市民ランナーのランニング三冠王は洗濯王でもある
夢想することがあります。ドラゴンボールの戦闘力を表示するスカウターのように「生涯ランニング距離」が表示されたら面白いのに、と。
私はランナーです。これまで地球一周をはるかにこえる距離を走ってきました。
おそらく私の生涯ランニング距離は全人類の上位1%以内には確実に入っているのではないかと思います。
それほど走り続けてきたということは、それほど洗濯しつづけてきたということでもあります。
考えてもみてください。走るとは汗をかくことであり、圧倒的な距離を走り続けてきたということは、圧倒的な量の洗濯をしつづけてきたということにほかなりません。
夏は汗でウエアがビシャビシャですぐに雑菌が繁殖するので毎日洗濯し、冬は着ているウェアが分厚いのですぐに洗濯槽がいっぱいになってしまうためけっきょく毎日洗濯しています。
夢想することがあります。ドラゴンボールの戦闘力を表示するスカウターのように「生涯洗濯回数」が表示されたら面白いのに、と。はっきりいって私ほど洗濯してきた人間はめったにいないだろうと思います。そういう意味で私は洗濯王といってもいいのではないでしょうか。
膨大な回数、膨大な時間、膨大な考える時間。数限りない試行錯誤。
その洗濯王が、ここでは洗濯の仕方について解説しています。世間一般には誤解があるようなので、洗濯王の洗濯の仕方を参考にしてください。
私はプロの洗濯屋ではありません。でもここに選択のコツをお教えしようと思います。
膨大な回数をこなしてきたということは、膨大な時間をつぎこんできたということであり、つまりは膨大な考える時間、試行錯誤があったということだからです。
× × × × × ×
※雑誌『ランナーズ』の元ライターである本ブログの筆者の書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。
「コーチのひとことで私のランニングは劇的に進化しました」エリートランナーがこう言っているのを聞くことがあります。市民ランナーはこのような奇跡を体験することはできないのでしょうか?
いいえ。できます。そのために書かれた本が本書『市民ランナーという走り方』。ランニングフォームをつくるための脳内イメージワードによって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。「言葉の力によって速くなる」という本書の新理論によって、あなたのランニングを進化させ、現状を打破し、自己ベスト更新、そして市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」
●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム?
●ピッチ走法よりもストライド走法! ハサミは両方に開かれる走法。
●スピードで遊ぶ。スピードを楽しむ。オオカミランニングのすすめ。
●腹圧をかける走法。呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
本書を読めば、言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く走ることができるようになります。
あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
× × × × × ×
どんなレースに出ても自分よりも速くて強いランナーがいます。それが市民ランナーの現実です。勝てないのになお走るのはなぜでしょうか? どうせいつか死んでしまうからといって、今すぐに生きることを諦めるわけにはいきません。未完成で勝負して、未完成で引退して、未完成のまま死んでいくのが人生ではありませんか? あなたはどうして走るのですか?
星月夜を舞台に、宇宙を翔けるように、街灯に輝く夜の街を駆け抜けましょう。あなたが走れば、夜の街はイルミネーションを灯したように輝くのです。そして生きるよろこびに満ち溢れたあなたの走りを見て、自分もそんな風に生きたいと、あなたから勇気をもらって、どこかの誰かがあなたの足跡を追いかけて走り出すのです。歓喜を魔法のようにまき散らしながら、この世界を走りましょう。それが市民ランナーという走り方です。
× × × × × ×
私はマラソンの著作をもっています。プロのマラソンランナーではないのに、どうしてこんなことができるのかというと、膨大な回数をこなしてきたからであり、膨大な時間をつぎこんできたからであり、それは膨大な考える時間をもったということであり、数限りない試行錯誤を行ったということだからです。
洗濯についても、これと同じことが言えます。
洗濯物は裏返しのまま洗濯して、裏返しのまま干すのが正解
先日、テレビドラマを観ていたら、旦那さんが靴下をいつも裏返しに洗濯機に入れているって奥さんにめちゃくちゃ怒られてた。どうして脱ぎっぱなしなの! ちゃんと裏返してから洗濯機に入れてと何度も言ってるのにわからないの! って。なんだかうちみたい……
いやいや。その奥さんは、ものを知らないにもほどがあるね。洗濯ものというのはむしろ脱ぎっぱなし、裏返しのまま洗うのが正解だよ
は? なんでよ?
おれはランナーだから日々実感しているんだけど、汗をかくのは洗濯ものの裏側だよ。表側はそんなに汚れないよ。汚れるのは裏側だよ
汗をかいて、そこに雑菌が繁殖してにおうわけだから。洗うべきは裏側でしょ。
じゃあ干す前に脱水した状態で表側に返すってこと?
いやむしろ干す時も裏返したままの方がいいんだよ。裏側に汗をかいてそこに雑菌が繁殖するわけだから。汗に汚れた裏側を外にして日に干したほうがいいんだよ。日光消毒さ。
そんなの恥ずかしいよ。あそこのうち、全部洗濯物が裏返しだっていわれちゃう。
洗濯ものはベランダのディスプレイじゃねえんだよ!
洗濯の時、衣料は傷つくことがあるんだ。でも裏側になっていれば傷ついても目立たないじゃん。表が外になっていると傷がめだつよ。干す時も紫外線でいたむときがあるんだけど、裏が外になっていれば紫外線も気にならないよ。
なるほど理屈はそうかも。でも私は裏返しに干すのなんて嫌!
理屈じゃないの。生き方の問題よ!
どれだけ寒くてもミニスカの女子高生みたいな「ファッションは気合い」みたいな話しだね?