医療ミスによって重大な後遺症を負った場合、損害賠償請求することができるか?

ひどい坐骨神経痛に悩まされています。最悪の場合には脊髄の手術が必要かもしれません。
【実体験】神経根型の脊柱管狭窄症(坐骨神経痛)は自然治癒するのか?
脊髄の手術ということで、下半身不随などの手術ミスが心配されます。万が一、医療ミスによって重大な後遺症を負った場合、医者に損害賠償を請求することはできるのでしょうか。気になったので調べてみました。
× × × × × ×

雑誌『ランナーズ』のライターが語るマラソンの新メソッド。ランニングフォームをつくるための脳内イメージ・言葉によって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。
(本文より)
【入力ワード】写真からランニングフォームを学ぼうとする人が多いので注意喚起したいと思います。写真からフォームを学ぶのはお勧めできません。写真というのは瞬間を切り取ったものなので、間違った解釈をする可能性があるからです。「振り上げた脚」(往路)なのか「戻ってきた脚」(復路)なのか、写真ではわかりません。大地を蹴ったように見えている脚が本当に大地を蹴っているのか、大地を蹴ったように見えているだけなのか、写真からはよくわからないからです。写真で振り上げた膝の高さを見て「ふむふむ、膝はここまで上げるのか」と思い込んでマネするのもよくありません。慣性の法則で結果として脚がそこまで上がっているだけで、実際のランナーの意識としてはそこまで上げようとしていないかもしれません。「結果としてのフォーム」と「ランナー本人の走るときのフォーム意識(入力ワード)」は、必ずしも同じではないのです。
【腹圧をかける走法】そもそも息をするのは、酸素を吸うためです。吐くことよりも、吸うことに意識をおくほうが自然な発想です。肺の中に残っている空気(残気量)は、どうせゼロにはできないのです。吐き切るという努力は、動かない壁を押すような無駄な努力です。そこに力を割くべきではありません。持ち上がらないバーベルを無理やり持ち上げようと喘ぐと、余計に息が苦しくなってしまいます。楽に息するのとは真逆のことです。それよりも思いっきり吸うことです。そのための走法が腹圧をかける走法です。肺を絞って痩せた人のように走るのではなく、腹はたるんたるんと力を抜いてだらしなく腹が太った人のように走ります。そもそも重力は下向きなのだから、横隔膜を下げることは理にかなったことです。それに対して、吐き切ることを意識すると、重力に逆らって横隔膜を持ち上げながら肺を絞らなければなりません。どちらが楽にできると思いますか?
【ストライド走法】ピッチ走法には大問題があります。実は、苦しくなった時、ピッチを維持する最も効果的な方法はストライドを狭めることです。高速ピッチを刻むというのは、時としてストライドを犠牲にして成立しているのです。
【踵落としを効果的に決める走法】私はカラテ素人ですが、サブスリーランナーとして、すくなくとも「踵落とし」を無力化する方法をすぐに思いつくことができます。答えはカンタン。攻撃側が踵を振り上げて止まったポイント(これを上死点といいます)に、自ら打撃ポイント(脳天など)を近づけていくことです。上死点では運動エネルギーがゼロになっているために、破壊力もゼロです。上死点から距離をとらないことで「踵落とし」というキックを無力化できます。
ストライドを稼ぎたいあまりに、未熟ランナーほど振り出した前足が最も伸びきったところで着地してしまうのです。つまり「膝が伸びきったまま」「踵から着地」してしまうのです。これは「踵落とし」の運動エネルギーがゼロになっている上死点で着地してしまっているのと同じことです。これでは速く走ることはできません。
言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化して速く走れるようになる新理論の書。言葉による走法革命。とくに走法が未熟な市民ランナーであればあるほど効果的です。本書はあなたのランニングを進化させ、市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」「ハサミは両方に開かれる走法」「腹圧をかける走法」
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
●【肉体宣言】生きていることのよろこびは身体をつかうことにこそある。
× × × × × ×
手術同意書(インフォームド・コンセント)と手術ミス。
オペの前にまず確実に「手術同意書」を書かされると思いますが、内容を熟読しましょう。
一般的に「手術同意書」の内容は、事前に手術内容について説明を受けており理解しました、というインフォームド・コンセントについての同意書であることがほとんどです。インフォームド・コンセントというのは自己決定権の確認のことです。「あなたには手術を受けない権利があります。でも自分の意志で手術を選ぶのですね?」という自己決定権の確認をしているのです。
手術の危険性や感染症の可能性があることなどを理解した上で体にメスを入れることを了承するという内容です。
だから手術の後で感染症などが起こって後遺症が出たりした場合には「想定されている」として医者に医療過誤の損害賠償請求はできない可能性があります。もちろん程度によります。しかし「想定されていない」ほどひどい医療ミスがあった場合にはこのかぎりではありません。
× × × × × ×

ロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードを競うようになるところまでを描いたエッセイ集です。
※本書の内容
●通勤バイク四重苦とは?
●ママチャリ・ダンシング最強伝説
●スピードこそロードバイクのレーゾンデートル。通勤レースのすすめ
●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。体重ライディング理論。体重ペダリングのやり方
●アマチュアのロードバイク乗りの最高速度ってどれくらい?
●ロードバイクは屋外で保管できるのか?
●ロードバイクに名前をつける。
●アパートでローラー台トレーニングすることは可能か?
●ロードバイククラブの入り方。嫌われない新入部員の作法
●サブスリーランナーはロードバイクに乗っても速いのか?
●スピードスケートの選手がロードバイクをトレーニングに取り入れる理由
●デブでうんち(運動音痴)だからロードバイク乗りなのか?
●インポテンツになるという噂と対策
●スティーブ・ジョブズ「知の自転車」。論文の嘘を暴け
●旅サイクリングのやりかた
× × × × × ×
具体的な例で考える。脊髄の手術で下半身不随になった場合

ここで問いたいのは「想定されている」重大な後遺症のことではありません。「想定されていない」重大な後遺症のことです。
たとえばわたしの坐骨神経痛の場合、最悪の場合脊髄の手術が必要ですが、その手術で下半身不随になることまでは基本的には想定されていません。手術が失敗する確率は極めて低いとされている手術なのです。
それにもかかわらず、医者の明確な手術ミスにより下半身不随になった場合、損害賠償を請求できるか、ということです。
そもそも憲法・法律に違反する契約書・同意書は無効である
結論から言えば、たとえどんな内容の同意書であれ、明確な手術ミスによって下半身不随などの重大な後遺症が生じた場合、医療過誤の損害賠償請求はできます。
たとえどんな内容の同意書であれ、というのはたとえば「たとえどんな結果が生じようとも一切の責任を問いません」というような内容です。まともな病院でこんな同意書を書かされることはないでしょうが、ブラック・ジャック先生(ヤブ医者)なら書かされるかもしれません。「医療は賭けだ。リスクは承知の上だ」と叫ばれるかもしれません。
しかしそもそもどんな契約書、同意書を取り交わしていようとも、それが憲法、法律に違反する内容であった場合、取り交わした内容はそもそも無効なのです。
たとえば消費者金融でどんな高い利率の契約書を取り交わしても、利息制限法に定められた利率の上限を超えた部分は無効になります。
公序良俗に反する同意は無効です。そうでなかったら「内臓をお金で売る」同意書とか「安楽死を依頼する」同意書とか「手術ミスと見せかけて殺してもらう殺人依頼」だとか、すべてがまかり通ってしまいます。契約書や同意書が絶対ではないのです。
手術前の同意書は、儀式だと思ってサインしてしまって大丈夫です
わたしは医者でも弁護士でもないのですが、このコラムでは「~と思われます」とか「~可能性があります。専門家に相談しましょう」というような曖昧な表現を使いませんでした。「たとえどんな内容の同意書であれ、明確な手術ミスによって下半身不随などの重大な後遺症が生じた場合、医療過誤の損害賠償請求はできます」と断定する言葉づかいをしています。
それはこのコラムを書き上げるにあたって、裁判の判例や、過去の事例などを調べて書いているからです。
わたしは弁護士の資格を持っていませんが、弁護士の意見を引用して書き上げた場合、それは弁護士が書いているのと同じことです。
だから信じていただいて大丈夫です。
手術前の同意書にたとえどんな細則が書いてあろうとも、手術ミスによって後遺症が生じた場合、医療過誤の損害賠償請求はできます。
だから手術前の同意書は、手術前の儀式だと思ってサインしてしまって大丈夫です。

