農耕民族と狩猟民族

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波間に浮かぶボトルの手紙を、インターネットの海に流しました。

このメッセージをあなたが受け取ってくれたのは「奇跡」です。

受け取ってくれて、ありがとう。

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上司「お前は仕事人としての自覚が足りないんだよ。給料もらって、それで暮らしているんだから、24時間仕事人である自覚を持つべきだ。それができないなら仕事を辞めるべきだろう」

職場の上司からこのような叱責を受けたことはありませんか?

そう簡単には反論できませんよね。相手が上司だからではなく、主張があまりにも正論だからです。

労働者「仕事をやめろだなんて、どうしてそんなことまであなたに言えるのかがわからない。わたしは労働者として、労働者の条件の中で、有給休暇など使いながら、自分のやりたいことと折り合いをつけて何とか働こうとしているだけです」

反論できても、せいぜいこの程度でしょうか。

しかしこういう意見は評価されません。やっぱり猪突猛進、猛烈サラリーマンが評価されるのが世の常です。自分が上司だったら、やっぱり部下は24時間仕事人の方が何かと助かるわけですから、そういう人が出世するのは当然です。出世し、周囲から認められることで、自分の考え方、生き方は正しいと確信するようになり、ついには部下にその生き方を強制してきます。給料もらって生きているんだから、生きている限り仕事人であれ、と。

昔からこういう議論・正論はありました。

太平洋戦争の前、本当はアメリカと戦っても勝てないと分かっていた人は大勢いたのに(靖国神社の遊就館に行けばわかりますが、当時、主要軍需資材の70%以上をアメリカから輸入していたのです。そんな相手に勝てるわけがありません)「軍人は戦うのが仕事だ」「高い給料と名誉を得ているのは、逃げるためではない」「臆病者! 貴様、それでも軍人か!」「逃げるだけなら誰でもできるぞ」と正論を言われて、正論に反論できなかった結果、正論通りに戦争し、2,000,000人以上の人たちが死んでしまったのです。

「給料もらって生きているんだから、生きている限り仕事人であれ」という主張と、本質的には同じものです。体制側の正論です。

労働者は、どこかで経営側と闘わないと、最後は奴隷になってしまうのです。

上司「そんな考えだから出世しないんだよ。お前は。遊ぶことしか考えていない、子供と同じだ」

労働者の先輩たちが血を吐くようにして手にしてきた有給休暇を使用することもなく返上することで「点数稼いで」「いい子ちゃん」になるなんて、わたしには考えられないことです。闘って果実を残してくれた先輩たちに申し訳ないと思わないのでしょうか。

上司「(人生を楽しむという)ほんのちいさな価値観の中でしか生きていないくせに」

こんな風に言われたこともあります。自分が楽しいことを犠牲にし、辛いことにも耐えているのが偉いとでもいうように。

わたしは唖然として聞いていました。

せいぜい日本の神社や富士山ぐらいしか見たことのない人が、ガンジス河で沐浴し、ピラミッドやエベレストを見てきた人間に向かって「ちっぽけな価値観でしか生きていない」と言うのですから見上げた根性と言うべきでしょう(笑)。

まあ上司ですしわたしは否定しないで聞いておりました。というか、決して否定はできません。向こうの言い分は正論であり、過去に立脚し、同じ価値観をもつ先祖や多くの仲間がいます。彼を倒しても、敵はいくらでも湧いて出てきます。

上司の言う小さな価値観とはおそらくこういうものでしょう。

わたしに子供がいないことや、戸建て住宅を所有していないことや、地域の祭りや行事に参加しないことや、お盆やお正月などの年中行事と無関係に生きていることを言っているのでしょう。

上司の言う大きな価値観というのはおそらくこういうものでしょう。

定住し、農業のような(生産的な)仕事を一生こつこつと続け、先祖が生きたように生き、子を産み育て、次代に財産・魂を引き渡すという生き方。

農耕民族の生き方です。それを否定するつもりはありませんし、否定することもできません。千年の伝統の上に立つ生き方ですよね。立派なことです。

こういうのは強いのです。たとえわたしがこの上司を論破しても、次から次へと同じ価値観を持った相手が現れます。この上司の上司も、そのまた上司も、同じ価値観の人のはずです。あなたの会社の上司も同じでしょうし、隣家のおじさんも、もしかしたらあなたの父親も同じ価値観の持ち主かもしれません。

だから正論相手に議論してはいけません。きりがありません。また倒せる相手でもありません。

しかしだからといってこのパワハラ気味な議論に屈したままでいいのでしょうか。愛するわが社が真一文字にブラック企業になっていくのを黙って見ているしかないのでしょうか。

なにも屈することはありません。

わたしたち放浪の生き方・旅人の価値観も、ちいさな価値観ではないのです。向こうが農耕民族の千年の価値観なら、こちらは狩猟採取民族の千年の価値観の上に生きているのです。

獲物を追いかけて走ることを本分とする狩猟民族の血を引いているのがわたしたちランナーです。旅人です。農耕民族の価値観を否定できないように、狩猟民族の価値観もまた不滅です。同じ血を引いた先祖がいて、仲間がいます。

勝てない議論をする必要はありません。ただ見せつけてやればいいのです。狩猟民族の生き方が、現代でも脈打っていることを。あなた自身が輝いてその人生を生きることで。

そうすることが誰かのためになります。たとえばあなたと同じ生き方をしたいと思っている後輩に。農耕民族の生き方ができない「走るために生まれてきた」狩猟民族の血を引く子孫たちに。あなたが輝くことが、労働者の先輩たちが闘って手に入れた休暇や定時拘束時間のように、誰かのための成果になります。道しるべになります。

あなたが狩猟民族の血を引いているのならハルトと同じです。あなたが狩猟民族の生き方を貫くことが、同じ血を引く誰かのためになります。そして何よりもあなた自身のために。

これはあなた自身のドラクエ的な人生なのですから。

プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるライター。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。マレーシア・キナバル山。台湾・玉山ニイタカヤマ。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の放浪の旅人。現在、仮想地球一周ランニング中。
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