自転車テント日本一周旅行の技術、最適な自転車、予期せぬトラブルへの対処方法

スポーツ・肉体
『ドラクエ的な人生』とは?

心の放浪者アリクラハルトの人生を走り抜けるためのオピニオン系ブログ。

書籍『市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)』。『通勤自転車からはじめるロードバイク生活』。『バックパッカー・スタイル』『海の向こうから吹いてくる風』。『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』『読書家が選ぶ死ぬまでに読むべき名作文学 私的世界十大小説』Amazonキンドル書籍にて発売中です。

自転車テント日本一周旅行挑戦。最大の障壁は心の壁

Twitterをやっていると、たくさんいるんですよ。自転車で日本一周に挑戦する人。

このような挑戦の最大の障壁は心の壁です。これだけたくさんの人が挑戦して成功していることがわかると、自分もやれると思うんでしょうね。

そして挑戦する人たちが実際にいます。

しかし車中泊での日本一周がとてつもなく簡単だということに比べると、自転車テント旅行はそれほど簡単ではありません。

車で日本一周するのなんて簡単だ。とてつもなく簡単だ。

私はいちおう本業をもっているので自転車日本一周をしたことはありませんが、ここでは3泊4日の自転車テント旅行を通じて感じられたこと。可能性、難易度について考えてみたいと思います。

鎌倉から銀座、上野に向かって自転車で走っている時、こういうところも自転車で通れるんだな、と感動しました。

×   ×   ×   ×   ×   × 

ロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードを競うようになるところまでを描いたエッセイ集です。
※本書の内容
通勤バイク四重苦とは?
●ママチャリ・ダンシング最強伝説
●スピードこそロードバイクのレーゾンデートル。通勤レースのすすめ
●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。体重ライディング理論。体重ペダリングのやり方
●アマチュアのロードバイク乗りの最高速度ってどれくらい?
●ロードバイクは屋外で保管できるのか?
●ロードバイクに名前をつける。
●アパートでローラー台トレーニングすることは可能か?
ロードバイククラブの入り方。嫌われない新入部員の作法
●サブスリーランナーはロードバイクに乗っても速いのか?
●スピードスケートの選手がロードバイクをトレーニングに取り入れる理由
デブでうんち(運動音痴)だからロードバイク乗りなのか?
●インポテンツになるという噂と対策
●スティーブ・ジョブズ「知の自転車」。論文の嘘を暴け
●旅サイクリングのやりかた

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自転車旅行は三日でワンクール。

わたしは時々、自転車旅行をします。山岳テントを自転車にくくりつけて、自転車で旅をしながら、夜はテントに泊まります。

基本的に四日間の自転車旅行ができれば、あとは同じことの繰り返しです。衣服などは3セットを繰り返して使うので、それがワンクールになります。あとはずっと同じことを繰り返して、ついには日本一周する人たちがいるのです。世界を自転車旅行する人もいます。

自転車ロングツーリング入門(山下晃和・著)

トラブル対処のスキルは別問題ですが、旅サイクリングのベースのスキルは四日間走りつづけることで身につきます。

Twitterの私のフォロワーには「自転車日本一周中」という人たちがたくさんいます。最初にやった人はなかなかのチャレンジャーだったと思います。今はみんながやっているから自分もできる、と思うんでしょうね。これが情報化のメリットです。他人にできることは自分にもできると思うのです。

ある人が自転車日本一周を終えても、次の人がまた自転車日本一周をはじめる。次から次へとチャレンジャーが現れています。

私は車中泊で(分割して)日本一周をしていますが、しょせんは島国です。車なら日本一周は本当にたいしたことはありません。

しかし自転車で日本一周するのは、体力も精神力もそうとう消耗するだろうな、と経験から想像がつきます。

わずか4日の自転車テント旅行でも、家に帰ってきたときにはかなり心身ともに消耗しています。それを数カ月かけて日本一周なんて。。。人間としてそうとうタフに成長するだろうな、と想像がつきます。自分の殻を破ってみたい人は挑戦してみてはいかがでしょうか?

殻を破らなければ、とても達成できないぐらい過酷な挑戦だと思いますけれど。

「自転車旅は自由だ」といいますが、実際それほどでもないですよ。

節約貧乏旅行が自転車旅の醍醐味なのに、ホテルに泊まりまくるなんて矛盾している

いくら行動が自由でも、金銭的に不自由であれば、本当の意味で自由とはいえません。

日本一周の際、寝る場所はどうするのですか?

ホテルに泊まるのがもっとも確実ですが、えらくお金がかかります。節約貧乏旅行が自転車旅の醍醐味なのに、ホテルに泊まりまくるなんて、矛盾している気がします。

車中泊の節約術(入浴費用の問題)

ホテルほどではありませんが、キャンプ場もお金がかかります。またキャンプ場は自転車目線だと遠方にあることも多いので使い勝手があまりよくありません。

このような自転車旅行は、お金持ちにしかできません。しかし自転車で日本一周しようとするような人は、たいていはお金のない若者です。

やはり貧乏自転車旅ともっとも親和性が高いのは野宿ということになるでしょう。

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テント野宿の最大の難関は、どこにテントを張るか

せめてテントがどこでもいつでも自由にはれるような人情、世相ならまだしもですが、この国の実情は残念ながらそうではありません。

野宿テントはたいていの場所で嫌われます。法的に禁止されている場所もたくさんあります。

世の中の大抵は私有地ですからね。人の目が気になりますし、注意されます。

浮浪者・ホームレス排除の対策だと思いますが、公園なども禁止されているところが多いです。

テント野宿の最大の難関は、どこにテントを張るか問題です。

車中泊にくらべると、寝る場所を探すストレスだけでも毎日めちゃくちゃ苦行です。

洗濯は? お風呂は? 雨の日は? どうする?

洗濯は? お風呂は? どうしますか?

食事は食堂で大丈夫ですが、あまりに汗だくでみすぼらしいと嫌われます。

自転車旅も長く続けていると、朝日夕焼けを眺める感動にも慣れてきて、ペダルを漕いで食って寝るだけの苦行ルーティーンに陥ってしまうこともあります。

テント泊の場合、洗面所の水で手洗いして、自転車のフレームにかけるなどして外に干します。

「着て乾かす」という必殺技も活用してください。

問題は雨の場合です。その場合はコインロッカーをおすすめします。コインロッカーでの洗濯は、ホテル宿泊にくらべたら微々たる費用です。休憩場所としても優秀なのでおすすめします。

お風呂は、体を拭うシートや、日帰り温泉を、併用して対処します。季節にもよりますが真夏だったら小雨はシャワーみたいなものだと考えます。

雨の日はどうしましょうか? わたしだったら雨の日は停滞日と決めて、昼間はショッピングモール、夜はマンガ喫茶などで過ごしたこともあります。

雨の中をむりやり進んで、旅をするのがいやになってしまっては元も子もありません。

自転車旅行の醍醐味は「郊外の景勝地」よりも「都心」「大都会」

雨の日のことなどを考えると、ちょっと私は自転車で日本一周まではやる気にはなれません。三四日のショートトリップで十分です。三四日ならば天気予報を見て晴れの日を選んで出発することができます。

車中泊と青春18きっぷで日本一周してしまっているので「日本を見たい欲」がすでに満たされてしまっているということも関係していると思います。

ところで、歩行者に近い目線で、自転車で日本一周をしている彼らが、いちばん面白かった場所は、いったいどこなのでしょうか。サイクリングコースとして有名な、しまなみ海道なんかもいいんでしょうが、経験から私は東京や京都など都心、大都会ではないか、と思います。

東京や京都などは、名所・旧跡や有名観光地が狭い範囲にギュッと詰まっているために、ちょっとペダルを漕ぐと次から次へとメジャーな場所が現れます。感動につぐ感動です。私は、しまなみ海道よりも、東京都内を自転車で走った時の方がずっと感動しました。想像するのと、やってみるのとでは、ぜんぜん違うものなのです。

自転車日本一周旅行に最適な自転車は?

自転車を所有していなければ自転車旅行がはじまらないことは確かです。自転車旅行の本には「どんな自転車でもいい。あなたの持っているその自転車で十分」なんて書いてあります。それはちょっと無責任じゃないか、と私は思います。

この手の雑誌ではとにかく自転車旅に出てもらわないと商売にならないから、こういわざるをえないところがあるのだと思います。ファーストステップが自転車の購入では、旅する敷居が高くなりすぎます。だから「どんな自転車でもいい。あなたの持っているその自転車で十分」というのでしょう。

しかし自転車で旅に出るならそれにふさわしい自転車があるはずではありませんか。

私だったら所有しているロードバイクは選びません。ロードバイクはパンクの危険が大きすぎます。日本一周に悪路はつきものです。はっきりいってスピードのためにすべてをそぎ落としたロードバイクは日本一周には向いていないと思います。

旅サイクリング。ロードバイク大遠征では、チェーン、タイヤを持参すべき理由【実体験】

ロングツーリングにロードバイクは向いていない

もうひとつ理由があります。ロードバイクは前傾姿勢でうつむきがちに走ります。耐風姿勢で下を向いて走るのです。その姿勢は景色を眺めながら走るのに、あまり向いていません。空を眺めて走るには向いていません。

遠くの景色を見たければ、上半身を起こさなければ。しかしパンクしやすいロードバイクに乗っていると、空を眺める雲の模様よりも路面状況の方が気になります。

一生に一度の景色を見るのだから、顔は上げて走りたいものです。わたしはロードバイクは観光ライドには不向きだと思っています。

観光ライドには、パンクしないシティサイクル(ママチャリ)がおすすめ

中途半端なクロスバイクだったら、むしろマウンテンバイクの方がいいと思います。もしもランニングで日本一周するならば、決戦用のマラソンシューズよりも、トレイルランニングシューズを薦める、それと同じ理由です。

スピードが出ることよりも、タフであることの方が重要です。

しかし。。。私だったらマウンテンバイクよりも、「パンクしないシティサイクル(ママチャリ)」をおすすめします。マウンテンバイクやクロスバイクの最大の欠点はカゴがないことです。

ロングライドの自転車旅行で、カゴがどれほど役に立つことか。自転車のカゴほど便利なものはありません。

シティサイクル(ママチャリ)には泥除けもついています。自転車日本一周には雨や悪路がつきものです。

泥除けチェーンガードなどがどれほどサイクリストを快適にしてくれることか。

長時間ライドでは、ママチャリの柔らかいサドルはお尻にやさしいです。ロードバイクの固いサドルではケツが痛くなります。

自転車日本一周では、スピードなんて気にしなくていいのだから、パンクしないママチャリこそ最適の自転車だと思っています。ノーパンクタイヤのシティサイクルに乗っていくのがベストな選択だと思います。

雨の中でパンクした時、ああやっぱりパンクしないママチャリ最強説は正しかった、と思い知るでしょう。

自転車旅行の装備<実例>

これが私の自転車テント旅行の装備です。おすすめしたとおりのパンクしない自転車です。上半身が起きているので周囲を観光しやすいのです。後ろの荷棚にテント装備一式が入っています。

この装備でいろいろな場所に行きました。

今後、自転車で日本一周しようという人のために、私の失敗をお話ししましょう。

ノーマルペダルと運動靴がマスト

今までで最大の悲惨だった体験は、お風呂屋さんで靴を盗まれたことです。日帰り温泉に入浴したのですが、出てきたら靴がなくなっていました。盗難です。

自転車旅行では最低限の荷物ですから、靴の替えなんてあるわけがありません。靴がなくなると、この先の旅に一気に不安感が増しました。

靴がないので靴下でペダルを回さなければなりませんでした。靴を失って、自転車の旅人は一気にみすぼらしくなりました。

靴を失うということはサイクリスト最大の武器を失うことと同じです。

ペダルのライディング効率を上げるために、サドルを最大限まで上げていたので、靴を失うとペダルに足がびみょうに届かず、漕ぐ力が入りません。

ちなみにロードバイクのビンディングペダルは、ストップ&ゴーだらけの街中ではまったく使えません。ビンディングシューズで歩きまわるのもキビシイので、ロードバイクで日本一周を考えている場合、せめてペダルはシティサイクル用のノーマルペダルに代えて、靴を履くことが絶対条件です。

結局、翌日、靴を買うしかありませんでした。想定外の出費でした。

一番疲れたのは脚ではなく、手のひらだった

自転車テント旅行というロングライドを続けると、一番疲れる場所は脚だろうなあと想像すると思います。やってみる前には私もそう思っていました。

しかし意外なことに、やってみると真っ先に悲鳴を上げたのは手のひら(掌)でした。ノーパイクタイヤのシティサイクルで移動しているので、ひろい歩道がある場所では歩道を走ります。

歩道を走れるところもわたしがシティサイクルをオススメする理由のひとつです。日本の道路は車のことしか考えていない道路がまだ多く、ロードバイクで車道を走るのは命がけという場所がひじょうに多いのです。

シティサイクル旅行の場合、車から命を脅かされることもなく、気楽なのですが、車道と歩道の小さな段差の衝撃をハンドルからつねに受け続けた結果、手のひらが最初にネをあげました。手のひらの小さな骨が疲労骨折寸前というぐらい疲れて痛くなってしまったことがありました。

この場合、衝撃を吸収するクッションのついたサイクルグローブ(自転車用の手袋)をするなどの対策が考えられます。

なるべく車道を走り、車歩道の段差ストレスを受けないことも対策の一つです。

剃毛するなど、股間にも対策が必要

次に悲鳴を上げたのは股間でした。ロングライドでは股間にはワセリンを塗りたくっておく必要があります。

股間の毛なども剃ってしまった方がいいでしょう。長時間ライドは、短時間ツーリングでは想像もしなかったところにダメージが来ます。

脚は元気なのに、手のひらや股間が痛くて自転車を降りたくなるとは、やってみるまで予想もしないことでした。

自転車旅行でも免許証は必要

自転車テント旅行の最中、大雨に降られて、今夜は漫画喫茶に泊まろうと思ったことがありました。もうテント設営するの嫌、というタイミングで漫画喫茶が目に入ったのです。濡れてビショビショですが、そこは目をつぶってもらうしかありません。漫画喫茶にはシャワー施設もありました。

ところが会員制の漫画喫茶で、顔写真つきの身分証明書がないと中に入れてもらえませんでした。顔写真つきの身分証明書なんて免許証しかありません。

自転車旅だから免許はいらない、と私は持ってきていませんでした。なるべく荷物を少なくしたかったからです。

そのせいで漫画喫茶に泊まれず、また更に雨に打たれることになったのです。どうやら自転車旅行でも免許証は必要だったようです。

「気持ち」以外は、金さえあればどうにでもなる。

このように予想もしなかったトラブルに見舞われることから、自転車で日本一周を考えている人は、まずは三泊四日の自転車テント旅行をするなどして、じゅうぶんな経験値を貯めてから実行にうつしましょう……というのは真っ赤な嘘で、もしもあなたが自転車で日本一周を考えているのならば、お金だけもって今すぐにでも出発すべきだと思います。

しょせんは自転車の旅です。トラブルなんていかようにでもなります。自転車本体ですら、もしなんなら買い替えてしまえばいいんですから。東日本大震災のときには、電車がとまってしまったので、自転車を買って家に帰った人がいたのです。

東日本大震災実見記

基本的に必要なのは金だけです。靴の紛失なんか買えば済むことですし、手のひらや股間のトラブルなんか1日自転車に乗らずに休めば回復するだけのことです。ホテルに泊まればいいのです。カネがすべてを解決します。経験値なんて旅をしながら貯めていけばいいのです。

しかし「自転車で日本一周してやろう」という気持ちだけはお金で買うことはできません。ハート、スピリッツだけはお金ではどうにもならないのです。

むしろ一泊二日の小さな自転車旅なんかやっていると、ついに日本一周には行かないだろうと思います。しかしいきなり日本一周をはじめてしまえばもはや後戻りはできません。トラブルは解決しながら先に進んでいきます。

しかし三泊四日ぐらいの経験値をためるための小旅行を続けていると、それに満足して、ついには日本一周の旅には出なくなってしまう可能性が高いでしょう。わたしがそうであるように。

自転車で日本一周するのは技術的には難しいものではありません。それを成し遂げるのは、魂です。気持ちの問題です。必要なのは、もはや後戻りできないという覚悟だけです。しかし小さく経験値を貯めていると、脳内で日本一周した時の感覚が想像できてしまうのです。その感覚がわかってしまうと「やらなくてもいいかな」と思ってしまうのです。だから本当にやりたいのなら、準備不足でもいきなり出発してしまった方がいいでしょう。

なあにテントも寝袋も破れたり飛ばされたりしたら途中で買えばいいのです。カネさえあれば死ぬようなことはないでしょう。磨きたいのは旅行技術ではなく魂なのだから。ピュアな魂を風雨にさらして、むき出しのまま外に飛び出せばいいのです。

※※お金さえあればこういうサービスもあります。

 リアルに、金さえあればなんとかなります。

思い立った今が自転車テント日本一周に出発する時です。

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★★

サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

アリクラハルト。物書き。
「トウガラシ実存主義」
「ユーミン主義(遊民主義)」
「POORISM(プアイズム)・ビンボー主義」
「新狩猟採集民という新しい生き方」
「お客様という権力」
 バックパッカースタイルの提唱者。
 市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。

【この記事を書いている人】
アリクラハルト。物書き。 「トウガラシ実存主義」「ユーミン主義(遊民主義)」 「POORISM(プアイズム)・ビンボー主義」 「新狩猟採集民という新しい生き方」 「お客様という権力」  バックパッカースタイルの提唱者。  市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。
●◎このブログ著者の書籍『バックパッカースタイル 楽園探求の旅』◎●
書籍『バックパッカースタイル 楽園探求の旅』

※本書の内容
・「ユーミン主義(遊民主義)」→ 限りある時間の人生を、遊びながら生きていく方法。
・「プアイズム(ビンボー主義)」→ お金を使わないからこそ、人生はより楽しくなる。
・「新狩猟採集民としての新しい生き方」→ モノを買うという行為で、どこででも生きていける。
・「お客さまという権力」→ 成功者にも有名にもならなくていい。ただお客様になればいい。
・「スマホが変えた海外放浪」→ なくてよし、あればまたよし、スマートフォン。
・「強くてニューゲーム」 → 人生ゲームをもう一度はじめからプレイする方法。
・「インバウンド規制緩和」→ 外国人の感受性が、日本を自由に開放してくれるのだ。

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書籍『バックパッカースタイル 楽園探求の旅』

※本書の内容
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・「プアイズム(ビンボー主義)」→ お金を使わないからこそ、人生はより楽しくなる。
・「新狩猟採集民としての新しい生き方」→ モノを買うという行為で、どこででも生きていける。
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●◎このブログの著者の書籍『市民ランナーという走り方』◎●
書籍『市民ランナーという走り方』

雑誌『ランナーズ』のライターが語るマラソンの新メソッド。ランニングフォームをつくるための脳内イメージ・言葉によって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化して速く走れるようになる新理論。言葉による走法革命のやり方は、とくに走法が未熟な市民ランナーであればあるほど効果的です。あなたのランニングを進化させ、市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」「ハサミは両方に開かれる走法」
●「腹圧をかける走法」呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」の本当の意味は?
●【肉体宣言】生きていることのよろこびは身体をつかうことにこそある。
(本文より)
・マラソンクイズ「二本の脚は円を描くコンパスのようなものです。腰を落とした方が歩幅はひろがります。腰の位置を高く保つと、必然的に歩幅は狭まります。しかし従来のマラソン本では腰高のランニングフォームをすすめています。どうして陸上コーチたちは歩幅が広くなる腰低フォームではなく、歩幅が狭くなる腰高フォームを推奨するのでしょうか?」このクイズに即答できないなら、あなたのランニングフォームには大きく改善する余地があります。
・ピッチ走法には大問題があります。実は、苦しくなった時、ピッチを維持する最も効果的な方法はストライドを狭めることです。高速ピッチを刻むというのは、時としてストライドを犠牲にして成立しているのです。
・鳥が大空を舞うように、クジラが大海を泳ぐように、神からさずかった肉体でこの世界を駆けめぐることが生きがいです。神は、犬や猫にもこの世界を楽しむすべをあたえてくださいました。人間だって同じです。
・あなたはもっとも自分がインスピレーションを感じた「イメージを伝える言葉」を自分の胸に抱いて練習すればいいのです。最高の表現は「あなた」自身が見つけることです。あなたの経験に裏打ちされた、あなたの表現ほど、あなたにとってふさわしい言葉は他にありません。

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雑誌『ランナーズ』のライターが語るマラソンの新メソッド。ランニングフォームをつくるための脳内イメージ・言葉によって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化して速く走れるようになる新理論。言葉による走法革命のやり方は、とくに走法が未熟な市民ランナーであればあるほど効果的です。あなたのランニングを進化させ、市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」「ハサミは両方に開かれる走法」
●「腹圧をかける走法」呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」の本当の意味は?
●【肉体宣言】生きていることのよろこびは身体をつかうことにこそある。
(本文より)
・マラソンクイズ「二本の脚は円を描くコンパスのようなものです。腰を落とした方が歩幅はひろがります。腰の位置を高く保つと、必然的に歩幅は狭まります。しかし従来のマラソン本では腰高のランニングフォームをすすめています。どうして陸上コーチたちは歩幅が広くなる腰低フォームではなく、歩幅が狭くなる腰高フォームを推奨するのでしょうか?」このクイズに即答できないなら、あなたのランニングフォームには大きく改善する余地があります。
・ピッチ走法には大問題があります。実は、苦しくなった時、ピッチを維持する最も効果的な方法はストライドを狭めることです。高速ピッチを刻むというのは、時としてストライドを犠牲にして成立しているのです。
・鳥が大空を舞うように、クジラが大海を泳ぐように、神からさずかった肉体でこの世界を駆けめぐることが生きがいです。神は、犬や猫にもこの世界を楽しむすべをあたえてくださいました。人間だって同じです。
・あなたはもっとも自分がインスピレーションを感じた「イメージを伝える言葉」を自分の胸に抱いて練習すればいいのです。最高の表現は「あなた」自身が見つけることです。あなたの経験に裏打ちされた、あなたの表現ほど、あなたにとってふさわしい言葉は他にありません。

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●◎このブログ著者の書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』◎●
書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』

ロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードを競うようになるところまでを描いたエッセイ集です。
※本書の内容
●通勤バイク四重苦とは?
●ママチャリ・ダンシング最強伝説
●スピードこそロードバイクのレーゾンデートル。通勤レースのすすめ
●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。体重ライディング理論。体重ペダリングのやり方
●アマチュアのロードバイク乗りの最高速度ってどれくらい?
●ロードバイクは屋外で保管できるのか?
●ロードバイクに名前をつける。
●アパートでローラー台トレーニングすることは可能か?
●ロードバイククラブの入り方。嫌われない新入部員の作法
●サブスリーランナーはロードバイクに乗っても速いのか?
●スピードスケートの選手がロードバイクをトレーニングに取り入れる理由
●デブでうんち(運動音痴)だからロードバイク乗りなのか?
●インポテンツになるという噂と対策
●スティーブ・ジョブズ「知の自転車」。論文の嘘を暴け
●旅サイクリングのやりかた

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書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』

ロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードを競うようになるところまでを描いたエッセイ集です。
※本書の内容
●通勤バイク四重苦とは?
●ママチャリ・ダンシング最強伝説
●スピードこそロードバイクのレーゾンデートル。通勤レースのすすめ
●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。体重ライディング理論。体重ペダリングのやり方
●アマチュアのロードバイク乗りの最高速度ってどれくらい?
●ロードバイクは屋外で保管できるのか?
●ロードバイクに名前をつける。
●アパートでローラー台トレーニングすることは可能か?
●ロードバイククラブの入り方。嫌われない新入部員の作法
●サブスリーランナーはロードバイクに乗っても速いのか?
●スピードスケートの選手がロードバイクをトレーニングに取り入れる理由
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●◎小説『海の向こうから吹いてくる風』◎●
小説『海の向こうから吹いてくる風』

(本文より)
カプチーノを淹れよう。きみが待っているから。
カプチーノを淹れよう。明るい陽差しの中、きみが微笑むから。
ぼくの人生のスケッチは、まだ未完成だけど。
裏の畑の麦の穂は、まだまだ蒼いままだけど。
大地に立っているこの存在を、実感していたいんだ。
カプチーノを淹れよう。きみとぼくのために。
カプチーノを淹れよう。きみの巻き毛の黒髪が四月の風に揺れるから。

「条件は変えられるけど、人は変えられない。また再び誰かを好きになるかも知れないけれど、同じ人ではないわけだよね。
前の人の短所を次の人の長所で埋めたって、前の人の長所を次の人はきっと持ちあわせてはいない。結局は違う場所に歪みがでてきて食い違う。だから人はかけがえがないんだ」

金色の波をすべるあなたは、まるで海に浮かぶ星のよう。
夕日を背に浴び、きれいな軌跡をえがいて還ってくるの。
夢みるように何度も何度も、波を泳いでわたしのもとへ。

あの北の寒い漁港で、彼はいつも思っていた。この不幸な家族に立脚して人生を切り開いてゆくのではなくて、自分という素材としてのベストな幸福を掴もう、と――だけど、そういうものから切り離された自分なんてものはありえないのだ。そのことが痛いほどよくわかった。

あの人がいたからおれがいたのだ。それを否定することはできない。

人はそんなに違っているわけじゃない。誰もが似たりよったりだ。それなのに人はかけがえがないなんてことが、どうして言えるだろう。

むしろ、こういうべきだった。

その人がどんな生き方をしたかで、まわりの人間の人生が変わる、だから人は替えがきかない、と。

Amazon.co.jp: ツバサ eBook : アリクラハルト: 本
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小説『海の向こうから吹いてくる風』

(本文より)
カプチーノを淹れよう。きみが待っているから。
カプチーノを淹れよう。明るい陽差しの中、きみが微笑むから。
ぼくの人生のスケッチは、まだ未完成だけど。
裏の畑の麦の穂は、まだまだ蒼いままだけど。
大地に立っているこの存在を、実感していたいんだ。
カプチーノを淹れよう。きみとぼくのために。
カプチーノを淹れよう。きみの巻き毛の黒髪が四月の風に揺れるから。

「条件は変えられるけど、人は変えられない。また再び誰かを好きになるかも知れないけれど、同じ人ではないわけだよね。
前の人の短所を次の人の長所で埋めたって、前の人の長所を次の人はきっと持ちあわせてはいない。結局は違う場所に歪みがでてきて食い違う。だから人はかけがえがないんだ」

金色の波をすべるあなたは、まるで海に浮かぶ星のよう。
夕日を背に浴び、きれいな軌跡をえがいて還ってくるの。
夢みるように何度も何度も、波を泳いでわたしのもとへ。

あの北の寒い漁港で、彼はいつも思っていた。この不幸な家族に立脚して人生を切り開いてゆくのではなくて、自分という素材としてのベストな幸福を掴もう、と――だけど、そういうものから切り離された自分なんてものはありえないのだ。そのことが痛いほどよくわかった。

あの人がいたからおれがいたのだ。それを否定することはできない。

人はそんなに違っているわけじゃない。誰もが似たりよったりだ。それなのに人はかけがえがないなんてことが、どうして言えるだろう。

むしろ、こういうべきだった。

その人がどんな生き方をしたかで、まわりの人間の人生が変わる、だから人は替えがきかない、と。

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死ぬまでに読むべき 私的世界の十大小説
読書家が選ぶ死ぬまでに読むべきおすすめの名作文学 私的世界の十大小説

『ギルガメッシュ叙事詩』にも描かれなかった、人類最古の問いに対する本当の答え

(本文より)「エンキドゥが死ぬなら、自分もいずれ死ぬのだ」

ギルガメッシュは「死を超えた永遠の命」を探し求めて旅立ちますが、結局、それを見つけることはできませんでした。

「人間は死ぬように作られている」

そんなあたりまえのことを悟って、ギルガメッシュは帰ってくるのです。

しかし私の読書の旅で見つけた答えは、ギルガメッシュとはすこし違うものでした。

なぜ人は死ななければならないのか?

その答えは、個よりも種を優先させるように遺伝子にプログラムされている、というものでした。

子供のために犠牲になる母親の愛のようなものが、なぜ人(私)は死ななければならないのかの答えでした。

エウレーカ! とうとう見つけた。そんな気がしました。わたしはずっと答えが知りたかったのです。

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読書家が選ぶ死ぬまでに読むべきおすすめの名作文学 私的世界の十大小説

『ギルガメッシュ叙事詩』にも描かれなかった、人類最古の問いに対する本当の答え

(本文より)「エンキドゥが死ぬなら、自分もいずれ死ぬのだ」

ギルガメッシュは「死を超えた永遠の命」を探し求めて旅立ちますが、結局、それを見つけることはできませんでした。

「人間は死ぬように作られている」

そんなあたりまえのことを悟って、ギルガメッシュは帰ってくるのです。

しかし私の読書の旅で見つけた答えは、ギルガメッシュとはすこし違うものでした。

なぜ人は死ななければならないのか?

その答えは、個よりも種を優先させるように遺伝子にプログラムされている、というものでした。

子供のために犠牲になる母親の愛のようなものが、なぜ人(私)は死ななければならないのかの答えでした。

エウレーカ! とうとう見つけた。そんな気がしました。わたしはずっと答えが知りたかったのです。

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◎『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』
『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』

旅人が気に入った場所を「第二の故郷のような気がする」と言ったりしますが、私にとってそれは韓国ソウルです。帰国子女として人格形成期をソウルで過ごした私は、自分を運命づけた数々の出来事と韓国ソウルを切り離して考えることができません。無関係になれないのならば、いっそ真正面から取り組んでやれ、と思ったのが本書を出版する動機です。

私の第二の故郷、韓国ソウルに対する感情は単純に好きというだけではありません。だからといって嫌いというわけでもなく……たとえて言えば「無視したいけど、無視できない気になる女」みたいな感情を韓国にはもっています。

【本書の内容】
●ソウル日本人学校の学力レベルと卒業生の進路。韓国語習得
●韓国人が日本を邪魔だと思うのは地政学上、ある程度やむをえないと理解してあげる
●関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件
●僕は在日韓国人です。ナヌン・キョッポニダ。生涯忘れられない言葉
●日本人にとって韓国語はどれほど習得しやすい言語か
●『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』南北統一・新韓国は核ミサイルを手放すだろうか?
●天皇制にこそ、ウリジナルを主張すればいいのに
●「失われた時を求めて」プルースト効果を感じる地上唯一の場所
●韓国帰りの帰国子女の人生論「トウガラシ実存主義」人間の歌を歌え

韓国がえりの帰国子女だからこそ書けた「ほかの人には書けないこと」が本書にはたくさん書いてあります。私の韓国に対する思いは、たとえていえば「面倒見のよすぎる親を煙たく思う子供の心境」に近いものがあります。感謝はしているんだけどあまり近づきたくない。愛情はあるけど好きじゃないというような、複雑な思いを描くのです。

「近くて遠い国」ではなく「近くて近い国」韓国ソウルを、ソウル日本人学校出身の帰国子女が語り尽くします。

帰国子女は、第二の故郷に対してどのような心の決着をつけたのでしょうか。最後にどんな人生観にたどり着いたのでしょうか。

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『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』

旅人が気に入った場所を「第二の故郷のような気がする」と言ったりしますが、私にとってそれは韓国ソウルです。帰国子女として人格形成期をソウルで過ごした私は、自分を運命づけた数々の出来事と韓国ソウルを切り離して考えることができません。無関係になれないのならば、いっそ真正面から取り組んでやれ、と思ったのが本書を出版する動機です。

私の第二の故郷、韓国ソウルに対する感情は単純に好きというだけではありません。だからといって嫌いというわけでもなく……たとえて言えば「無視したいけど、無視できない気になる女」みたいな感情を韓国にはもっています。

【本書の内容】
●ソウル日本人学校の学力レベルと卒業生の進路。韓国語習得
●韓国人が日本を邪魔だと思うのは地政学上、ある程度やむをえないと理解してあげる
●関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件
●僕は在日韓国人です。ナヌン・キョッポニダ。生涯忘れられない言葉
●日本人にとって韓国語はどれほど習得しやすい言語か
●『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』南北統一・新韓国は核ミサイルを手放すだろうか?
●天皇制にこそ、ウリジナルを主張すればいいのに
●「失われた時を求めて」プルースト効果を感じる地上唯一の場所
●韓国帰りの帰国子女の人生論「トウガラシ実存主義」人間の歌を歌え

韓国がえりの帰国子女だからこそ書けた「ほかの人には書けないこと」が本書にはたくさん書いてあります。私の韓国に対する思いは、たとえていえば「面倒見のよすぎる親を煙たく思う子供の心境」に近いものがあります。感謝はしているんだけどあまり近づきたくない。愛情はあるけど好きじゃないというような、複雑な思いを描くのです。

「近くて遠い国」ではなく「近くて近い国」韓国ソウルを、ソウル日本人学校出身の帰国子女が語り尽くします。

帰国子女は、第二の故郷に対してどのような心の決着をつけたのでしょうか。最後にどんな人生観にたどり着いたのでしょうか。

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