世界的に見て、日本の夏は湿度が高く決して過ごしやすい夏とは言えません。日本の冬は寒く決して過ごしやすい季節ではありません。年中Tシャツとサンダルの軽装で楽に過ごしたいと考えるアウトドアマンにとって日本という国は残念ながら決して過ごしやすい気候の国とはいえません。
ここでは日本の夏と秋について語りたいと思います。
湿気のせいで、日本の夏は過ごしにくい
日本の夏は過ごしにくいということを私が痛感したのはエジプトに旅行した時のことです。
砂漠の中にピラミッドがそびえたつエジプトは暑いイメージがあると思います。実際に暑いのですが、日本の夏と違ってカラッとしていて汗が出ません。
日本ならTシャツがベタベタになってしまう夏ですが、エジプトの民族衣装カラベイヤを何日も連続して着ても汗をかかないため問題なく着ることができました。
湿気が問題なのです。日本の夏は。
サウナの中で本は読めない
ヨーロッパ人がアウトドアチェアで読書をしているのをテレビなどで見たことがあると思います。カッコいいですよね。真似してみたいものです。
でも日本の夏じゃ無理。汗で本がビショビショになってしまいます。湿気のためです。
極端な話し、サウナの中で読書に集中できますか?
無理です。額から汗が滴る中で本は読めません。
残念ながら日本の夏は楽園とはいえません。もっといい天候の国が世界には他にあります。
高原などの避暑地にいかない限りは、日本の夏アウトドア読書は無理です。
そもそも小中学校の夏休みというのは、エアコンのない教室で教科書を読むのが無理だと判断したため、お休みにしたのです。エアコン教室が全国に普及したら夏休みは撤廃されるかもしれません。
日本の夏読書は、エアコンのきいた部屋の中、インドアで、というのが賢明な選択です。
みじかい秋こそ最高の季節
ようやく暑さも和らぎ、気持ちのいい秋がやってきました。
この秋こそ日本の最高の季節だと思っています。
汗がしたたるほど暑くもなく、寒くもなく、Tシャツにサンダルで問題なく過ごせる軽装の秋。
読書の秋とは昔の人はよく言ったものです。秋ならアウトドア読書が可能ですよね。
アウトドアライフにもっとも向いているのも秋です。
エアコンがなかった時代には夏読書は不可能でしたから、秋こそが読書タイムでした。
エアコンなしで過ごせる季節が秋です。
夜、寝苦しい時は雨戸を全開にして網戸で眠ります。すると涼しい風が吹き込んできて気持ちよく眠れます。虫の声が子守歌です。
私の主唱する自宅アウトドアです。半アウトドア生活を楽しみましょう。
問題はまだ日が早く、5時半ぐらいに叩き起こされることでしょうか。
私はむっくりと起きだして雨戸を下ろし、通勤のぎりぎりの時間まで二度寝します(笑)。
本当はいっそそのタイミングで起きられたら最高だと思っています。朝は一日で最高の時間のひとつです。
年寄りが早起きになるのは、そのことを知っているからかもしれません。
朝日の中、ベランダでのんびりと紅茶でも飲めたら最高です。
秋ならば、それが可能です。