老眼老人が図書館を活用するための小さな提言

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どこにあるんだ、おれの本?
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「本当に世の中も文字は小さすぎて読めない!!」

年を取ると誰しも老衰する。老衰のひとつに老眼というものがある。「自分にはありえない」と思っている若いあなたもいつかは老眼になる。

老眼というのは近くの細かい字がぼんやりして読み取りにくくなる症状のことである。「本当に世の中も文字は小さすぎて読めない!!」というハズキルーペの例のアレである。

老眼になると本を読むのに難儀するようになる。これまで近眼でメガネがないと本が読めなかったのに、老眼になるとメガネがあると字がぼやけて本が読めないのだ。

視力0.1を切るほどの近眼なのに、眼鏡をはずして本を読まなければならないというわけのわからない時代があなたにもきっと来る。

「定年退職してから好きな本を思い切り読むぞ~」と思っているアナタ。残念ながらそうは問屋が卸さない。そもそもその読書モチベーションを退職後も維持できるだろうか。老齢により社会の第一線から退いた時点で「社会のために」知識や経験を世に還元しようというモチベーションはほぼほぼ消えてしまうのだ。

「世のため人のため」ではなく「自分のため」に読むことができるか? それが問われる。

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図書館サイドが設置した「高齢者が集まるコーナー」「大活字本」はたいてい失敗している

誰のためでもなく自分のために本が読めるのならば、図書館は最良の伴侶となってくれる。しかしそれでも若い頃ほどにはスラスラとはいかない。老眼があなたの読書を邪魔するのである。

最近では図書館に「大活字本」というのが置いてある。老眼の年寄り向けに活字が大きな本である。

たいていこれらの本は「年寄り向け」コーナーにおいてある。高齢者が集まるようなコーナーが図書館の片隅に設置されているのだ。この大活字本は本の種類もすくなく、けっして活気のあるコーナーではない。図書館利用者は高齢者ばかりであるが、大活字本をハイエナのようにむさぼっているかといえば決してそうではない。やはり大活字本はそもそも刊行されている絶対数が少ないし、残念なコーナーになっている。図書館側が設置した「高齢者が集まるコーナー」というのはたいてい失敗に終わっていることが多い。

では図書館利用者の大多数を占めている老眼高齢者は、どのように図書館を利用すればいいのであろうか。このまま老眼高齢者図書館なんてつまらない施設として去っていくしかないのだろうか。

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高齢者のギャンブル狂。楽しいから賭け事をしているわけじゃない?

退職した高齢者がヒマのあまりパチンコなどのギャンブルに入り浸ってしまうことがあると聞いた。年寄りの趣味がパチンコでは家族もたまったものではない。毎日毎日ギャンブルでお金をバカみたいに浪費して「おじいちゃん、楽しいの?」と聞いたら「楽しいわけないだろう。他に何もやることがないからやってるんだ」と返事がかえってきたりする。ガッカリする。せめてお金のかからないことをしてくれたら、と家族は思うだろう。どうせ楽しくないんならパチンコじゃなくても図書館通いでもいいじゃないか。

図書館通いなら公共施設だから安心だ。エアコンも効いているし、滅多なことで急に体の具合が悪くなることはない。万が一そうなっても(嘱託かもしれないが)公務員が何かあったら面倒を見てくれるはずだ。

第一、いくら本を読んでもお金がかからない。パチンコのように車一台、家一軒ぶんの大金を失うおそれがない。その点、家族は安心である。

問題は本人が面白くないと感じていることだ。細かい字が読めないのに図書館を楽しめるわけがない。

それでは、それを楽しむ方法を教えようじゃないか。

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子供の本とバカにするなかれ。児童書は奥が深い

それは児童書を読むことである。老眼高齢者が図書館を楽しむ鍵は子供向けの本にあると思う。子供の本とバカにするなかれ。私は時々児童書コーナーを領海侵犯するが、とても奥が深い。

字は大きいし、イラストも多いので目に優しくて、読んでいて楽しい。本の種類も豊富だし、知的刺激だって受けることができる。私は第一次世界大戦の原因と経過と結果についての本を読んだのだが、Wikipediaを読むよりもよくわかった。本当に必要な情報だけを簡潔にまとめてあるし、イラストの力は大きい。子供向けと本当にバカにしたものではない。

問題は図書館のレイアウトなのだ。

先ほど私は領海侵犯という言葉を使ったが、大活字本が「高齢者コーナー」にあるように、たいてい児童書は「子供向けコーナー」にある。私はたくさんの図書館を知っているが、図書館というのはなぜか「子供」と「高齢者」を特別なスペースに寄せ集めようとする性質があるようだ。

「こどものほん」とオールひらがなでコーナー名を書いて、大人はこのコーナーに入ってくるなというプレッシャーをあからさまにあたえてくる図書館がすくなくない。色紙で輪飾り装飾したりして、の図書館がたくさんあるのだ。

「女子トイレ」と書いてあったら男子は入れないでしょうが。「こどもコーナー」と書いてあったら高齢者は入りにくいってことがわからないかな?

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せめて「こどもの本」コーナーではなく「やさしい本」コーナーにしてくれ

これからの時代、高齢者こそ「そのコーナー」に入って、そこに置いてあるやさしい本を読んで生きがいとしなければならないのに、「入ってくるんじゃねえ」オーラが半端ないのである。

児童書コーナーは大人をシャットアウトするようなレイアウトをした図書館が世の中にほんとうにたくさんある。図書館は「お子様スペース」を意識しすぎている。高齢者が中に入りづらいじゃないか。

せめて「こどもの本」コーナーではなく「やさしい本」コーナーにしてくれ。そう思うのだ。

「わしゃジジイじゃが、その幼児が読んでる本が読みたいんじゃよ~」

これからはそういう時代になると思う。図書館はその声に応えて、もっと開放的なレイアウトにすべきではないか。

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プロフィール


温人ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のある物書き。サブスリーランナー。グランドスラム達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。台湾・玉山。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。西天取経の旅人

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はたして放浪のバックパッカーは社会復帰できるのか!? 自由と社会との折り合いを模索するブログです。

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