戸籍のバツは消せる。婚姻届はどこの役場にも提出できる
今年の初めに結婚しました。第二の故郷南房総に婚姻届けを提出し、これにて妻帯者となったわけです。ちなみに婚姻届けというのは住民票のある場所じゃなくても、どこの町役場にでも提出することができます。
実は二度目です。離婚者の戸籍というのは離婚相手のところにバツがついています。それがいわゆるバツイチですが、戸籍は市町村間を移動すると離婚相手の名前（＆バツ）が消えることを知っていますか？
この仕組みを利用して私の戸籍にバツはありませんでしたが、離婚経験者であることに変わりはありません。
離婚して再び独身に戻った私は、失敗を反省しました。深く反省しました。結婚というものについては夢見る少女の次にいろいろと考えた人間だと思っています。
結婚の本質は妊娠・出産・子育て。結婚とは子孫を残すこと。
私に言わせると、結婚というものの本質は妊娠と出産、子育てです。結婚とは子孫を残すことなのです。
もちろん人によります。子供のいない夫婦を否定するつもりはありませんが、それはイレギュラーなケースです。例外を語ると何も語れません。
結婚は「好きなもの同士がずっと一緒にいること」というよりは「子孫を残すための制度」と考えた方がより本質をとらえているだろう、ということです。
だからこそ親戚一同が祝福してくれるわけです。ご祝儀をくれるのです。子孫を残すことは家名存続、お家の繁栄ということです。「あなた個人の幸せ」を祝福してくれているわけではないのです。そちらが本質なら告白して付き合い始めた瞬間にご祝儀をくれたっていいではありませんか。
恋
告ってＯＫをもらえた時が、一番幸せな時ですよね？ あなたの幸せの絶頂には誰も祝福してくれません。
要するに結婚が祝福されるのは、あなたの幸福ではなく、お家の繁栄を祝福してくれているのです。
どこで妊娠するか。どこで子供を育てるか
さて結婚の本質が妊娠・出産・子育てだとわかったところで、あとふたつ重要な問題があります。
ひとつめは性生活です。妊娠が結婚の本質である以上、結婚と性生活は切り離すことができません。昔の人は親と同居するのが当然だったようですが、夜の生活は不便だったでしょうね。基本、こっそりやるものですからね。
ところが現代では賃貸アパートを借りるという手があります。普通に仕事をしていれば、とにもかくにも賃貸アパートで二人だけの生活を始めることができます。そこならば親に気がねなく妊娠のための行為を行うことができます。
もうひとつは、どこに住むかという問題。住居問題です。結婚の本質が出産・子育てである以上、やがては子供が生まれます。子供が二人生まれて四人家族になることも計算しなければなりません。
四人家族になった場合、どうすればいいでしょうか。
賃貸アパートに家族四人が住むのは、厳しいものがあります。敷地面積も狭く、部屋数も少ないのが賃貸アパートです。テラスハウス型のアパートもちらほらありますが、基本的なアパートはワンフロア型であり、逃げ場がありません。たとえば夫婦喧嘩をしたときに一軒家で一、二階に離れれば距離が取れますが、同じフロアで常に相手が視界に入ってくるアパートだと冷静になるチャンスがそれだけすくなくなります。平たく言うと家族のプライバシーが守れないのです。子供が小さいうちはいいのですが、将来を考えると一軒家（二階建て）の方がいいという選択が出てきます。
香港で『ドラえもん』を見ると一軒家に住むのび太がお金持ちの息子に見える
かつて私が香港に旅行中、テレビで『ドラえもん』がやっていました。もちろん吹き替えでドラえもんものび太も中国語（広東語）を喋っているのですが、絵柄はそのままです。
スネ夫の家のリッチさに悔しがってのび太がドラえもんに道具を出してもらうというのが『ドラえもん』の鉄板ストーリーですから、野比のび太の家は決してお金持ちの設定ではないはずです。ところが香港で『ドラえもん』を見ると野比家がとてもリッチに見えるんですね。だって一軒家に住んでいるんだもの。
香港というのは狭い場所にものすごい数の人が住んでいますからほとんどの人は高層マンション暮らしです。一軒家なんて目にすることさえほとんどありません。庭付きの家に住んでいるのは香港では大金持ちなのです。
さて、この現代において結婚した二人が、住むべきは一軒家なのでしょうか。それとも賃貸アパートなのでしょうか。それは次回お話しします。
