日本語吹き替え版のセリフと日本語字幕がびみょうに違うのはどうしてか
こんにちは。韓国を無視できないアリクラハルトと申します。
ソウル日本人学校の偏差値レベルと韓国語。卒業生の進路。公立? 私立?
沼にはまっている人からすれば、それほどでもないかもしれませんが、韓国ドラマをよく見ています。

あたしほどじゃないけどね
あいかわらず「ヤー! ヤイシ! イーセッキ!」と叫んでケンカするところは、もはや子守歌のようなものです。
韓流ドラマには同級生と恋愛する場合が多い
わたしはいつも韓流ドラマを見ていて思っていました。

チッ。また同級生と結ばれるパターンかよ(笑)
最初はもう「おっさん」「おばさん」と呼ばれてもいい年齢の俳優、女優が高校生役を演じることに笑っていました。しかしどうやらこれは後日、同級生で恋愛に発展するための伏線なんだな、とある日気づいたのです。
同級生補正とは、恋に友情が上乗せされてパワーアップした状態
同級生補正というのは、異性を思う恋に友情が上乗せされてパワーアップされた状態のことをいいます。この補正にかかった人物は、よっぽどのことがないかぎり、恋の相手は同級生からしか選びません。
数か月前に知り合った美女よりも、中学、高校の同級生の女の子の方が大切だと感じたら、あなたもかなり同級生補正がかかっています。
ドラマの都合からも、相手が同級生だと都合がいいのです。
「愛とは何だ? どうしてその人が好きなんだ?」ということを、視聴者は問わずにいられません。
突然現れた人に対して、美女だから愛した、イケメンだから愛したでは視聴者を納得させられません。しかし同級生で昔からずっと気になっていた人とすれば「どうして恋したのか問題」を一発でクリアできるからです。
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このブログの著者が執筆した「なぜ生きるのか? 何のために生きるのか?」を追求した純文学小説です。
「きみが望むならあげるよ。海の底の珊瑚の白い花束を。ぼくのからだの一部だけど、きみが欲しいならあげる。」
「金色の波をすべるあなたは、まるで海に浮かぶ星のよう。夕日を背に浴び、きれいな軌跡をえがいて還ってくるの。夢みるように何度も何度も、波を泳いでわたしのもとへ。」
※本作は小説『ツバサ』の前編部分に相当するものです。
アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。
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韓流ドラマは「同級生との恋愛」のオンパレード
韓流ドラマの同級生モノといえば、古くは『冬のソナタ』。ぺ・ヨンジュンとチェ・ジウは高校の同級生でした。『天国の階段』でもクォン・サンウと同級生でしたね。
それだけではありません。
『ゴー・バック夫婦』は大学の同級生でした。『彼女はキレイだった』も同級生。『知ってるワイフ』も同級生。『私のIDはカンナム美人』も同級生。『恋の始まりは出馬から!?~すべき就職はしないで出師表』も同級生どうしの恋愛でした。
ぜんぶ、いってしまえば「同級生もの」です。

同級生恋愛は韓国ドラマの特徴のひとつではあるまいか?

まだまだあまいな。『記憶喪失』と『交通事故』が揃ってこその韓流ドラマだよ。
変化球。同級生時代をわざわざ描いているのに、同級生と結ばれないパターンが出てきた。
ところが最近はちょっと変わってきたみたいです。学生時代をわざわざ描いているのに、同級生と結ばれないパターンというのが現れました。
『梨泰院クラス』では、パク・ソジュンがぜんぜん高校生に見えないのに、わざわざ高校時代を演じていました。このことからパターンどおり同級生女子と恋愛になるのかと思ったら、途中出場の年下女性に恋心を奪われてしまいました。
めずらしく同級生どうしが結ばれません。
『愛の不時着』でも、主人公ヒョンビンには同窓生のフィアンセがいましたが、この同窓生とは結ばれませんでした。
あまりにも同級生と結ばれるパターンが続いたから、視聴者の裏をかいて、あえて同級生と結ばれないパターンにしているのかもしれません。
同級生恋愛、記憶喪失、交通事故、三つ揃って韓国ドラマ
まだ全部見ていませんが最近は『その年、私たちは』という韓流ドラマを見ています。これも……またもや同級生ものなんですよ。めっちゃ同級生が描かれています。
さて、この先、どうなりますことやら?
同級生と結ばれる王道パターンか、それとも同級生とは結ばれない裏をかいたパターンか、どっちだろうと思いながら、楽しく続きを見ています。
どっちにしても、楽しませていただき、ありがたいことです。

記憶喪失と交通事故にもご注目ください(笑)
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旅人が気に入った場所を「第二の故郷のような気がする」と言ったりしますが、私にとってそれは韓国ソウルです。帰国子女として人格形成期をソウルで過ごした私は、自分を運命づけた数々の出来事と韓国ソウルを切り離して考えることができません。無関係になれないのならば、いっそ真正面から取り組んでやれ、と思ったのが本書を出版する動機です。私の第二の故郷、韓国ソウルに対する感情は単純に好きというだけではありません。だからといって嫌いというわけでもなく……たとえて言えば「無視したいけど、無視できない気になる女」みたいな感情を韓国にはもっています。
【本書の内容】
●ソウル日本人学校の学力レベルと卒業生の進路。韓国語習得
●関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件
●僕は在日韓国人です。ナヌン・キョッポニダ。生涯忘れられない言葉
●日本人にとって韓国語はどれほど習得しやすい言語か
●『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』南北統一・新韓国は核ミサイルを手放すだろうか?
●韓国人が日本を邪魔だと思うのは地政学上、ある程度やむをえないと理解してあげる
●日本海も東海もダメ。あたりさわりのない海の名前を提案すればいいじゃないか
●天皇制にこそ、ウリジナルを主張すればいいのに
●もしも韓国に妹がいるならオッパと呼んでほしい
●「失われた時を求めて」プルースト効果を感じる地上唯一の場所
●「トウガラシ実存主義」国籍にとらわれず、人間の歌を歌え
韓国がえりの帰国子女だからこそ書けた「ほかの人には書けないこと」が本書にはたくさん書いてあります。私の韓国に対する思いは、たとえていえば「面倒見のよすぎる親を煙たく思う子供の心境」に近いものがあります。感謝はしているんだけどあまり近づきたくない。愛情はあるけど好きじゃないというような、複雑な思いを描くのです。
「近くて遠い国」ではなく「近くて近い国」韓国ソウルを、ソウル日本人学校出身の帰国子女が語り尽くします。
帰国子女は、第二の故郷に対してどのような心の決着をつけたのでしょうか。最後にどんな人生観にたどり着いたのでしょうか。
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