞くと、なんと椅子と椅子のあいだの狭間に挟まっていたそうです。

まさかそんなところにあったとは。彼女が座席を外して探してくれなかったら、おそらく私はたいへんなめにあっていたはずです。

これが町中なら千円ぐらいチップを差し出すところですが、飛行機の中でキャビンアテンダントにチップを差し出す雰囲気はまるでなく「Thank you very much!」と彼女に心から礼を申し上げ、握手して飛行機を降りました。

あのとき、椅子まで外して探してくれたスッチーには今でも心から感謝しております。あのまま見つからなくてもおかしくはありませんでした。

イロハ「私も焦ったよ。なんでそんなところにあったの?」

ハルト「パスポートをいつものセキュリティポーチじゃなくて、ズボンのポケットに入れちゃったんだろうな。寝ているうちにポケットから出てしまって、たまたま椅子の間に挟まっちゃったんだろう。爆睡しちゃってよくわからないけど」

イロハ「初心者か! 気を付けてよね!」

ハルト「ごめんなさい。いや~。しかし嫌~なホルモンが出たよ。よく「寿命が縮む」とかいうけど、一瞬で絶望のどん底に叩き落された感じがした。マンガで焦っている人がたらーり汗を流している表現があるけど、あんな気分だったよ。中華航空、出航しちゃった事件以来の顔面蒼白事件でした」

イロハ「ハルトはセキュリティー意識が低いよ。いつもセキュリティポーチを首からブラブラぶら下げて平気でいるもんね」

ハルト「劇的紀行『深夜特急』で大沢たかおが首からブラブラさせているのがかっこよかったから、その影響なんだが」

イロハ「あれは大沢たかおだからでしょ! しかもイタリアでパスポート盗まれてたじゃん」

ハルト「いや、あれは後ろポケットに入れてた時で。。。」

イロハ「どっちでもいいわ! とにかく気をつけて」

ハルト「面目ない」(´・д・`)ショボーン

イロハ「でもかっこよかったよね。大沢たかお。タバコ吸ってたよね」

ハルト「原作の沢木耕太郎は吸わないんだよね」

これまで私は一番大事なのは現金で、二番目がパスポートだと思っていました。日本領事館まで行くのにも、パスポートを再発行してもらうのにも、お金が必要だからです。

しかしそれは一人旅の場合です。二人旅の場合はどうやら別のようでした。カネはイロハに頼れるが、パスポートは頼れません。パスポートがなければどうしようもありません。突然、旅はそこで終わってしまうのです。

完全に失くしたと思ったパスポートが、剥がした座席の狭間で見つかって、私は本当にラッキーでした。

年始初日からこんな目に遭って、これを縁起が悪いと捉えるか、ラッキーと捉えるか。そこが放浪の旅人になれるか、なれないかの境目であるのかもしれません。

もちろん私は、パスポートが見つかって本当にラッキーだったと思っています。あのまま見つからなくても本当におかしくはなかった。

正月から悪夢のような思いをしてしまいましたが、夢ではなく現実のことです。夢といえば、飛行機の轟音の中で眠りが浅かったせいか、私はめずらしく初夢を見ました。

それは比叡山のマラソン行者のように、自分が走る宗教家になるという楽しい夢だったのです。

※そのほかの旅先でのトラブルの数々はこちらのまとめサイトからどうぞ

プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるライター。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。マレーシア・キナバル山。台湾・玉山ニイタカヤマ。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の放浪の旅人。現在、仮想地球一周ランニング中。
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