イロハです。
ベトナムは、日本の本土とほぼ同じ面積の南北に長〜い社会主義国です。北のハノイか、南のホーチミンか? それとも最近話題の中部ダナンか? 訪れる地方によって大分特色が変わってきますが、今回はイロハの大好きなホーチミンを取り上げます。
ホーチミン市
ホーチミンは昔、サイゴンと呼ばれ、ベトナム戦争時の革命家ホー・チ・ミン、ベトナム民主共和国初代主席の名に由来します。現在、彼の遺体は首都ハノイにエンバーミング処理され安置されています。実物を私はまだ見た事がありませんが、きっと美しいことだろうと思います。なぜかと言えばそれは、中国の北京で見た毛沢東の遺体がとても美しかたからです。いつかは見に行きたいと思っています。
まず、空港からタクシーに乗り、ベンタイン市場へ向かいます。必ずメーターが0から始まっているか確認してくださいね、ぼったくり社会のはじまりです!
暴走族天国
街中はバイクの波。
降りたらこのバイクの波に呑まれるのです。
こんなところを渡らなくちゃならない。
信号なしにこんなところ渡れません(泣)
歩道橋なんてもちろん、歩道さえありません。よく見てゆっくり渡りましょう。止まったり、走ったりしたら逆にOUTです! 進んでいれば渡る人と認識して、避けてもらえると思っています。
暑い国ですから、バイクに乗れば風を感じられて涼しいのでしょう。夜も家族4人で1台のバイクにまたがったりして、交通量は減りません。
以前、暴走族のような大騒音に何事かとびっくりしていると、サッカーの国際試合でThailandに勝利し、歓喜の大暴走だったということがありました。道理でベトナム国旗を付けていた訳だ。
とにかくめちゃくちゃ走ります。交通事故にだけは気を付けてくだされ〜。
ベンタイン市場でのマストはコーヒー豆
ベトナムは、コーヒー輸出量が世界第2位なので、高級豆類やコピ・ルアクが交渉次第でとても安く手に入ります。出国時制限の1人3キロは必ず購入して帰ります。冷凍すれば長期保存して楽しむことができます。
現地ではベトナム風コーヒーをいただきます。ベトナムでは練乳を加えて甘くして飲むのが当たり前。甘いのが苦手な人は練乳抜きでの注文を忘れずに。
お湯の入ったポットと豆がセットされたフランス式フィルターとグラスが運ばれてきます。アイスなら氷が入ってきますよ。コーヒーが落ちていくのを街並みを眺めたりして待ちます。オープンカフェが多いベトナムの特徴です。
甘いベトナムコーヒーはクセになる美味しさです。
また、ベトナムは日本と同じくお米が主食。二期作や三期作を行い、世界でも有数の米輸出国です。最近日本でも頻繁に見かけるようになったフォーは米粉からできた麺。これをスープと合わせて食べます。路上の屋台でも、チェーン店でも食べられる定番料理。私は朝はフォーとフルーツ、これにベトナムコーヒーで決まりなんです。
同じ米でも粉にした米粉を使ったバインセオは、お好み焼きのようなクレープのようなもので、中に炒めた海老や野菜を挟んでナンプラーを付けていただきます。ナンプラーの匂いもたまりません。
物価が安く、食べ物が美味しいので暑すぎる時期を避ければ‥長逗留に向いている国だと思います。
クチトンネル
せっかくベトナムに行くのなら是非訪れて欲しいのは、ベトナム戦争の跡地クチトンネルです。ホーチミンからバスで2時間。リーズナブルな半日ほどの現地ツアーもたくさん出ています。
アメリカ軍をいかにしてベトコンが撤退させたのか? 蟻の巣のようになったトンネルの構造や内部生活の様子がわかります。
敵の残したタイヤでサンダルや生活用具を作ったり、串刺しにする罠を作ったり、爆弾を製作してみたり、と何せベトコン根性が凄いんです! 環境は決して良くないし、物資も足りない。
よく、心が折れずに根気強く対抗したなぁ〜。
同じアジア人ながらあっぱれ! と感じる場所。
最終的には枯葉剤などで甚大な被害を受けた戦争なのですが、ここを見学したことで本来のベトナム人気質がわかったような気がしたし、見ることができて良かったと思える戦争遺産です。
また、ベトナム人は細かい作業が大得意なので、ハンドメイドの完成度が高い!雑貨などは大人気ですよね。
路上では繊細で美しい3Dメッセージカードが売られていたり、アタバックや刺繍ワンピース、ビーズを使用した服などステキな物が多いすぎるので、お金が足りず物欲が止まりません。またこれも旅の醍醐味ですから、きちんとディスカウントしましょうね。
経済的にはまだまだ発展中のベトナム。
ベトナム人のパワーは戦争をみても、計り知れないと思うので国がどんどん発展し、給料も物価も上がって行くことでしょう。今のうちに円のパワーを感じて旅をしてはいかが? ゴージャスな旅行も夢ではありませんよ!